癇癪が頻繁に現れるうちの娘(4歳・幼稚園年少さん)の話です。
幼稚園に遅刻させたくない親
VS
今やりたいことが最優先の娘
の攻防戦は今もなお続いているのですが、娘の特性である「一番へのこだわり」に目をつけた僕らはその日から「競争」を切り札に使っています。勝率はというと、、、驚異の50%!!
効果ないやん!!!!
と思うなかれ、個人的にはかなり手応えを感じています(ほんとか!?)まあ人間ですし、日によってムラがあります。
朝は8:45には家を出ないと遅刻してしまうので、それまでにごはんを食べ、歯を磨き、顔を洗い、着替えて髪をしばったりします。
当然、娘からすればこれは「やりたいこと」ではないので、朝起きたらまずこれら以外の「やりたいこと」をします。
僕らはこの時間に目をつけました。
朝は6時半に起きるのですが、そこから8時までは娘が「やりたいこと」だけをやる時間にしたのです。
ただし、刺激の強いテレビやスマホ(動画)は観られないようにしています(一旦テレビやスマホを観だすと指示が通らないこともありこうしています)。
テレビやスマホはあれば自然と観てしまうもの。受け身の行為なので、娘にとってやりたいことではないんですね。テレビをとことん観せてから切り替えさせようとしましたが、他にやりたいことがあったようで思うように動いてくれず(ToT)これは失敗から学びました。
8時までの「やりたいことタイム」は、娘が望めば僕や妻もとことん関わります。ごっこ遊び、パズル、トランプ、工作、お絵描き、ひらがな学習…etc.
7時代でなんとか切り替えできて、ごはんを食べ始めればペース的には上出来ですが、問題は8時を過ぎてもまだ切り替えできていない時。
ここからが腕の見せどころです。
今日はこんな感じでした。
まず、娘の前で誰かから電話がかかってきたフリ。
僕「はいはい、ええ、はいはい」
娘(キョトンとしてこちらをじっとみてる)
僕「ええ、はい、娘ですか?まだパジャマのままですね。すいません。。。僕もです。ええ、はい……は、はい、わかりました。今すぐですね、はい(焦るフリ)」
僕(焦って電話を切るフリ)
娘(なにごとかとこちらをじっとみる)
僕「○○ちゃん、なんかね、どこかのおじさんが○○ちゃんとパパどっちが早く着替えられるか競争しなよって言ってる。どうする?競争する?」
娘「するするー!!」
妻が横で親指を立てて“グッジョブ”と言ってくれました。ついこの前まで中指が立っていたのに( ・∇・)すごい成長ぶりです。
ただ、ここからが詰めが甘かった。娘が着替え、そのままの勢いで朝食、洗顔、歯磨きをしたまでは良かったのですが、妻の身支度が全くできていなかったのです。オーマイガー!!!洗濯、僕の弁当作り、そりゃゴミまとめ&出しをやってんだもの、無理もないわな。。。
完璧に身支度を整えた娘でしたが、これでは時間をもて余し、再び「やりたいこと」に没頭してしまうジャマイカ(゜ロ゜) また遅刻!!!
と、思った僕はとっさに機転を利かし(我ながら冴えてる)、「ママが着替えるまでにこのパズルを完成させちゃおう!競争だよ!」と娘に提案すると、娘ノリノリ。よしいける!と思ったのですが、まさかの難航。意外と難しく時間がかかってしまったのです。刻々と迫るタイムリミット。
娘を気持ちよく勝たせてスムーズに幼稚園に行かせるつもりでしたが、これは計算外(゜ロ゜)振り向くとズボン片手に「どのタイミングではけばいいの?」って顔でアイコンタクトを送る妻。
残り5分というところでようやく完成の兆しが見え、一気に完成( ´∀`)と、同時に妻にアイコンタクトを送り、「え?もうできたの?ママ、負けちゃった~」と、言ってと妻に指示出し。
ギリギリセ~フ( ´∀`)
試合に負けて勝負に勝った瞬間でした。
「競争心」に加えて、これからは「瞬発力」も重要なウエイトを占めていると感じました。
なんか部活みたいになってきたな。。。
試合に負けて勝負に勝って学んだこと
教室の毎日
20/02/14 22:10