児童発達支援事業所
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ジュニアスクール虹の橋フレンズ港教室

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口元とお皿の距離を現実的に詰めて成功体験を

教室の毎日
こんばんは。

今日は全体ミーティングでした。本来なら月1に行っているのですが、コロナの影響で実に4ヶ月ぶり。

職員同士なかなか面と向かって込み入った話ができていなかったので、ようやくといったところです。朝から子どもたちが居るとなかなか職員だけの時間を作るのって難しいですからね。

感染症対策をはじめ、職員間の連絡事項、今後の体制など幾つかのテーマに分けて話し合いました。

中でもやはり盛り上がったのは子どもたちの支援について。児童発達支援管理責任者のTさんを中心に、個別支援計画に基づき、その子にとって今はどんな支援が必要か話し合いました。

日々成長を続ける子どもたちなので、数ヶ月前と同じ支援でいい訳がない。職員間の共通の認識です。子どもたちの成長に合わせて職員も成長すべきだと僕は考えています。

例えば肢体不自由児のKくん。彼の目下のテーマは「スプーンを使って食事をする」というものなのですが、話してみると職員ごとにやり方が少し異なっていることが判明。

ある職員は机にお皿を置いた状態で、Kくんの左手ごと持ってお皿に添え、お皿を固定させた状態でスプーンを順手で食べさせるというもの。スプーンは自ら持てるので、職員はその手を軽く手で支えてサポートするようなイメージです。

方やある職員はお皿を職員が口元まで持っていき、食べ物と口の距離を詰めた状態で順手のスプーンで食べてもらうというものでした。

どちらのやり方も「スプーンを使って食事をする」というテーマに添ってはいますが、Kくんからすれば、どっちか統一してよ!って感じでしょうね(´д`|||)

そこで一旦、支援方法を見直すことに。

まず、Kくんのスプーンの動きに注目しました。順手のKくんは、スプーンを平行に動かすことが難しく、いざスプーンを口に運ぶ時、どうしても手首を猫の手招きのようにクイッと返すのが癖。口に入る前にスプーンから食材がこぼれてしまうことがままあるのです。

その瞬間、Kくんの顔が強ばり「あー!もう!」と言わんばかりの勢いでスプーンを投げ捨てる場面を度々目撃しています。

そりゃ何度も失敗していたら嫌になるよね(´д`|||)

Kくんにとっていま必要なのは、自分でスプーンを使って食べられたという成功体験ではないでしょうか。う~ん、きっとこれだな(о´∀`о)

ならば、手首を返した時にスプーンが口元にあれば上手に食べられるのでは?

そんな仮説を立て、次回からKくん用のミニテーブルを用意しようということになりました。「口元とお皿の距離を現実的に詰める」ことでKくんのスプーンの動きに合わせ、スプーンを使いやすくしようということですね。普段使用しているテーブルの上にミニテーブルを置き、その上にお皿にを置いて食事を提供しようと。

上手くいくかどうか分かりませんが、まずはチャレンジあるのみです!





写真は本日の取り組み「毛糸モビール作り」の様子。風船に水で溶かしたボンドを塗り、グルグルと毛糸を巻き付けました(今日はここまで)。

十分乾かした後、風船を割るとそのままの状態で固まった毛糸がまるでモビールのように見えるんですよ。

完成したらまたご報告しますね(о´∀`о)

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