今日、中学2年生が作成するのは、闘牛ロボット 「ウッシーくん」 だ。
このロボットは、本物さながらの牛の動きをするのが特徴だ。
その動きを再現させるために、回転運動と上下運動を組み合わせた特殊な仕組みになっている。
この仕組みで、本物の牛のように、あしを動かしながら前に進む動きができる。当然、すべてのギアが正しくかみ合わないと動かない。
まさにそのギアのセットを組む時、生徒はしばらく考え込んだ。
どうやら、モーターのピニオンギアとベベルギアがうまくかみ合わないようだ。
しばらく、ギアがうまくかみ合わないのはどこに問題があるのかを考えていた。
しかし、なかなか問題点にたどりつけない。
諦めかけそうになったが、生徒は自分の弱さに負けなかった。
何度も何度もテキストを読み返し、問題点に気づき、ついに完成させた。
生徒は、やっとの思いで完成した「ウッシーくん」を満面の笑顔で見守っていた。
ウッシーくん
教室の毎日
20/02/07 21:41