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今日も視覚支援の話題を提供しようと思います。
(株)おめめどうの「〇×メモ」を使った一場面をご紹介します。
さて、この写真、何の〇×を示しているかわかりますか?
これは我が家で昨日使った〇×メモです。
食べやすいように、春巻きを半分にカットして出したところ、カットしていない方から食べていました。父親が何回かカットしてある方から食べるように言葉で説明したけれど、まったく聞き入れる様子がありません。父親は頑固だな・・・と言わんばかりに嫌そうな表情をしていました。
そこで、この〇×メモを見せます。
すると、ちゃんと納得してカットした方から食べていました。
手も体もない簡単な絵!これで通じるんです。
イラっとする前にやってみる価値はありそうですね。
父親はそれを見て、「へえー」とちょっと驚いたようでした。頑固というだけではなかったようですね。
お子さんは、自分のやり方を通したい!と思って大人のアドバイスを聞かない場合もありますが、よくわかっていないので聞いていないのかもしれません。
おめめどうのような既製品で、フォーマットが同じものを何度も使っていると、お子さんも理解がよりスムーズになっていきます。
大人は、”ちがうよ”、”だめだよ”と、×の方を説明することが多いですが、お子さんたちには、じゃあ〇は何なのか?どうしたらよいのか?はよく伝わっていないことが多いです。 言葉による説明であっても、やって欲しいことをしっかり伝える、肯定的な情報をつたえるようにすると、お子さんが理解しやすく、気持ちの面でも受け入れやすいです。
どんな書き方なら通じるのかは、お子さんによって違いますので、分かる情報は何か?を考えていく必要があります。不要な情報をカットした写真ならわかるお子さんもいらっしゃいます。
お子さんたちは、わかりやすく情報を伝えてくれる人が好きです。
肯定的に話してくれる人が好きです。
肯定的に話してくれる人のアドバイスを受け入れやすいです。
大人のアドバイスを聞くと、良いことがあったという経験を積み重ねると、それは強化されてどんどんと大人のアドバイスを聞いてくれるお子さんになります。(思春期以降はまたちょっと違ってきます)
アドバイスどおりにやっている時には、「そうそう!」「いいね!」としっかり認めましょう。
視覚支援は、習慣にならないとなかなか大人がやらないことが多いです。
とっても些細なことから始めてみて、”あっ!これならわかるんだ!”を大人が積み重ねると、次はこんな風に見てもらったらわかりやすいかな?と大人が工夫していき、どんどん良いサイクルとなっていきますよ。
お子さまについて、心配事、ご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
見学、体験も随時行っております。ぜひ気軽に足をお運びください。
お問い合わせは、電話 026-219-6045
【TODAY東和田】子どもにイラっとする前に
教室の毎日
23/06/13 17:56