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新年度がはじまって、もう1カ月。早いですね。
園の年間スケジュールには、そろそろ遠足や、野菜の植え付け体験などが入ってきているでしょうか?
当施設をご利用のお子さんの半数以上は、保育園や幼稚園にも通っています。
園の先生から、「行事、どうしますか?参加されますか?」などと聞かれてドキッとしたことはありませんか?
(えっ?・・・本当は参加したら迷惑なの?)
(参加したら、本人が辛いってことかしら?)
まずは、先生はどんな風に思うのか率直に聞ける関係性があるといいですね。
先生方も、保護者のみなさんがどんな意向だろうか?先生方の言動で傷つけてしまわないかなど心配してくださっている場合が多いように思います。
園行事への参加に対しては色々な考え方あるので、こうしましょうとは言いません。
またまた我が家の場合をご紹介させていただきますので、わずかでも皆さまの参考になる部分があれば幸いです。
我が家の場合はだいたい、こんな流れで参加不参加の決定、準備を進めています。
1)行事の内容を教えて頂く
2)本人主体で参加の可否を考える
3)特別な配慮をしていただける点について相談する
詳しくみていきますね。
1)行事の内容を教えて頂く *( )内はあくまで我が家の知的障害をもつケイちゃんの例です
・見てわかる内容が多いか(話を聞いている時間が多い場合は、本人にはわからない)
・待ち時間が長いか(待ち時間は本人にとって意味理解困難で苦痛)
・必要な体力・歩く距離や時間など(疲労は問題行動の引き金)
・本人の好む要素があるか
例えば、運動会のパラバルーンなら、パラバルーンという具体物がでてくることで、本人はすべきことが理解しやすいです。
しかし、組体操となると話は別です。道具なしで、イメージを共有し、他者と協力する非常に高度な内容になります。本人に理解しにくく、いちいち身体的な介助で教えられることは苦痛が多いだろうことが予測されます。
他にも騒々しい空間が苦手など、お子さんによって、好むポイント、苦手なポイントはそれぞれありますよね。
2)本人主体で参加の可否を考える
・本人にとって楽しいかで判断する
”みんなと一緒”にこだわると、みんなと少し違うところのある子どもにとっては辛い事もあります。
思い出作りという気づかいで、園の先生は参加を勧めてくださる場合もありますが、我が家の基準は断然本人にとって楽しいかどうかです。
保護者方針として、”みんなと同じにこだわらない”。本人にとって無理がないことが一番であると方針を明確にお伝えしています。
3)特別な配慮をしていただける点について相談する
・遠足であれば、事前にスケジュールを聞いて絵で用意します。
先生が準備してくださることもあるので、相談しておきます。
・体力が低いので、遠足のお弁当は直前まで先生に持っていただくなどの配慮をお願いします
・座ってお話を聞く時間が長い場合は、その場にいることにこだわらず柔軟に対応頂いています。
集団なので、他のお子さんに危険が及ばないかなど、本人以外の要素もあり悩みますよね。
最近では、運動会でハンディのあるお子さんの走る距離を、脚の早い他のお子さんが代わりに長く走るなど、園ごとのインクルーシブな工夫を見るようにもなっています。そうした経験は、他のお子さんにとってもプラスであることも多いでしょう。みんなで考えると思わぬよい案がでるかもしれませんね。
怖がらずに胸の内を伝え、お子さん、ご家族、それぞれの選択が都度できるといいですね。
お子さまについて、心配事、ご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
見学、体験も随時行っております。ぜひ気軽に足をお運びください。
お問い合わせは、電話 026-219-6045
【TODAY東和田】行事に参加するべきか・・・
教室の毎日
23/06/13 18:08