11月19日(金)、土曜参観の振り替え休日の学校があり、
2人のお子さんが、午前中から来所しました。
他の学校のお子さんは、早いところでも15時半過ぎ。
ちょっと時間稼ぎに公園でも行こうということにしました。
その公園で遊んでいる二人を見ながら、職員の一人が、
近くに何かないかなと調べていたところ、
以前走っていた電車の中に入らせてもらえる所を見つけました。
これは、東武熊谷線で使われていた車両です。
同路線は、1983年まで、熊谷-妻沼間を走っていました。
この展示があるのは、妻沼資料館という所で、
荻野吟子の生家を模した建物で、
歴史資料や個人作品の展示などを行っているそうです。
係の方にお願いすると、電車の鍵を開けてくれ、
中に入ることができます。
運転席は、仕切り棒の上げ下げだけなので、
自由に入って座る事もできます。
私たちの教室に通ってくるようなお子さんには、
鉄道好きが多いです。
心理を専門としている私にも、何故かはわかりません。
でも、何らかのハンディを持って生ませてきた方には、
昔から、鉄道好きが多いことが知られています。
鉄道のおもちゃで遊んだり、見に行ったり、写真を撮ったり。
いわゆる、乗り鉄、撮り鉄などと呼ばれる人も多いです。
そして、詳しい。
中には、時刻表を丸々覚えてしまうような方もいるそうです。
或いは、ローカル線の駅をよく知っていたり、
いろいろな車両をよく知っていたり。
私たちは、これまでも、何度か、
電車を見に、駅の近くまで散歩に行ったことがあります。
とても喜んで、生き生きと感じられます。
好きなことがあると、人間は落ち着きます。
落ち着いた生活が増えると、パニックが減り、成長します。
一人一人の子が、どんなことに興味を持ち、
落ち着き、成長につながるか、
鉄道に限らず、それぞれの子の理解を深めていきたいと思います。
電車の運転席に座ったよ
教室の毎日
21/11/24 12:13