夏休みももう残りわずかになりました。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。藤原です。
シェルフたけさと教室は毎日子供達の元気な
笑い声でにぎわっています。
手先が器用なお子さんに手芸に挑戦してもらっている
と以前ブログでご紹介しましたが
先日も素敵なパンプキンバスケットが
出来上がりました。
ずれないように「しつけ」をしてから縫い始めます。
面倒くさがりな私はしつけを省くので布が
よれてしまうことも良くあります。
このしつけは子育ても同じだなと思っています。
ざっくりと縫ったしつけ糸は本縫いが終わると
切って取りはずします。
「躾」は子供が大きくなり
自分のスタイルが決まるまでの準備期間に
必要な形づけといった感じでしょうか。
形が決まったらしつけ糸は切り捨てられるのです。
そんな風に考えてみると
自分の思う様にならなくても腹をたてたりしなくて
よかったかも💦と思うのです。
子供が小さい時は他のお子さんと自分の子供を
比べたり口うるさく同じ事で怒ったり…
今となってはもう少しうまく振る舞えなかったのかと
反省します。
大きくなった我が子を見ると教えていないことを
たくさん知っているし、やっています。
子供の性格や個性を大切にしながら
無理のない程度に行う❗
大切にしたいことは伝え続ける❗
少し長い目で作戦を立てて行く❗
ゆるいくらいがちょうどいいかもしれません。
学生の頃
幼児教育ってなんですか?と質問した時に
先生が「簡単に言えばあなたが今椅子に座って
人の話が聞けること。靴を揃えて脱げる事かな。」
と言われました。
「靴を揃えて脱げる…自分の行動を振り返るって
大事よね。当たり前のようだけど当たり前を
自然に身につけるって大変よね。
小さい時にあなたはそれらを幼稚園の先生に
教わったのよ。」と言われ小難しい返答があると
構えていた私は(先生ごめんなさい💦)
衝撃を受けたのを覚えています。
おおげさかも知れませんが今日の私の関わりが
10年後の子供達を支える事になるのだと思って
今まで働いてきました。
教室では挨拶、椅子の座り方、お箸のマナーや
排泄の手順も行いますが
ハサミや鉛筆を手渡す時のマナー
身だしなみ等もしっかり行ってもらいます。
いつか社会に出た時に
誰からも愛され守られて生きていく
子供達であって欲しいのです。
先日やっと集団活動に興味が出てきたと
連絡帳で親御さんにお伝えしたところ
「その言葉だけで今日を生きる力になる」と
お返事をいただきました。
どんな思いで毎日子育てされているかと
思ったら涙が溢れました。
教室でできることは小さな事ですが少しでも
お役に立てる支援をと新たに決意しました。
ご家庭で繰り返される毎日の「躾」…
すぐにできなくて当たり前です。
この年になっても母に言われた事を懐かしく
思い出すのですから。
親に言われた事をどこかで覚えていて
きっとどこかのタイミングで思い出します。
躾は社会に出るためのパスポートみたいなもの。
どうか繰り返される毎日が楽しい日々であります様に。
ちょっと暑苦しい文面を
最後までお読みいただきありがとうございました。
躾
教室の毎日
21/08/14 17:37