こんにちは。ハッピーテラス戸畑駅前教室02の原田です。
本日は、個別トレーニングでの取り組みについてご説明させていただきます。
今回ご紹介する取り組みは、「言葉の伝え方」についてのトレーニングです。主に小学生以上のお子さんで、言葉のストレートさが気になる・言葉のチョイスが少しずれていることがある等、他者とのコミュニケーションに課題を抱えているお子さんを対象に行っています。
今回のお子さんは、お母さんに対して「お母さんって、扱いやすいよね」と発言をしてしまったようです。保護者さんがそのことを気にされていたため、お子さんと一緒に、どんなことを伝えたかったのか考えてみることにしました。
まずは、「扱いやすい」の意味を調べてみました。Weblio類語辞典によると、「扱いやすい」の意義素の一つに、「思考やつくりが単純で動きが予想しやすく、扱いやすといさま」というものがありました。お子さんと話す中で、相手の「動きが予想しやすい」と、「自分は安心する」と本人の口から、自分の気持ちが出てくることがありました。つまり、お子さんは、お母さんに対して、「自分のしたことに対して、どんな反応があるかわかっているから、安心する」ということを伝えたかったようです。それがわかると、お子さんはすっきりした様子でプリント上の「言い換えの言葉」の欄に「安心する」と書き込んでいました。
プリントを埋めた後は、スタッフとロールプレイを行いました。実際に言葉で出してみることで、練習を行います。その後はそのお子さんは、お母さんに対して「扱いやすい」と伝えることはなくなりました。
プリントで学習し、インプットをする→スタッフとのロールプレイを通してアウトプットの練習を行う→他者との関わりを実践の場面とし、実際にアウトプットを行う、という流れで、お子さん達が学んだことを身につけ、生活で生かせるようトレーニングに組み込んでいます。
ハッピーテラスでは、お子さんの課題や年齢に合わせたトレーニングを考案しております。曜日や時間帯によっては空きがございますので、気になった方はお気軽にお問い合わせください。
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個別トレーニングでの取り組みのご紹介(言葉の伝え方)
教室の毎日
22/11/16 12:48