こんにちは。
児童発達支援事業所STELLA KID(ステラキッド)鶴ヶ峰教室です。
絵本の寄付をたくさんいただいたお話をさせていただき、読み聞かせについても触れましたので、今回は「お子さんの年齢に合わせた絵本の選び方」をご紹介したいと思います。
ー 読み聞かせの効果ー
読み聞かせには
・想像力が豊かになる
・情緒豊かな子どもになる
・親子のコミュニケーションツールとなる
・言葉をたくさん覚える
・読書好きの子どもに育つかも?
などの効果があるとお伝えいたしました
しかし、これらの恩恵も絵本の内容とお子さんの年齢が合っていなければ十分な効果を発揮しません。
ーしかし、書店に足を運んでも絵本は数限りなくあり、
「うちの子にはどの本を選んだらいいのかわからない?」
と思われる方も多いことでしょう。
そこで、参考程度ではありますが、お子さんの年齢に見合った絵本の選び方の目安をご紹介いたします。
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ー0歳児向け:絵本選びのポイントー
0歳といえばまだ文字も読めませんし、物語も理解することは難しい時期です。
しかし、色々な情報を吸収して学ぶための最初の時期でもあるので、「見る」ことや「聞く」ことがとても大切になります。
したがって、0歳児向けの絵本は
・シンプルなイラスト
・色合いがはっきりしているもの
・オノマトペ*1が含まれるもの
・リズムの楽しめるもの
などが上げられます。
【0歳にはこの絵本がおすすめ】
『もこもこもこ』
谷川俊太郎(著)元永定正(絵) 文研出版
詩人としても有名な谷川俊太郎さんのオノマトペの世界が広がります。イラストの色合いや形が変わっていく様が楽しい絵本です。
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ー1〜2歳児向け:絵本選びのポイントー
1〜2歳になると言葉の吸収もすすみ、少しずつ意味のある言葉を使いこなせるようになる時期となります。言葉で自分の意思を表現できることも増えて来るので、語彙を増やすことや正しい言葉の意味を学習するには絶好の時期と言えるでしょう。
したがって1〜2歳児向けの絵本は
・シンプルなストーリー構成のもの
・繰り返しのフレーズが楽しめるもの
などが上げられます。
もちろんオノマトペやリズム要素があると一層楽しさが広がります。
【1〜2歳にはこの絵本がオススメ】
『がたん ごとん がたん ごとん』
安西水丸(著)福音館書店
可愛らしいイラストや挿絵でもおなじみの安西水丸さんの絵本。
「がたんごとん」という走る機関車「のせてくださーい」と次々乗りこむお客さん(?)が次の展開をワクワクさせます。
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ー3〜4歳児向け:絵本選びのポイントー
3〜4歳になるとさらに言葉の発達はさらにすすみ、お父さん、お母さんや周りのお友達、テレビのキャラクターのセリフなど色々なところから言葉を真似て吸収していきます。この年齢になると絵本のストーリーも少しずつ理解できるようにもなります。
したがって、3〜4才児向け絵本は
・シンプルなストーリーのもの
・お子さんに分かりやすいことばでつづられているもの
などがおすすめです。
また、お子さんによってはイラストの好みなども出てきますので、
お子さんのとっつきやすいタッチのイラスト
などを押さえておくと良いかと思います。
【3〜4歳にはこの絵本がおすすめ】
『ぐりとぐら』
なかがわ りえこ (著)おおむら ゆりこ (イラスト) 福音館書店
おなじみ「ぐりとぐら」シリーズ。
やさしい絵柄とほのぼのとしたストーリーが魅力です。大きな卵を拾ったぐりとぐらは何をするでしょう?たくさんの動物も登場する楽しいお話です。
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ー5〜6才児向け:絵本選びのポイントー
5〜6歳になると読める絵本の幅がかなり広くなってきます。
幼稚園や保育園でも絵本や紙芝居に触れ、物語を読んだり聞いたりする力や集中力(持続力)も付いてきます。
何より特徴的なのは絵本に出て来るキャラクターに自分を重ね合わせたり、キャラクターの気持ちの動きを理解できるようになるということです。
したがって、5〜6才児向けの絵本は
・より深みのあるストーリーのもの
・喜びや悲しみなどの感情表現豊かなもの
を選ぶと良いかと思います。
【5〜6才にはこの絵本がおすすめ】
『100万回生きた猫』
佐野洋子(作・絵) 講談社
言わずと知れたベストセラー絵本。
タイトルからもどんな話なんだろうと好奇心を刺激されますね。ストーリー性も非常に高く、言葉だけでは言い表せない感情の機微を感じます。
一回読んだだけでは難しいかもしれませんが、子どもから大人まで愛される味わい深いストーリーですので、繰り返し読んであげたい作品です。
いかがだったでしょうか?
絵本は小さなお子さんにとっては身近な学習教材であると同時に、素敵な想像の世界を冒険させてくれる魔法のアイテムでもあります。
今回紹介させていただいた絵本選びのポイントやおすすめ絵本は飽くまで目安になりますが、参考になれば幸いです。
お子さんがたくさんの素晴らしい絵本と出会えることを心から応援いたします。
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当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
・感情の調整が難しい
・人の気持ちを読むことが難しい
・お友達とのトラブルが多い
・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
・発達に心配がある
・不器用
・視線が合わない
・幼稚園、保育園、小学校への就学が不安だ
などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。
※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。
児童発達支援事業所STELLA KID鶴ヶ峰教室のホームページはこちら
→https://sites.google.com/view/stellakid
STELLA KIDのコラム“療育の扉”はこちら
→https://stellakid-column.hatenablog.com/
一般社団法人KID-Gのホームページはこちら
→http://www.kid-g.com/
住所:横浜市旭区白根5−10−1 AOKIYA BLD 1階
【見学・体験随時受付中】年齢別絵本選びのポイント
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19/06/06 14:09