こんにちは。
児童発達支援事業所STELLA KID鶴ヶ峰教室です。
今回は「危ないことを好んでする」お子さんの対応の仕方についてお話しします。
高いところにすぐ登ろうとしたり、急に走り出して道路に飛び出したり…。お子さんの「危ない!!」と思うような行動にお悩みではありませんか?
こうした行動が特性に起因する場合、そのお子さんの多くは小学生になっても授業中に窓の外が気になって席を立ってしまったり、友達と遊んでいても移り気で遊びを途中で抜けて他のことに気が向いてしまったりする傾向にあります。
また、それらが顕著になってくると親や先生に叱られることも多くなり、友達関係のトラブルの原因になってしまう場合があります。
しかし、お子さんは決して悪気があって立ち歩いたりしているわけではありません。
お子さん自身もふりかえれば「わるかったな」と考えることができるのですが、考えるより先に体が興味に引っ張られてしまうのです。
【注意するにはコツがある】
高い塀の上に登って遊んでいるお子さんがいます。
あなたならどのように声をかけますか?
「危ないでしょ」
「落っこちるからやめなさい」
そんな言葉が真っ先に出るのではないのでしょうか?
それは正解です。
危ない行為を見つけたら安全確保が最優先。
しかし、きっとこの声かけの仕方では、また同じことを繰り返す可能性があります。
声の掛け方、注意の仕方にはコツがあるのです。
【注意をするときのコツ】
注意をこちらに向けさせる
=先に述べたようにこうしたお子さんは「興味にまっすぐ」である反面、移り気で注視することが苦手です。
「〇〇(くん・さん)」と名前を読んでこちらに注意が向いたことを確認しましょう。その上で次のステップに進みます。
安全の確保
=注意を向けたら「こっちへきて」と安全な場所に誘導します。
内心はどんなに慌てていても、怒らず、焦らず、淡々と対応しましょう。
決して笑ったりしてはいけません。はっきりと、簡潔に伝えましょう。
状況がわかるように具体的な言葉で注意する
=興味が優先され、行動が先立ってしまうお子さんの場合、どんな状況なのか、どのくらい危ないのかを客観的に捉えることが難しい場合があります。
そんな時は
「高い壁の上はフラフラするから危ないよ。」
「落ちたら大怪我をするんだよ。」
「登ってはいけません。」
と状況を具体的に説明してあげましょう。
この時も決して笑わず、はっきり、簡潔につたえます。
いかがだったでしょうか?
大きい声で
「危ないでしょ!落っこちるからやめなさい!!もうなにやってるのよ!」
と捲したてるように叱っても、もしかするとお子さんにしてみたら
「誰に言ってるの?」
「なんのこと?」
くらいにしか捉えらえていない可能性があります。
移り気で、注意力が散漫な傾向にある子さんの場合、まずは
「注意をしっかりこちらに向ける」
これが当たり前のようで実はとても大事なステップとなります。
もしお子さんの危険な行動にヒヤッとすることが多い場合は、一度ためしてみてはいかがでしょう?
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当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
・感情の調整が難しい
・人の気持ちを読むことが難しい
・お友達とのトラブルが多い
・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
・発達に心配がある
・不器用
・視線が合わない
・幼稚園、保育園、小学校への就学が不安だ
などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。
※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。
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ステラキッド【危ないことを好むお子さんの対応】
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19/06/07 18:05