児童発達支援事業所
  • 問い合わせ受付中

児童発達支援事業所STELLA KID 鶴ヶ峰教室のブログ一覧

近隣駅: 鶴ヶ峰駅、西谷駅 / 〒241-0005 神奈川県横浜市旭区白根5丁目10番地1
24時間以内に1が見ています!
空き確認・見学予約
電話で聞く場合はこちら 050-3187-9503

【見学・体験受付中】気持ちが上手に伝えられないお子さんに

雑記
こんにちは。
児童発達支援事業所 STELLA KID(ステラキッド) 鶴ヶ峰教室です。

児童発達支援で療育を必要とされる保護者の方々からよくあるご相談に「自分の気持ちがうまく伝えられない」
というものがあります。

今回はそうしたお友達や先生に自分の気持ちをうまく伝えられないお子さんについてのお話です。

ー気持ちの表現を豊かにー
私たちの社会(特に日本では)では、微妙な感情表現や言葉の裏に含まれる気持ちなどがあちらこちらに存在し、相手のそうした気持ちを察し、思いやることができるのは美徳とされています。
また同時に、自分の主義主張を明確かつ適切な表現で、自信を持って発言できるということは社会人としても一目置かれています。

もちろん、児童発達支援をご利用になる小さなお子さんにこれらを求めることはまだ少し難しいことですが、いずれ社会へ巣立って行くお子さんには、より豊かな表現を身につけてほしいものですよね。

実は、小さなお子さんが豊かな表現を身につけて行くにはご家族や幼稚園、保育園の先生など周りの大人の声かけがとても大切になります。

では、実際にどのような声かけをすれば小さいお子さんの気持ちの表現力を豊かにすることができるのでしょうか。



ー気持ちの表現を豊かにする言葉がけのコツー
CASE 〜おもちゃトラブル〜
小さなお子さんの社交場である「公園」。公園では日々、子どもたちの明るい笑い声が響いていますが、時にはケンカや鳴き声も聞こえてきます。
Aくんは砂場でお山をつくっています。その手に持つのは、カッコいいヒーローのイラストが描かれているピカピカのシャベル。途中でちょっとバケツが使いたくなってシャベルを横に置いた途端、隣からBくんがシャベルを取り上げてしまいました。Aくんは大騒ぎ。「Bくんが僕のシャベル取ったー!ウワァァァーーン!!」と泣き始めてしまいました。一方Bくんは「ちがうよ!置いてあったんだよ!」とプンプン怒っています。

こんな時、あなたならどのように対処しますか?


【対応例】
こんな時はAくん、Bくん両方にそれぞれ声をかけてあげましょう。
声をかける場面はAくん、Bくん二人がいる場面が良いです。

Aくんには
「取られちゃって悲しかったね」
「急になくなっちゃったからびっくりしたんだよね」など、

Bくんに対しても同様に
「置いてあったから使いたくなっちゃったんだよね」
「かっこいいシャベルだから使いたくなっちゃったよね」
と気持ちを代弁してあげる言葉がけをしてあげましょう。

小さなお子さんはまだ表現も幼く、自分の感情と客観的に向き合うことが不得手です。そこで、近くの大人が気持ちを代弁してあげることにより、
「自分の今の気持ちはこうだったのか」
「相手はこういう気持ちだったのかもしれない」
という学習をすることができるのです。
赤ちゃんが転んで泣いているときに「痛かったね〜」と声をかけますよね?
あれは実はとても理にかなっているのです。

「これはAくんのだからAくんに聞こうね」
「貸してって言えばいいんだよ」

という声かけももちろん正解ですが、それは今起こっている事態に対する対処法であり、
「なぜAくんが泣いてしまったのか」
「なぜBくんはシャベルを取ってしまったのか」
という行動の後ろに隠れている気持ち(=理由)が置き去りにされてしまっています。
二人が揃っている場面で声かけをするのも、相手の気持ちはどんなだったのかを大人の代弁によって聞き、経験として蓄えるためなのです。

ーまとめー
気持ちとは目に見えない複雑かつ繊細なものです。
自分や他者の気持ちを理解したり、気持ちを客観視して相手に伝えるということは、単純に言葉を話すこと以上に難しいことなのです。

日本人は世界的には表情が乏しく、感情が伝わりにくい人種とされていますが、それ故なのか、感情を表す表現が実にたくさん存在します。
小さなお子さん達がそうした豊かな表現力を身につけて行くには、まずは人間関係の中で心のふれあいを積み重ねることがとても大切なのです。
それは上のCASEにあげたトラブルばかりではなく、「嬉しい」や「楽しい」場面に対しても同じことが言えます。
また、必要に応じてその都度大人が気持ちを代弁してあげることで、自他の気持ちを客観視する練習にもなり、いずれ自分の気持ちを自分で表現するようになる土台にもなっていくのです。
**********************************************************************
当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
・感情の調整が難しい
・人の気持ちを読むことが難しい
・お友達とのトラブルが多い
・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
・発達に心配がある
・不器用
・視線が合わない
・幼稚園、保育園、小学校への就学が不安だ
などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。

※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。

児童発達支援事業所STELLA KID鶴ヶ峰教室のホームページはこちら
→https://sites.google.com/view/stellakid
STELLA KIDのコラム“療育の扉”はこちら
→https://stellakid-column.hatenablog.com/
一般社団法人KID-Gのホームページはこちら
→http://www.kid-g.com/

住所:横浜市旭区白根5−10−1 AOKIYA BLD 1階

掲載情報について

施設の情報
施設の情報は、株式会社LITALICOの独自収集情報、都道府県の公開情報、施設からの情報提供に基づくものです。株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設の利用を推奨するものではありません。ご利用の際は必要に応じて各施設にお問い合わせください。施設の情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。


利用者の声
利用者の声は、施設と関わりをもった第三者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。 「やらせ」は発見次第厳重に対処します。


施設カテゴリ
施設のカテゴリについては、児童発達支援事業所、放課後等デイサービス、その他発達支援施設の3つのカテゴリを取り扱っており、児童発達支援事業所については、地域の児童発達支援センターと児童発達支援事業の両方を掲載しております。