こんにちは。
児童発達支援事業所STELLA KID(ステラキッド)鶴ヶ峰教室です。
今回は当教室で使用している教材【表情カード】についてご紹介します。
【表情カードの使用のねらい】
家族・兄弟・友達・先輩・後輩・上司・そして自分ー。
社会の中で生活するには自分を含め、色々な人の気持ち、感情と向き合わなければなりません。
これができないと自分の気持ちを上手に表現できずに誤解されてしまったり、場の空気を読むことができずに「常識がないやつだ」とレッテルを貼られてしまったりします。
これは定型発達(=発達障害でない)の方も、発達障害を抱えている方も含め、あらゆる人の課題でありますが、特に自閉症スペクトラムを抱えている方の場合、相手の表情やそこに表れている感情の読み取りに苦手さがついてまわります。
今回ご紹介する「表情カード」はそうした課題に対してアプローチするための教材です。
【表情カードの使い方】
表情カードの使い方は様々です。
今回はその一部をご紹介します。
【どんなかお?】
まずは一番シンプルな表情カード。
余計な情報は一切ない、表情のみのイラストになります。
最初は先生がイラストの顔を真似したりしながら「うれしー」「おこったぞー」など声を添えて、表情が表している気持ちをよりわかりやすくしてあげても良いですね。
まずは「表情」と「気持ち」のリンクを促します。
【気持ちの仲間わけ】
気持ちの仲間わけを行います。
気持ちには喜怒哀楽という言葉以上に複雑な分類わけがありますが、今回はとりあえず「いいきもち」「いやなきもち」の仲間わけを行えればOKです。
【どんなきもち?】
「どんなかお?」や「気持ちの仲間わけ」よりも情報量が多いカードを使います。
イラストに現れている人と人との関係性や状況から判断して、中心となる男の子がどんな気持ちでいるのかを考えます。
最初は気持ちを表現する言葉も少ない(あるいは「いいきもち」「いやなきもち」という大きな括りで気持ちを表現するお子さんも多い)ので、つまずくお子さんも多いですが、人間の感情はもっと複雑ですよね?
先生と一緒に「これは〇〇な気持ちかもしれないね。」とお話をしながら、イラストに描かれている男の子の気持ちに寄り添って行きます。
自閉症スペクトラムを抱える方の場合、定型発達の方と比べて気持ちの読み取りに苦手さを抱えていると説明しましたが、それは訓練と経験で補うことが可能です。
今回ご紹介した「表情カード」はまだそれほど
人間関係が広くなく、
集中力や持続力が未発達な幼児期のお子さんに、
楽しく、飽きずに取り組んでもらう
ことを狙いとした教材であり、幼児期の自閉症スペクトラムを抱えるお子さんには積極的に取り組んでもらっております。
もし、当教室のプログラムに興味をお持ちになりましたらお気軽にお問い合わせください。
現在、まだ空いている枠はございますが、1日10名までの定員制のため、お問い合わせはお早めに!!
※当教室、児童発達支援事業所STELLA KIDではLITALICO発達ナビの教材を導入しています。
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当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
・感情の調整が難しい
・人の気持ちを読むことが難しい
・お友達とのトラブルが多い
・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
・発達に心配がある
・不器用
・視線が合わない
・幼稚園、保育園、小学校への就学が不安だ
などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。
※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。
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表情カードのご紹介
教室の毎日
19/07/23 11:37