こんにちは。
児童発達支援事業所STELLA KID(ステラキッド)鶴ヶ峰教室です。
当教室は1日10名までご利用いただける定員制となっております。
現在まだ空いているご利用枠はございますが、長期休みのためお問い合わせも増えておりますので、見学・体験をご希望の方はお早めにお問い合わせください。
さて、当教室では「先の見通しが持てないと不安になる」といった子さんに対しても支援を行なっております。
今回はそうした先の見通しを持ち、安心してプログラムに参加できるような教室の工夫をご紹介します。
【「見通しが持てないと不安になる」ってどういうこと?】
誰しも「次は何をするのかわからない」という状況に陥ると不安になるものです。
人によってはそうした状況を「次はどんなことが起きるのだろう?」と楽しみにできる方もいますが、発達障害を抱えるお子さんの場合、不安を強く感じる傾向にあり、イライラソワソワしたり、落ち着かなくなったり、パニックになったりしやすいという特徴があります。
そうした特性を回避し、ご家庭や教室で安心して過ごすためには今回紹介するような「見通しの工夫」が必要になってきます。
【見通しの工夫(1)〜入室の流れ〜】
当教室STELLA KIDでは入室してすぐのところに入室後の流れが掲示されています。
このように分かりやすいイラストを用意することでお子さんは一つずつ確認しながら進めていけます。
【見通しの工夫(2)〜始まりの会〜】
入室後の流れが終わったら、着席して「始まりの会」を行います。
始まりの会でも流れが分かりやすいようにイラストを用意してあります。
始まりの会では
・今日の日付、曜日、天気の確認
先生が日付、曜日を読み上げるのでお子さんたちはそれを復唱します。
最初は真似だけで大丈夫。
繰り返したりプログラムを進めていく中で少しずつ数字や日付、曜日についての感覚が養われていきます。
お天気も、お子さんに「今日のお天気はどんなかな?」と問いかけるなどして天候への関心を高めます。
・お名前の確認(点呼)
お名前を呼びます。
ネズミ・ウサギ・ライオンなど声大きさを動物に見立てて、声の大きさの調整を練
習します。例えば「ネズミさんの声でお返事してね」と先生が促し、ネズミさんの小さな声で返事をしてもらいます。
これは、場面に合わせた声量を身につけるための訓練でもあります。
発達障害を抱えるお子さんは曖昧な表現が苦手なため、「もう少し声を小さくして」などの「もう少し」が分かりにくいという特徴があります。
しかし、こうして動物に見立てて、声の大きさを段階的に意識できるようにすることで、「ちょっと声大きいよ」という曖昧な声かけを「ネズミさんの声でお話しして
ね」と言い換えることができ、お子さんは声を小さくする場面だったんだと理解することができます。
・教室のお約束の確認
教室でのお約束を確認します。
これもイラストを提示するなどお子さんが理解しやすい説明を心がけます。
【見通しの工夫(3)〜ミニホワイトボード〜】
「始まりの会」が終わると本日のプログラムに移ります。
お子さんたちは「どんなことをするんだろう」とワクワクドキドキして、気持ちが落ち着かないことも多いので、ミニホワイトボードを使ってそのお子さんの本日のプログラムを一つずつ確認します。
年長さんになるとひらがなの学習も少しずつ始まりますので、ホワイトボードのイラストもひらがな表記のものを使ったりします。
【見通しの工夫(4)〜お楽しみBOX〜】
ミニホワイトボードと連動するのが「お楽しみBOX」です。
お楽しみBOXには数字が割り振られており、ミニホワイトボードに示されているプログラムの教材が入っています。
お子さんはミニホワイトボードでプログラムの順番と内容を確認し、その順番にしたがってお楽しみBOXを開けていくという仕組みです。
このように、当教室では少しでもお子さんが安心して、プログラムに取り組むことができるように分かりやすく、それでいてワクワクできるような仕組みを用意しております。
もしご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
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当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
・感情の調整が難しい
・人の気持ちを読むことが難しい
・お友達とのトラブルが多い
・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
・発達に心配がある
・不器用
・視線が合わない
・幼稚園、保育園、小学校への就学が不安だ
などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。
※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。
児童発達支援事業所 STELLA KID 鶴ヶ峰教室のホームページはこちら
→https://sites.google.com/view/stellakid
STELLA KIDのコラム“療育の扉”はこちら
→https://stellakid-column.hatenablog.com/
一般社団法人KID-Gのホームページはこちら
→http://www.kid-g.com/
住所:横浜市旭区白根5−10−1 AOKIYA BLD 1階
見通しを持つために
雑記
19/07/29 12:44