こんにちは。
児童発達支援事業所STELLA KID(ステラキッド)鶴ヶ峰教室です。
懸念されていた台風がすぎ、一気に夏の気配が強まってきましたね。
私は日曜日に旭区の「こども自然公園(通称:大池公園)」で開催された【旭JAZZまつり】に参加してきましたが、一日中屋外にいたため顔や腕が日焼けで真っ赤になってしまいました。
さて、これから夏本番を迎えるということで、今回は「子どもの熱中症」について皆様と認識を共有できたらと思います。
【熱中症・日射病・熱射病の違い】
熱中症・熱射病・日射病の違いを知っていますか?
【熱中症】
・熱中症は、高温多湿の環境下で身体機能に障害が生じることによって引き起こされる様々な状態の総称であり、場所は屋内・屋外を問いません。
主にめまいや頭痛、吐き気、気分が悪くなる、体温が高くなる、発汗の異常などの症状が見られ、症状が重い場合は、熱失神、熱痙攣、熱疲労の症状を発症します。
【日射病】
・夏の暑い日差しの下などで長時間にわたり作業をした際に、体が発汗しない、あるいは発汗しても体温の冷却が追いつかない状態になり、体がオーバーヒートして起こる状態です。
息遣いが荒くなり、顔が赤く上気します。また、日焼けにより皮膚が熱を持っている状態ですが汗が出ないことも特徴です。
目まい、頭痛、吐き気などの症状があり、意識不明になり死亡することもあります。
【熱射病】
・高温多湿の環境下で大量の汗をかき、体内の水分や塩分が不足することで脳の体温調節機能に支障をきたし、重度の意識障害が発症した状態をいいます。
意識障害と合わせて体温が40℃以上まで上昇しますが、体温調節機能が正常に働いていないので、発汗がなく皮膚が乾燥していることが特徴であり、生命の危機に直結する極めて危険な状態です。
【子どもの熱中症】
日本は花に海に紅葉に雪など、四季折々の美しい自然を楽しむことができますが、良いことばかりではありません。
高温多湿の近年の夏は、大量に発汗することで水分や塩分が失われ、体温の調節がうまくできなくなってしまい、熱中症が最も多くなる季節でもあります。
特に、小さいお子さんは以下のように熱中症にかかりやすい傾向にあります。
・体力が大人に比べて少ない
・熱中症を回避する予防策などの知識が少ない
・自分の体調の変化に気づきにくい
・自分の体調の変化を他人に訴えにくい
・身長が低いため、地面からの照り返しの影響を受けやすい
このように子どもは熱中症にかかりやすいということを理解し、
「私は大丈夫だから平気だろう」と大人を基準とせず、
水分・塩分の補給を促したり、日陰に誘導してあげるなど、大人が気をつけてあげる必要があります。
【子どもの熱中症予防】
(1)水分や塩分の補給をこまめに行う
「喉が乾いたな」と感じた時はすでに危険信号だと思ってください。
喉が乾く前に少しずつ水分と塩分を補給するように心がけてください。
夏場は水筒などを持参しましょう。
最近ではコンビニなどにも熱中症対策にお菓子感覚の塩分、ミネラル補給タブレットなどが売っていますので、カバンに入れておくと良いでしょう。
(2)衣服で体温調整をする
気温や室温に合わせて衣服を脱ぎ着するなどして体温を調整しましょう。
また、汗をかきやすい時期は服を濡れたままにしておくと、あせもなどの皮膚トラブルが生じたり、汗が冷えてしまうことで風邪をひくこともあります。
快適に過ごすには通気性の良い服を選び、汗をたくさんかく可能性のある日は着替えを用意するなどしましょう。
子どもは普段から汗をたくさんかきますので、汗で服が濡れることに無頓着なものです。大人がしっかり様子をみて、適宜着替えを促すようにしてください。
(3)こまめに日陰で休憩をする
先にも述べましたように、小さいお子さんは地面からの日光の照り返しの影響が大人よりも強く、熱中症のリスクが高いので、こまめに日陰に入って休憩をとるなどの対応が必要です。
(4)エアコンを使いすぎない
エアコンは快適で、適切に使うことは熱中症のリスクを下げることになります。
しかし、常にエアコンの効いている室内で生活をしていると、汗をかくなどの人間の体に備わっている代謝機能が低下します。
汗はそれが冷えて気化することで体温を下げるという調整機能を持っているので、汗をかく機能が低下することは暑さへの抵抗力が下がるということでもあります。
適度に運動をさせることが予防に繋がります。
【熱中症にかかってしまったら?】
先に説明した軽いめまいや頭痛などの症状が見られた場合は熱中症の可能性があります。熱中症にかかってしまった場合、以下のような応急処置を行う必要があります
【応急処置】
・衣服を緩める
・塩分・糖分を補給する
・脇の下、首などを冷やす
・日陰に避難する(頭を低くして寝かせる)
・冷たいタオルで体を拭く
【重症化のおそれがあるサイン】
・睡眠が十分にとれているのにあくびが出る
・汗を大量にかいている
・心当たりのない筋肉痛や手足の痛み
【救急車を呼ぶ目安】
・意識障害がある
・痙攣が見られる
・体温が40度以上ある
・汗がでなくなる など
特に意識障害に関しては重篤な状態である場合が多いため、意識になんらかの異常が感じられた場合は、他の症状を待たず救急車を要請してください。
救急車を待つ間も体を冷やし続けることが大切です。
【STELLA KID(ステラキッド)をご利用いただくにあたって】
当教室ではお子さんの教室だけでなく保護者待合室にもエアコンが完備されていますので、ご利用時間中は快適な温度でお過ごしいただけると思います。
しかし、当教室では飲食物の提供を行なっておりませんので、夏場ご利用いただく場合は水筒の準備をしていただくと大変助かります。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
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当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
・感情の調整が難しい
・人の気持ちを読むことが難しい
・お友達とのトラブルが多い
・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
・発達に心配がある
・不器用
・視線が合わない
・幼稚園、保育園、小学校への就学が不安だ
などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。
※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。
児童発達支援事業所 STELLA KID 鶴ヶ峰教室のホームページはこちら
→https://sites.google.com/view/stellakid
STELLA KIDのコラム“療育の扉”はこちら
→https://stellakid-column.hatenablog.com/
一般社団法人KID-Gのホームページはこちら
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住所:横浜市旭区白根5−10−1 AOKIYA BLD 1階
夏はもう目の前?
雑記
19/07/30 11:50