こんにちは。
児童発達支援事業所STELLA KID(ステラキッド)鶴ヶ峰教室です。
今回は当教室で取り組んでいる制作活動のご紹介です。
当教室ではプログラムの一つとして「ちぎり絵」に取り組んでいます。
上の写真が当教室をご利用中のお子さんが作成した作品です。
【「ちぎり絵」の手順と効果】
(1)台紙を選ぶ
まずは台紙を選びます。
お子さん一人ひとりに好きな絵柄を選んでもらいます。
いくつかの選択肢の中から「自分で選ぶ・決定する」ことはとても大切です。
この「自己選択・自己決定」が大人任せになっていますと、将来的に人任せで自分の主張を出せない大人になってしまう恐れがありますので、小さいうちから積極的に「選ぶ・決定する」場面を教室では作るようにしています。
(2)色紙を選ぶ
色紙を選びます。
自分の選んだ台紙のイラスト(例えば車)を見比べながら、自分の使いたい色、必要と思う色を選択し、用意します。
これも(1)と同じく、自己決定・自己選択の訓練になります。
(3)色紙をちぎる
選んだ色紙をビリビリとちぎります。
「ちぎる」という行為はビリビリという紙が破れる感触や音を楽しむことができるので、お子さんの五感を刺激し、脳の発達や感覚を育てる効果が期待できます。
できるだけ小さくちぎるのが上手なちぎり絵のコツですが、小さくちぎるには指先を上手に使う必要があるため、微妙な力加減が必要になり、指先の運動機能(微細運動)の訓練にもなります。
また、ちぎる過程で紙をグシャグシャに丸めたり、ヒラヒラと紙が舞う様子を見ることも楽しい活動です。
(4)のりをつける
ちぎった色紙にのりをつけていきます。
のりはスティックのりではなく、つぼのりやチューブのりが好ましいです。
これらののりを使うことで、のりの感触や匂いなどを感じとることができ、五感を刺激します。
また、指先にのりを少量ずつとって色紙に貼るのでこれも指先の機能訓練になります。
(5)貼る
のりをつけた色紙を台紙に貼っていきます。
台紙のイラストの枠線を意識しながら好きな場所に好きな色を貼り付けていきます。
うまく貼り付けるコツは、端から順に貼り付けず、1枚1枚間隔を開けて貼り付けていき、乾いてきたら隙間に貼っていくことです。重なりや多少の隙間は立体感を出してくれるのであまり気にせず楽しく作業することが大事です。
(6)完成
少しずつ少しずつ自分の思い描く形に近づけていきます。
思い通りの作品が完成することで達成感や自信の獲得、自己肯定感の向上に繋がります。
【作品紹介】
車が大好きなお子さんなので台紙も車をチョイス。
「赤がいい」と言って赤い色を一生懸命ちぎったり、のりをペタペタと感触を楽しみながら貼り付けています。
細かな場所は先生も一緒に手伝ったり、お手本を見せながら楽しく集中して製作に取り組むことができました。
********************************************************************************************************
当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
・感情の調整が難しい
・人の気持ちを読むことが難しい
・お友達とのトラブルが多い
・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
・発達に心配がある
・不器用
・視線が合わない
・幼稚園、保育園、小学校への就学が不安だ
などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。
※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。
児童発達支援事業所 STELLA KID 鶴ヶ峰教室のホームページはこちら
→https://sites.google.com/view/stellakid
STELLA KIDのコラム“療育の扉”はこちら
→https://stellakid-column.hatenablog.com/
一般社団法人KID-Gのホームページはこちら
→http://www.kid-g.com/
住所:横浜市旭区白根5−10−1 AOKIYA BLD 1階
五感を刺激する!指先の機能訓練
教室の毎日
19/07/31 17:30