今回から3回に渡り、発達障害の主だった診断名とそのサインについてお話しできたらと思います。
第1回目の今回は『自閉症スペクトラム(ASD))』です。
【自閉症スペクトラムに見られる発達の凸凹サイン】
一般的に自閉症スペクトラムの疑いがあるお子さんは、早ければ1歳ごろには
・視線が合わない
・人や物に対して指でさし示すことがない
・他のお友達に関心がない
・一人遊びが多く集団行動が苦手
・自分の話したいことだけを喋り、会話のキャッチボールが難しい
・普段の集中はすぐに切れてしまうが、興味のある事については、何時間でも集中できる
・初めてのこと、決まりごとの変更が苦手
などの傾向がみられます。
上記にあげたのはあくまでも一例ですが、特に対人関係の基本となる能力が定型発達のお子さんと比較すると極めて緩やかな成長を遂げる傾向にあり、保育園や幼稚園に入学した後に他人との関わり方の独特な部分が顕著になるため、そこで初めて発達の凸凹に気づくという事例は非常に多くあります。
【成長するにつれて】
自閉症スペクトラムの場合、成長するに従って、自分の障害特性に気づき始め、対人関係などに悩むことがあります。中には登校拒否や引きこもり、うつ症状に悩まされるなど、二次的な障害に苦労する方もおり、重いものになると自傷や自殺など命に関わる結果になることもあるため早期発見と適切なケアが必要です。
一方、
・幼いうちに診断を受け、療育機関で専門的な指導を受けることができた。
・学校やその他お子さんを取り巻く環境が、お子さんの発達の特性を理解していた。
といった、障害特性に配慮がなされた環境のもとで成長してきたお子さんは、成長とともに発達の凸凹が目立たなくなり、うまく学校生活や社会生活に適応できるようになるというケースも報告されています。
また、興味のあるものへの集中力の高さなどをうまく生かし、各業界で成功を収めた事例も数多く存在しているのも自閉症スペクトラムの特徴です。
次回は『注意欠陥・多動性障害(ADHD)』のサインについてお話ししたいと思います。
********************************************************************************************************
当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
・感情の調整が難しい
・人の気持ちを読むことが難しい
・お友達とのトラブルが多い
・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
・発達に心配がある
・不器用
・視線が合わない
・幼稚園、保育園、小学校への就学が不安だ
などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。
※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。
児童発達支援事業所 STELLA KID 鶴ヶ峰教室のホームページはこちら
→https://www.stellakid.com
一般社団法人KID-Gのホームページはこちら
→http://www.kid-g.com/
住所:横浜市旭区白根5−10−1 AOKIYA BLD 1階
自閉症スペクトラムかも?そのサインは??
雑記
19/11/15 17:32