こんにちは。
児童発達支援事業所STELLA KID(ステラキッド )鶴ヶ峰教室です。
本日はお子さんのが
「自分の気持ちを言えない」
「困った時に助けを求められない」
と言うお悩みについてのお話です。
ー幼稚園や学校で困る
ご家庭とは違い、幼稚園や小学校など集団社会に入ると、どんなに丁寧で優秀な先生でもお子さん一人ひとりの様子に目を見張り、気を配るには限界があります。
すると、先生の一斉指示がうまく理解できず、わからなくなってしまっても「わかりません」「おしえて」と訴えることができなかったり、トイレに行きたいのにそれが言えずにおもらしをしてしまったり
といった失敗体験に繋がってしまう恐れがあります。
では、そうした気持ちや困り感の表現・訴えができないお子さんにはどのような支援ができるのでしょうか?
①気持ちを言葉する
「困ったときは大人の人に言うんだよ」
ご家庭のみならず、保育や教育現場でも当たり前のように使われる言葉です。
お子さんを心配して、困ったら誰に相談すればいいかをあらかじめ伝えておくことは大切なことです。
しかし、そもそも「困ったとき」とはどんな時でしょうか?
「困ったとき」という言葉は非常に幅が広く曖昧です。
そこで一度、「うちの子は困った時ってどんな時か本当に理解している?」と疑ってみてください。
お子さんが「困ったとき」というものがどんな時(場面)なのかを理解していなかったらどうでしょう?
あるいは、困っていることは自覚していてもそれを表現する言葉をまだ身につけていないとしたらどうでしょう?
きっと訴えることが難しくなるのではないでしょうか?
そこで必要になるのが、「気持ちを言葉にする」ことです。
具体的には、お友達と喧嘩をして悲しんでいるお子さんに「悲しかったね」と声をかけてあげたり、怪我をしたお子さんに「痛かったね」など共感しながら、そのお子さんの抱えているであろう気持ちを言葉にしてあげることです。
こうした気持ちの言語化によって、お子さんは「今は“悲しい”という気持ちなんだ」とその時の気持ちを自分の中で言語化できるようになります。
このように気持ちの言語化を手伝うことにより、お子さんたちは自分の中のマイナスな感情を言葉として認識し、
「先生、お腹が痛い」
「先生、これがわからない」
と言葉にして訴えることができるようになるのです。
また、絵本やイラストなどを使いながら、登場人物の気持ちの推測を行うことで、より多くの気持ちを表現する言葉に触れることもできます。
②受け止め、共感する
お子さんから「〜で嫌だった」「痛かった」などのネガティブな訴えがあった時に陥りがちなことですが、お子さんに強く育って欲しいと思うあまり、
「大丈夫大丈夫!」
「そんなの大したことない!」
と答えてしまってはいませんか?
気持ちはとてもよくわかります。
しかし、気持ちの訴えが苦手なお子さんにとってはこうした「逞しい子になってほしい」という親心も慎重にならなければなりません。
先にも述べたような、「気持ち」とその「気持ちを表す言葉」がまだ関連づいて身につけていないお子さんの場合、お友達との喧嘩をして
「悲しかった」と訴えても、「大丈夫」「気にするな」と返されてしまったら、
「そうか。このくらいでは悲しかったと言ってはいけないんだ。」と学習してしまうかもしれません。
お子さんの年齢や発達段階にもよりますが、
「気持ちを表す言葉がまだあまり習得できていないな」
「困った時に助けを求めることや訴えることが苦手だな」
と感じるお子さんには、「大丈夫、大丈夫」と言うのを少しこらえて、
「嫌だったんだね」
「悲しかったんだね」
と気持ちを共感して受け止めてあげてください。
③上手に気持ちを話せたこと・困った時頼れたことをしっかり褒める。
大人でも「こんなことあったんだ〜」と話を振ったのに返事が返ってこないと、それ以後話を振りづらくなりますよね?
それは小さなお子さんでも同じです。
色々な気持ちや困ったことを親や先生に伝えても、興味を持って聞いてくれなかったり、「今は忙しいから」と流されてしまっては、それ以降、気持ちを伝えることに臆病になってしまい、「困った時に助けを求める」ことも難しくなってしまいます。
お子さんが自分の気持ちを言うことができたときは、
「話してくれてありがとうね」
「困っていることを上手に言えたね。偉いよ!」
と、言えたことを褒めてあげてください。
そうすることで、お子さんは
「困ったことは人に言ってもいいんだ」
「頼ってもいいんだ」
と言うことを学ぶことができます。
ーまとめー
いかがだったでしょうか?
「自分の気持ちを上手に伝えることができない。」
「困ったとき人に助けを求められない。」
というお子さんの支援のポイントは
①気持ちの言語化
②受け止めと共感
③気持ち・困ったことを話せたことを褒める
です。
自分の力で何かを達成することも大切で素晴らしいことですが、人として社会の一員として生活していくには一人の力では限界があります。
そんな時
「自分の気持ちを伝えていいんだ」
「誰かに助けを求めていいんだ」
と理解しておくことが、生きやすさにつながっていきます。
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当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
・感情の調整が難しい
・人の気持ちを読むことが難しい
・お友達とのトラブルが多い
・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
・発達に心配がある
・不器用
・視線が合わない
・幼稚園、保育園、小学校への就学が不安だ
などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。
※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。
児童発達支援事業所 STELLA KID 鶴ヶ峰教室のホームページはこちら
→https://www.stellakid.com
一般社団法人KID-Gのホームページはこちら
→http://www.kid-g.com/
住所:横浜市旭区白根5−10−1 AOKIYA BLD 1階
関連ワード:児童発達支援・放課後等デイサービス・療育・療育センター・通級教室・特別支援教育総合支援センター・小学校が不安・勉強が苦手・運動神経が悪い・保育園・幼稚園・障害・発達障害・自閉症スペクトラム・ASD・注意欠陥多動性障害・ADHD・学習障害・LD・知的障害・グレーゾーン・視線が合わない・先の見通しがないと不安・視覚優位・聴覚優位・感覚過敏・距離が近い・いきしぶり・気持ちが読めない・表情が読めない・空気が読めない・不器用・体幹が弱い・筆圧が弱い・言葉のキャチボール・マイペース・好きなことだけ話す・語彙が少ない・言葉の遅れ・勝ち負けにこだわる・一番じゃないとだめ・癇癪・感情の調整・クールダウン・アンガーマネジメント・こだわり・友達ができない・チック・おねしょ・偏食・暴力・手が出る・おちつきがない・座っていられない・話を聞けない・忘れ物が多い・儀式的な行動・声の大きさ・個別支援級・特別支援級・自傷
【利用枠残りわずか!】困った時に助けてが言えない
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19/12/11 17:47