こんにちは。
児童発達支援事業所STELLA KID(ステラキッド )鶴ヶ峰教室です。
今回はイヤイヤ期や癇癪についてのお話です。
【イヤイヤ期とはいつごろ】
イヤイヤ期とは個人差はありますが一般的には1歳半辺りから始まり、2歳頃にピークを迎えると言われています。
なんでも「イヤ!」「自分でやる!」となるため、親御さんも困ってしまう行動が目立ってくる時期のことをいいます。
【イヤイヤ期の意味】
親としては頭を悩ませてしまう子ともあるイヤイヤ期ですが、これは親から十分な愛情を受けて育った証でもあります。
「自分というものが明確になる時期(自我の確立)」
「自己欲求が認識できるようになる時期」
でもあるため、相手に自分の要求をぶつけることができるようになり、「第一次反抗期」とも呼ばれます。
【イヤイヤ期の関わり方】
イヤイヤ期には以下のような特徴があり、それらの特徴を理解した上で適切な関わり方をすることが大切です。
①自分の気持ちを言葉にできない
イヤイヤ期はまだ言葉で自分の気持ちを上手に伝えることができない時期です。筋道立てて物事を考えることもまだできないので、大人が言い聞かせても理解することが難しい時期でもあります。そうした意思疎通の難しさからストレスがたまり、「イヤ!」という言葉や表現が増えてきます。
(こうやって関わる!)
親御さんや周りの大人も、こうしたイヤイヤ期のお子さんと関わることでイライラしてしまいがちですが、「まだ自分お気持ちを言葉にできない時期なんだ」「こちらの言葉もまだ十分に理解できてはいない時期なんだ」ということをよく理解した上で、「こんなことが言いたいのかな?」と考えながらお子さんの気持ちを引き出してあげるといいですね。
②甘えたい時期でもある
イヤイヤ期は自我の確立が始まり、最初の独り立ちの時期でもありますが、同時にまだ甘えたい時期でもあるので、「自分を見て欲しい」「かまって欲しい」という気持ちから大人を困らせるようなことをしている場合もあります。
(こうやって関わる)
大人を困らせる行動、反抗的な態度が目立つ時期ですが、できるだけ怒らずに気持ちを汲み取ってあげてください。時にはしっかり甘えさせてあげることもイヤイヤ期のストレスを和らげる効果があります。イヤイヤ・反抗は「=嫌い」ではありません。好きだから、甘えの対象だからこそということを心にとどめておいてください。
③指示をされたくない
イヤイヤ期は「自分でやりたい」という気持ちが強く出てくる主体性の強い時期でもあります。すると、対応するように大人から指示をされたりすることを拒否する場面も出てきます。また、遊びも複雑になってきて集中力も出てくる時期ですので、途中で大人から遊びを中断させられたりやめるように言われたりするのも「イヤ!」となる原因となります。
(こうやって関わる)
主体性が出てきたことをまずは喜びましょう。「自分で」というものに関しては大人はできるだけ手助けを減らして、見守りながら関わることが大切です。
お出かけしなければならないのに遊びに夢中で「イヤ!」と拒否して中断できないなどの場合は、「そうか、遊びたかったよね。イヤだったよね。」と気持ちに共感した上で、そうしなければならない理由をできるだけ短くわかりやすい言葉で説明してあげましょう。わかりやすい選択肢を提供してあげるのも有効です。
④やりたいけどうまくいかない
先にも述べましたが、「自分でやりたい」という主体性が出てくる時期ではありますが、体の機能や理解力などまだまだ未発達な時期でもあるので、うまくいかないことでストレスがたまっていることもあります。しかし、大人が手を貸してあげるとなおさら嫌がったり、「イヤ!」が強くなってしまうこともあります。
(こうやって関わる)
もどかしく思うかもしれませんが、こうした時は手を出さずに見守ってあげましょう。そして、頑張れたことに対して「〜ができたね」とわかりやすい言葉で褒めてあげましょう。「自分でやる!」に付き合うのは思いの外時間のかかるもので、「早く靴履いてくれないかな?」と大人はイライラしたり焦ったりするものですが、もしお子さんが「自分で!」となることが予想できるのであれば、少し早め早めで余裕を持って行動してみると大人もお子さんもストレスが少なくて済むかもしれません。
【癇癪にはどう対応したらいい?】
イヤイヤ期はまだ言葉が未発達で自分の気持ちをうまく伝えられないことから癇癪を引き起こすお子さんも少なくありません。
そうした時には次のことを意識してみてください。
①話して言い聞かせる前にお子さんの気持ちを落ち着かせてください。
癇癪を起こしているタイミングではどんなに声をかけても伝わりにくいものです。また、大人の方もイライラが募ってしまいがちになりますので、そこは一つ深呼吸をして、お子さんの気持ちを落ち着かせることから始めましょう。
手を握ったり抱っこして背中を撫でたりするのも効果がありますが、必ずしも人に触れられることで安心するとは限りませんので、そうした時は少し距離をおいて落ち着くのを待ってあげると良い場合もあります。
②落ち着いたら「お話聞けるようになってよかった」と声をかけてください。
そうすることで、「お話を聞いて欲しかったんだ」ということも伝わりますし、「聞こう」という気持ちになってくれます。場合によってはお話しする場所を変えてみたりすることも気分を引きずらないため効果があります。
お話が聞けるタイミングになったら、「イヤだったんだね」「悲しかったんだね」などお子さんの気持ちに共感して受け止め、その上で「ダメなことはダメ」とわかりやすく伝えてあげましょう。
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当教室では
・じっとしていられない
・こだわりが強い
・感情の調整が難しい
・人の気持ちを読むことが難しい
・お友達とのトラブルが多い
・言葉の遅れを感じる
・抽象的な表現が苦手
・発達に心配がある
・不器用
・視線が合わない
・幼稚園、保育園、小学校への就学が不安だ
などの保護者の方々・お子さんの困り感をサポートいたします。
※自治体の助成により無料もしくは低額にて療育が受けられます。
まずは市役所/相談支援事業所/当事業所にご相談ください。
※児童発達支援事業は、放課後等デイサービス(放デイ)と同じく障害児通所支援事業に属する療育施設であり、「児発」などの略称で呼ばれる場合もあります。
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イヤイヤ・癇癪について
雑記
19/12/12 17:37