もうすぐ梅雨入りを思わせるような日が増えましたね。
この前、来所してすぐお子様が「あじさいが咲いてたよー!」と嬉しそうに教えてくれました。
梅雨の時期、大人はどうしてもジメジメして嫌だな~と思ってしまいますが、子どもたちはどんな時でも外で色んなものを発見して楽しめる探検家です(o^―^o)
神戸元町教室でも、最近とても嬉しい発見があります。
これまでリズムウォークや個別療育で模倣動作が全くできていなかったお子様たちが、ここ最近で急に出来るようになってきたのです!
模倣が出来るようになると、他のプログラム課題でも急激な成長が見られます。
これは、『模倣(相手の真似)をする』=『他者を注視・意識する』ということであり、模倣が学習における土台となるからです。
てらぴぁぽけっとには【非言語模倣】というプログラムがあります。
言語を使用しない他者の行動を模倣(真似)してもらうもので、プログラムの内容はとてもシンプル。
セラピストが模倣してほしいものを示しながら「真似して」と指示を出します。
お子様はそれを見て真似をします。
段階としては、
★物の操作(コップで飲む、マラカスを振る、車を走らせる、物を入れる等)
★粗大模倣(頭をさわる、手を叩く、手をあげる、ジャンプ、片足上げ等)
★微細模倣(顔の部位をさわる、人差し指やチョキといった指の形をつくる等)
★椅子から離れた模倣(ごみを捨てる、ドアをノックする、物を取ってくる等)
が、あります。
物の操作の模倣は特に重要で、その後の身体模倣や、生活動作・プレイスキルにつながっていきます。
これらをスモールステップで進め、基本動作が出来るようになると、組み合わせたり連続動作で行ってみたり、遅延模倣で取り組ませてみたりとレベルを上げていきます。
さらにレベルが上がると、2Ⅾ(写真やイラスト)を見ての模倣動作といった視覚支援につながるもの、立体図形や模写といった制作活動・運筆のスキルアップにつながるものへと移行していきます。
模倣スキルは発達においてとても大切なスキルです。
~社会性を育てる~
模倣するには他者を意識しなければならず、相手の真似をして行動することによって他者と合わせる力が育ちます。
~身体機能の向上~
相手の動きと自分の動きを重ねることでボディーイメージがつき、自身をコントロールすることにつながっていきます。
~学習の獲得~
他者の模倣は情報を取り込んで獲得していくことも出来ます。初めての学習はもちろん、難しい行動や課題も見本を真似することで正しいものを身につけていくことができます。
~思考力を養う~
遅延模倣のような過去のものを再現することで、イメージする力を豊かにし、見立てができるようになります。象徴機能が育つとストーリー性を持つようになり、遊びや学習の幅が広がっていくのです。
模倣はお家でも簡単にできるものなので、ホームセラピーにもおすすめです。
親子のコミュニケーションを取りながら、遊びや生活の中で是非実践してみて下さい。
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てらぴぁぽけっと神戸元町教室は、消毒・換気・うがい・手洗い・検温と指導員のマスク着用を徹底し、感染症予防に努めております。
受給者証の取得方法やお子様についての困り事やご相談、見学のほか授業の無料体験も行っております。
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模倣の重要性
療育の様子
24/06/05 10:15