作業療法士や理学療法士は、子どもたちの発達課題を明らかにするため、科学的根拠に基づいた評価を行い、もっとも効果の高いアプローチを選択します。そして提供したアプローチの効果判定を行い、効果がみられたら計画を立てていきます。
今回、ご紹介するのは、アメリカの作業療法士エアーズの感覚統合療法です。自閉症スペクトラム障害や注意欠陥・多動性障害の子どもには、感覚調整障害があります。感覚統合療法は、感覚調整障害に対して、触覚や固有覚、前庭覚というあまり自覚しにくい感覚に対して、さまざまな遊びの中から、子どもの感覚特性に応じて課題を調整して行います。適正なコントロールされた感覚を脳内に入力して、神経ネットワークを適正化していきます。それにより、感覚入力→脳内で統合処理→豊かな表現につなげていきます。子どもは遊びを通じて、「やってみたい」、「やってみよう!」とモチベーションを高め、作業療法士や理学療法士は、その子の可能性を広げて、発達課題が改善するように黒子となりガイドしていきます。そのノウハウを、親御さんにわかりやすく説明して、ホームエクササイズの提案もします。こういったアプローチは、医療機関でたくさんの臨床経験を持った私たちの強みです。
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20/05/14 22:07