文字を書くのが苦手な5歳男児。
ビー玉や大豆をならべたり、楽しく絵を描くようにクレヨンクレバス鉛筆でゴチャ描き。紙面の中で雨を降らす縦線、風が吹く横線、雷など表現していたら、台風や洪水だと言って独自に描き始めた。
文字を書くには姿勢バランスが整わないと、鉛筆の持ち方にも影響したり、筆圧が強い・弱かったり、マス目に沿って書けない、文字そのものにも影響します。では、姿勢バランスを整えるには? 感覚統合療法で言われている基礎感覚の中で前庭覚や固有受容覚の感覚の受け取り方を整えることが大切です。バランスをとるような遊びや力を持続しながら遊ぶなどを通して感覚調整を図っていきます。また、さまざまなグッズやツールを使って感覚の調整を図ったりします。
次に眼球運動や目と手の協調、両手で順序立てた運動などなど、文字を書くにはいろんな機能が必要になります。発達に凸凹があれば、なおさらこのような機能を丁寧に獲得していかなければ、複雑な文字を書くことが難しくなってしまいます。
何事にも、基礎固めが重要で、そこをきちんと見立てることができることが、こどもの可能性を最大化することにつながります。
文字学習
教室の毎日
20/08/10 11:43