みなさま、こんにちは!
LITALICOジュニア八王子北教室の荒木です。
梅雨が明け夏休みがやってきましたね。そして年長さんが小学生になるまで約半年となりました!小学校に期待を膨らませる一方で、環境の変化への不安を感じるお子さま・親御様もいらっしゃると思います。
LITALICOジュニアでは、そのような不安をワクワクに変えて進学できるように『就学に向けたプログラム』を行っています!
その一部を全三回でご紹介したいと思います。
第一弾となる今回は『学習』の場面に繋がる指導例です。
指導例① 手を上げてから発表しよう!
小学校に入学後、最初に教わる事の1つが『手を上げてから話すこと』だと思います。ですが分かった答えをぐっと堪えて手を上げるには、自分をコントロールする力や状況理解の力が必要となります。そこで指導の中で楽しみながら練習を繰り返すことで“出来た”という自信に繋げていく例をご紹介します。
1.お約束の確認
指導の最初にお話したい事や困ったことがあった時に『手を上げてから言う』というお約束を決めます。お約束カード(手を上げている絵)を使うことで視覚的にも理解を促します。
2.想像する
授業中の紙芝居を見て、話したくなった時にどうしたら良いか一緒に考えます。お子さま自身が客観的に考えることでより約束を理解することが出来ます。
3.遊びの中で実践する
間違い探しやなぞなぞを『手を上げてから言う』というルールで行います。手を上げた瞬間に褒められる事、答えを言える事で楽しみながら身に着けていきます。
指導例② 音読をしよう!
小学校のどの科目でも行うのが「音読」です。教科書を目で追う事や丸で区切って読む事、自分の順番を確認する事などを少しずつ練習していきます。
1.指導員の見本に続いて、音読プリントを読む
上から下に読むルールを確認し、短い文章から読んでいきます。音読箇所を指でなぞったり、一文字ずつ一緒に読んだりお子さまの発達に合わせて練習します。
2.指導員に当てられたお子さまが読む
次に、名前を呼ばれた人が読む練習です。指導員から名前を呼ばれたら「はい!」と返事をしてから読みます。一人で読むことは大人でも勇気のいる事ですから、大きな声で読めたことや区切りながら読めたことをたくさん褒めながら行います。
3.お子さまが一文ずつ交代して読む
先頭の人から順番に読む練習です。最初に順番を確認し、前の人が立って読み終わったら自分の番という直前の様子を知る事で安心して取り組めるようにします。順番を前に書いておくことで安心して出来る子もいる為お子さまそれぞれに合わせた工夫をして行います。
今回は2つの指導例をご紹介しましたが、他にも学習の場面を想定したプログラムがあります。就学準備を行うことで安心や自信が生まれ、お子さまの“知りたい”“学びたい”の気持ちがまっすぐに伸びていくことを願っています!
次回は『学校生活』の場面に繋がる指導をご紹介します。お楽しみに!
キラキラの一年生に向かって…【就学準備特集】vol.1
教室の毎日
20/08/05 20:08