皆さん、こんにちは。てらぴぁぽけっと千葉中央教室です。
天気予報に雨マークがないなーと話していたら、関東甲信に梅雨明けが宣言されました。平年よりうんと早い梅雨明けで、暑い夏が長く続くことが予想されます。適度に水分を摂って、乗り切りましょう。
さて、まだ気が早いかもしれませんが、もう3週間もすれば夏休みが始まります。お子様がお家に居る時間が長くなり、お母様お父様と関わる時間が増えるご家庭も多いのではないでしょうか。
そんな中、お母様・お父様の予定どおりにいかず、図らずもお子さんが気持ちを乱してしまうこともあると思います。そんな時、どのようにお話をされますか?
*** 子どもの得意なわかり方で教える ***
▶人間の“わかり方”(情報の処理過程)には2つのパターンがあります。
1つが左脳のはたらきと関係する『継時処理スタイル』、もう1つが右脳のはたらきと関係する『同時処理スタイル』です。
人間の脳は通常、この2つの認知スタイルを組み合わせて、外界から与えられる情報を処理(理解)しています。
この2つの認知パターンは、人によって多少の差はありますが、年齢とともに、両方がバランスよく発達していきます。
一方で、この2つの認知スタイルのバランスがどちらかに偏っていて、得意と不得意の差がはっきりしているお子様もいます。
その場合、その子が不得意な認知スタイルに負荷がかかる指示や指導をすると、学習に極端に時間がかかったり、許容量をこえてしまったりして、学習の継続に支障が出てくることがあります。
▶あなたと子どもの認知処理のタイプはどちら?
勉強法や指導法には、その科目によって定番のスタイルというものが存在します。
足し算や読み書き、知識問題などそれぞれに適した効果的な勉強法というものが巷にはあふれています。ですが、それは大体の人に効果的ということであり、全ての人に有効とは限りません。
また、指導方法にも学習方法と同様に「同時処理タイプ」と「継時処理タイプ」があります。
子どもの学び方にタイプがあるように、先生の教え方にもタイプがあります。そのことを踏まえて、子どもの学習に関わることが大切です。
①時計は、アナログ派? デジタル派?
②ナビは、文字表記がいい? 地図で経路をひとめでおさえたい?
▶教え方と学び方のギャップを埋める
人間には2つの認知処理スタイルがある。
このことを知らないまま、子どもに何かを伝えたり、教えたりする場合、自分の認知処理スタイルがスタンダードだと思い込み、その認知スタイル(例:継時処理)が苦手な子ども(例:同時処理優位)に無理強いしてしまう可能性があります。
将来、学習におけるつまづきが予想される場合、早いうちから、得意な認知処理スタイルを探り、子どもの得意な学び方に先生や保護者が合わせることが望ましいでしょう。
子どもに何かを教える目的は、結果として社会生活上や学習上の課題を自分の力で果たせることです。
その子の得意な認知処理パターンに指導方法も工夫することで、本来の力が発揮できるようになることが多くあるようです。
お子様なりに、負荷がかかり過ぎず、自信につながる方法をとることがよいと思われます。そのようにして下地を培った上で、子どもは成長とともに自分自身で学び方を身につけていきます。
機会があれば、お父様お母様もご自身やお子様をそのような視点でみて、自分のスタイルを知ってみるのはいかがでしょうか。
お子様への関わりのあり方にも前向きな変化が現れるかもしれません。
お父様お母様の心のゆとりがお子様にも伝わり、安心してチャレンジする気持ちにつながることを願っております。
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子どもの得意なわかり方で教える
教室の毎日
22/06/28 11:33