さかさバイバイが続いていた3歳のお子様
お子さまが「さかさバイバイ」をする様子に、不安を感じられる保護者の方もいらっしゃるかと思います。実際に、私たちが関わったお子さまの中にも、手のひらを自分に向けてバイバイする「さかさバイバイ」の動きを繰り返す様子が見られました。しかし、少しずつ関わり方を工夫していくことで、嬉しい変化が見られました。
特に効果的だったのが、「タッチ」の遊びを取り入れることでした。「タッチ!」と声をかけながら支援員が手を差し出し、手のひらと手のひらを合わせる動作を繰り返しました。最初は戸惑いを見せていたお子さんも、毎日の中で楽しさを感じ始め、自分から手を伸ばしてくれるようになりました。そして次第に、手のひらの向きや動き方に気づき、自然と「バイバイ」のしぐさも変わっていったのです。
このような体験から、子どもは遊びや関わりを通じて学び、育つ力を持っていると改めて感じさせられました。気になる行動があっても、それを否定するのではなく、「どう楽しく関わるか」を考えることで、大きな一歩に繋がることがあります。
小さな成長のサインを見つけながら、焦らずに、温かく寄り添っていきましょう。
【児童発達支援】成長事例
教室の毎日
25/05/23 11:03
