「ことば」は、当たり前に日常にあるものだと、私達大人は思いがちですが、すべてのお子様にとって、そうとは限りません。
たとえば、ひらがなを学習しはじめたお子様たちが
「ご」「は」「ん」という文字を並べたとき、お茶碗によそわれた白いごはんをイメージするということが、決して「当たり前」のことではなく、どこかで、それを繰り返し経験しているからこそ、あたかも自然に覚えたように思えるだけで、中には、その文字が、白いホカホカのごはんや、ハンバーグ、卵焼きなどのおかずと結びつくということを、1日の中で、ほんの少し、時間を使って、学習していくい必要があるお子様もいらっしゃるのです。
それは決して、大変な作業ではありません。
ただ、すこしだけ、「丁寧」に一日を過ごすということかもしれないと、時々思います。
今日は、そんな、「丁寧に過ごす時間」をお子様と過ごしました。
私が無言で「お寿司」の写真を見せると「おすし!」とお子様は答えられ、机の上に、バラバラに置かれた五十音の中から、一文字一文字丁寧に「お」「す」「し」のカードを探します。そして、それらをホワイトボードに貼った後は、私が渡した「お寿司」の写真を、文字の脇に添えます。
すごい!!
本人も「どーだ!」って顔です。笑
その後も、たくさんの文字を並べ、写真を添えて、ホワイトボードはいっぱいになってしまいました。
「すばらしい!!」と言って、ハイタッチします。
重ねられる小さな手が、キラキラとした目が、とても尊く、私はなんだかとても有り難い気持ちになるのです。
文字と写真を見ながら、いろいろなお話をします。
「お寿司では何が好き?」「今日のごはん、なんだろうね?」
いつもは、質問がすこし苦手なシャイボーイです。
だけど、こんな時間は、いつもより饒舌で、「まぐろかな?」「お味噌汁と、おにくかな?」など、たくさんお返事してくれます。
今日は「あれ??あめって、かさの写真でもいいよね?」なんてツッコミまで。笑
たしかに!!そうだね、それもあるよね!
教室では、あっちの個室、こっちの個室から、こんな優しい掛け合いや、先生とお子様たちの笑い声が良く聞こえてきます。
さあ、今日もこれから、幼稚園でがんばってきたお兄ちゃん、お姉ちゃんたちがやってきます。
先生、今日は何を用意しようかな。
今日もいっぱい、笑おうね♪
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「ことば」
教室の毎日
22/11/08 13:27