こんにちは!
エコルド盛岡茶畑教室、理学療法士の伊勢です。
本日は、サーキット遊具の一つである“バランスブロック”を紹介しつつ、前回の「姿勢制御機能」についてもう少し詳しくお話していきます!
盛岡茶畑教室では、写真のような組み立て式の木製ブロックを設置しております。
使い方は平均台やトランポリンボードに高さを出したり、傾斜をつけて坂道や滑り台にするなど、平均台上の動きにバリエーションを増やすことが目的です!
なぜ、「高さ」が必要かというと...??
まず最初に、姿勢制御とは、①正常に刺激が脳に伝わり、②脳から指令(筋力の調整など)が出力されることをいい、②は「フィードバック機能」とも呼ばれます。
もし、刺激(感覚)を入れても脳が感知できなければ、姿勢を保とうとする指令が出力されず、筋も活動しない...つまり姿勢制御のサイクルは発生しません!
特に、発達障がいのお子さんの中には、刺激を感じ取る値が極端に高い為、
前庭覚・固有受容覚*が鈍く、より強い刺激をも求める傾向があります。
*前庭覚・固有受容覚に関しては過去のブログをご覧ください。
https://h-navi.jp/support_facility/facilities/159853/blogs/140010
https://h-navi.jp/support_facility/facilities/159853/blogs/140012
ですから、平均台に高さを加えることで平均台をただ歩くより不安定さが増し、より前庭覚への刺激を促しやすくなります!!
このように高いところで活動する経験は前庭覚・固有受容覚への刺激に加え、体幹・手足の筋へのフィードバック機能、姿勢制御機能への効果も期待できます。
「高いところを渡りたい!」といった強い刺激を求めるお子さんからの要望も、家庭や日常生活では、危険でなかなか体験させてあげられない動きも、教室では職員の配慮のもと安心安全にのびのび身体を動かすことが可能です!
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください!!!
バランスブロックで運動にバリエーションを!
子どもの発達
21/12/20 18:40