こんにちは!エコルド盛岡茶畑教室、作業療法士の菊地です!
よく、緊張した時には深呼吸をすると良いって言いますよね。
これって本当に効果があるんですよ!
深い呼吸をすると、身体をリラックスさせる神経(副交感神経)がよく働き、緊張がほぐれるだけでなく、安心感を得たりイライラした気持ちが和らいだりします。
発達障がいのお子さんは感情のコントロールが難しかったり、ちょっとしたことでパニックになることが、、、そんな時に、深呼吸は気持ちを落ち着かせるクールダウンとして活用できるんです。
でも、「深呼吸して!」と言っても、言葉だけではうまく伝わらないですよね、、。
そこで今回は“深呼吸”という言葉を使わずに、簡単に深い呼吸が出来る遊びをご紹介します。
① ティッシュふーふー
ティッシュを上から落としてそこに下から息を吹きかけます。落とさないように何度も吹き上げるのがポイントです。2人でパスをするように飛ばしあっても楽しいですよ!
② ティッシュ運び
細く裂いたティッシュペーパーをストローで吸って移動させます。ティッシュを大きく、運ぶ距離を長くするほど、息を長く沢山吸うので難易度アップです!
③ ピンポン玉サッカー
手は使わず、息だけでピンポン玉をゴールに入れましょう。ゴールは机にラインを引いた簡易的なものでもいいですし、空き箱を設置してもOK!2人で試合形式にして遊ぶこともできますよ!
準備するものも、ご家庭にあるものがほとんどですので、今日から実践できますね!
何度も行っているうちに横隔膜や肺、口の周りなどの呼吸に使う筋が鍛えられ、自然と深い呼吸ができるようになっていきます。
熱い食べ物を食べる時に「ふー」と息を吹きかけて冷ましますよね?あの「ふー」も1つの効果です!私も小さい頃、熱い食べ物が苦手で食べる時にはよく息で冷ましてから食べていました。今考えるとそれによって自然と呼吸が鍛えられていたんですね!
今回紹介した活動は教室でも個別訓練に取り入れていて、「今日はふーふーするゲームやる??」と毎回楽しみにしてくれています!継続して取り組むことで、深呼吸が1つのクールダウンになり、自分で気持ちを落ち着かせることが出来るようになった児童もいます!!
リラックスした状態で、色々な活動に挑戦して欲しいですね!
ご興味のある方はぜひお気軽にお問合わせください!
※現在新型コロナウイルス感染症対策のため、教室では換気をしながら個人での取り組みとして行っております。
『呼吸をコントロールしてリラックス』
子どもの発達
22/03/30 10:25