ある日、「今日この本借りてきたんだ」
と嬉しそうに見せてくれた一冊の本。
〇〇のひみつシリーズの「カードゲームのひみつ」
なめまわすように読んだ後、裏表紙の裏に
「カードゲームのつくりかた」というコラムを見つけ
「これつくってみたい!」と目をキラキラさせていました。
材料の欄を指さして、「厚紙ある?」。
「そういえば、万華鏡作ったときのがあるよ」
と伝えると、
「よっしゃー!じゃぁそれつかっていい?」
「どんなおおきさにする?」
「たて6センチくらいかな?」
「やっぱもう少しおおきくしよう」
「あ、これぐらいがいい」
何度も試し書きをした中から、思い通りの大きさを見つけます。
縦8センチ、横6センチのカードに決定。
「20枚つくりたいなぁ」
厚紙の方眼を見ると、縦30cm、横40cm。
「30センチあるから、6センチは何個とれる?」
「40センチのなかに、8センチは何個とれる?」
わり算の勉強がこんなところに。
「たてに5個、よこに5個とれたら、全部で何枚とれるかな?
今度はかけ算。
やりたいことの延長だと、とっても集中して取り組めます。
50cmものさしを持ってくると
「こんなの使うのはじめてだ」
早速、長さをはかって厚紙に下書き。切り取り線を書いていきます。
「あれ?曲がっちゃった」
「こっちの端っこも線に合わせてから書いたらいいよ」
「じゃぁ、そっち押さえてて」
自然と、helpが出てきます。
途中まで書いて、
「あれ?かずたりなくない?」「20枚ない。。。」
よく見ると、30cmの辺で8cmずつ、40cmの辺で6cmずつ計っています。
縦に3個、横に6個、、、全部で18枚。
足りないねぇ。
「なんでだ?」
いつもだと
「もう無理」「やっぱやめた」
となりがちですが、今日は自分がやりたい「カードづくり」
じっくりじっくり考えます。
「う~~~~ん!」とうなり始めたところで、
大人が、型紙にしていたカードの向きをそっと横に向けてみると、
「あ!!」
「こっちにすればとれる!?」
「じゃぁ、いったん消しゴムで消すわ」
もう一回印のつけなおし。
時間はかかっても、根気強く取り組みます。
「25枚できた!」
ここからは、絵を描いて、カードの効果を書いて、、、黙々と進めます。
数日かけて、オリジナルカードができました。
その後も、どんどん進化。
「自由帳に、ルールー書いてきた」
「自分のだけじゃなくて、ほかの人にも作ってもらったら、いろんな種類増やせて面白そう」
まだまだアイディアがふくらみつづけます。
「やってみたい!」をかたちに
教室の毎日
25/03/04 14:59
