1月も中旬になりました。
今年は衝撃的な幕開けとなり、29年前の今日起こった阪神大震災のときと同様、受験生たちには厳しい年となっています。
「いつもと違う」というだけで心穏やかにいられないところにもってきて、子どもたちにとっては「人生を左右する」かもしれない“受験”のタイミングが重なってしまう…。受験する当人のみならず、親御さんも本当に言葉で表せないようなお心持ちだと思います。
そこで少し、私のお話をしたいと思います。
私が受験生だったのは、ずいぶん昔。30年以上前になります。
うちは貧しい家庭でしたので、高校も大学も国公立しか行けませんでした。
高校は進学校で、学内での成績が良かった私は関西四大学に無試験で入学できる指定校推薦の生徒として選ばれたのですが、残念ながら「特待生」ほどの成績ではありませんでした。つまり、学費は受験する生徒と同額支払う義務がある…。念のため、母親に事情を相談したものの、「お金ないで~」の一言でこの話は露と消えました。(笑)
当時、私はどうしても親と物理的距離を取りたいという気持ちが強かったこともあり、大阪から遠く離れた国立大学に進学しました。
貧乏なので(笑)、当然仕送りはゼロ。一般の学生と同じように朝から大学で授業を受けた後、平日は毎日夕方5時から11時まで、土日は日雇いのアルバイトをして生活費を稼ぐ「勤労学生」として4年間を過ごしました。もちろん、奨学金も申請。幸い、入学試験の成績がとても良かったので(笑)、無利子で借りることができました。因みに、40歳頃に返還を終えました。
仕事についてのお話は、またの機会にしたいと思いますが、大学卒業後、私はいわゆる「正社員」「契約社員」というものには1度もならず、自分がその時に「やりたい!」と思うことを仕事にして生活してきました。時には、何足もの草鞋を履いて…。
企業に就職しなかった私が今、不幸のどん底にいると思われますか?
いえいえ、「いつ死んでも後悔しない!」と胸を張って言えるほど、毎日が幸せに満たされています。
(ㅅ˃̶͈ᴗ˂̶͈⑅)Нαρργஐ:*ஐ
幸せでいるために、周りからの評価など必要ありません。たくさんのお金を稼ぐ必要もありません。自分が「やりたい」と思えることを仕事にする。「自分軸」で生きる。「当たり前の毎日」の中に散りばめられている「何気ない幸せ」を見つけ出す眼力を養い、その幸せ1つ1つに感謝して生きる。このことを続けているうちに、心から満足できる人生を手に入れました。
これまでの時代は「いい大学に入って、いい企業に就職して、たくさんお金を稼いで、車を買って、結婚して、子どもを産んで、自宅を買えば幸せ」という価値観でした。しかし、今の子どもたちは、自分が「やりたい!」「面白い!」と思える仕事をして、そこに「やりがい」「生きがい」を感じることが喜びであり幸せである、という価値観に変わりつつある時代を生きています。
「たくさんのお金を稼ぐこと」「たくさんの物を持つこと」よりも、自分が色々な知識や経験を身につけて、社会や人のためになることをしたい!、たくさんの人たちを幸せにしたい!、笑顔にしたい!…という思いで行動する若者が増えています。喜ばしいことです。
お子さんがもし受験に失敗したとしても、そこから何かを学ぶことができれば、それは失敗ではありません。1年や2年回り道をしたからといって、長い人生、ほとんど影響ありません。人生はいつからでもやり直せます。たとえば、仕事を辞めて専門学校に入ったり、海外留学をする人など、私の身近にも普通にいます。
一番大切なのは、親御さんが「横並び」にこだわったり、自分のお子さんと他所のお子さんを比べたりしないこと。「あなたの人生なんだから、あなたが帳尻を合わせたらいいんじゃないの?」と泰然自若としていてください。親御さんが不要なプレッシャーを与えてしまうと、お子さんが幸せから遠ざかってしまうかもしれませんからね。
( ´•ᴗ•ก )💦
受験生の皆さんが、普段通りの力を発揮できるように応援しています!!
今日の担当は、YELLOWでした~♪
(つ∀`*)ノ゙ またねぇ☆.。.:*・
回り道の人生もアリ♪
コラム
24/01/17 17:41