都筑区放課後等デイサービス FORTUNAです。
人前に出て話をしなければならない時など、緊張してしまう場面は誰しもあると思います。
身体の変化としては心臓がバクバクし心拍数が上がり、冷や汗が出てくる。あまり経験したくない状態ですが、逃げられない場面は出てくるものです。運動不足のヒトが急に運動しても、同じような状態になり気分が悪くなったりします。
以前に温泉の話をしたときに、自律神経の話をしたと思います。(体温や身体の代謝機能をコントロールするため24時間休みなく働いていて、昼間や活動中に活発になる「交感神経」と夜間やリラックスしているときに活発になる「副交感神経」の2種類があります)
前庭覚が身体の向きなどの体勢の変化を感じたときに、この自律神経にも影響が出てきます。これを「前庭自律神経反射」といい、この反射が気分のムラを軽減するように身体が機能するようになっているのです。
この前庭自律神経反射が未発達の場合、気分のムラをコントロールするのが難しい場合があるのです。また、逆に前庭覚に刺激が入りすぎるとこの反射が起こりやすく気分や体調が悪くなったりもします。
このように身体の調子を上手く整えているのが前庭自律神経反射といえます。その他に大脳に作用して脳の覚醒を担っているのが脳幹(脳幹網様体)という場所です。
そしてこの2つ(前庭自律神経反射と脳幹(脳幹網様体))を良好な状態に保つために非常に重要なのが「運動すること」なのです。運動することで前庭自律神経反射と脳の覚醒をする調節機能が活発になり、最終的に身体の調子、脳の調子の2つがキッチリと良い仕事をしてくれることで心身共に良好な状態を保つことが出来るのです。
それでは、運動経験が不足している場合はどうなのでしょうか。
先程述べたように運動が不足すると2つの調節機能は、良い仕事をしてくれません。そのため、気分のコントロールが上手くいかなかったり、お友だちと喧嘩になったりとトラブルの原因にもなってくる場合があるのです。
このように、前庭覚の発達と自律神経との関係性は非常に強く、運動を行うことによって前庭覚が発達することは、対人関係を含めた様々な困り事を解決していくために重要なのです。前庭覚の発達度合が社会生活をおくる上で大切であることをご理解頂ければと思います。
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA 心理・運動担当
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都筑区放課後等デイサービス FORTUNA 感覚まとめ①
研修会・講演会
22/01/12 17:49