こんにちは。
都筑区放課後等デイサービスのFORTUNAです。
今回はカウンセリングマインドの必要性についてお話ししましょう。
私たち都筑区で放課後等デイサービスFORTUNA(ふぉるとぅな)を開設させていただくにあたり、HP上の項目でもお書きいたしましたが、基本的に解決志向型アプローチ(SFA:Solution Focused Approch)という考え方で療育を行うようにしています。その内容と重複するところが多少出てくるかもしれませんが、少し掘り下げて説明しますのでご容赦ください。
さて、そもそも解決とは何なのでしょうか?
例えば、病気にかかったとき、通常は何が原因で起こったのかを考えます。病原菌が判明すればその病原菌をやっつける薬を使います。すなわち、私たちは困ったとき、「その原因は何なのか」と考えます。
子どもから"お友だちと上手くいかない"と相談されたとしましょう。そのときにどのようなアプローチがあるのでしょうか。「どうして上手くいかないの?」「何かあったの?」などのように理由や原因を探ろうとするのではないでしょうか?決してそれがダメだと言っているのではありません。原因を追究することが役に立つ場合も多々あります。原因と結果の関係がはっきりしている場合は、原因を知ることでトラブルを予防できたりするときなどは、原因を明らかにすることは有効だと思います。
しかし解決型アプローチではあえて原因にこだわりません。原因よりもむしろ解決にフォーカスするアプローチなのです。ここで言う解決とは「問題解決」がなされることではなく、「新しく何かが構築されること」を意味するのです。
「原因」→「問題」という構図は変わりません。
何か問題があったとき、その原因がよくわからないこともあるでしょう。あるいは、その原因がわかったとしても1つであるとは限りません。その原因がわかっていても、取り除くことができないこともあるでしょう。
そのような場合に原因にこだわりすぎていると、原因を探るのに時間がかかったり、解決する目途が立たなかったりすることがあるのです。
問題は、どこにフォーカスするかです。
大まかにわけて
1⃣ 今現在、起きている問題そのものにフォーカスする「問題志向」 2⃣ なぜそれが起きたかという原因にフォーカスする「原因志向」 3⃣ 将来どのようになりたいのかにフォーカスする「解決志向」の3つがあります。
(例えば、原因が家庭にある場合や成育歴に原因がある場合は、私たちがどうすることもできないこともあるのが現実です)
私たちFORTUNAは3⃣です。昨日できなかったことが今日はできるようになった。という、「昨日の自分より1歩前に進んでもらう」ことを大切にしています。
次回はその点を踏まえて、解決志向型アプローチからどのように解決像をつくっていくかを考えていきましょう。
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA
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22/01/20 16:51