こんにちは。都筑区放課後等デイサービス FORTUNAです。
今回は、人見知りをする子どもについて考えてみましょう。
ASD児は、人に対して対人関係の興味の低さから”人見知り”という行動が起きない場合があります。また、ADHD児は多動、注意欠如という特徴から、知らない人でも平気でしゃべりかけてしまう場合もあるでしょう。
「人見知り」は、発達段階の中で重要な現象です。
人見知りの子は母子分離不安の子どもとも呼ばれます。
人は乳幼児期に保護者と関わる中で「この人は信頼できる」という強い信頼関係を気づいていきます。「保護者は安全」「それ以外の人は?」という立ち位置から、人見知りが始まるのです。社会性が発達してくると、人見知りが起こります。これも情緒が発達しているという証になるのです。
さて、ASD児において「人見知り」の兆候が見られた場合について説明しましょう。
ASD児においては、過敏性、特に触覚過敏の子どもが多いと言われています。(服のモフモフが好き、偏食傾向など)これは、子どもたちをよく見ていればある程度分かってきます。
感覚過敏をもっている子どもは、防衛反応が強く出て対人不安になることも考えられます。
安心・安全だと感じられるまでは、部屋の隅や、人を避けるような行動に出てしまうかもしれません。
だからといって、ほったらかしにしてしまうと、益々、人と関わることができなくなり、社会性や情緒、言語等の発達に支障をきたしてしまいます。
周囲の人は、安心安全な居場所をつくってあげたり、困りごとがある本人が負担に思わない程度の距離を見つけ、安心・安全な人であるということを理解してもらえるように繰り返しアプローチを行うことが重要なのです。
次は具体的な支援の仕方を説明しましょう。
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22/02/24 15:48