こんにちは。都筑区放課後等デイサービス FORTUNAです。
今回は、キャッチボールが苦手な児童についてのお話しです。
小さい頃は、誰でも目の機能が未熟なためになかなか上手くボールをキャッチすることが出来ません。絵本を読んでいても間違えてしまうこともあるでしょう。
しかし、成長するにつれて前庭動眼反射による目の補正機能が働き出して、段々と上手くなってきます。
DCD児の場合、この目の補正機能の発達が遅れていて、こういった現象につながっている可能性もあります。
またこういった場合、情緒不安定な行動が見られる場合があります。これは前庭ー自律神経系が上手く発達していない場合や覚醒を調節する力が発達していないなどの、気分を調整する力が育っていない可能性があるのです。
前庭感覚を育てることは全体的な発達を促すのに非常に重要なのです。
このキャッチボールに関して言えば、ドッジボールでも同じようなことが言えます。よく当てられる。ボールをキャッチできないなどが見られることもあります。
それと共に、ボールが上手くキャッチできない場合や当てられた場合に「怒ってしまう」児童も見られます。当てられて悔しい気持ちになるのは、誰でもそうでしょうが、ASD児のようにこだわりがある子どもにもよく見られます。
この「こだわりの行動」は「興味と行動の限定」とも呼ばれ、⑴ ある特定のものが過剰に好き(電車や車、恐竜など)⑵同じ行動をやり続ける (ルーティンがある)⑶ 突然の予定変更でパニックになる。などがありますが、「何かにこだわっている」という現象では共通しています。
こだわり行動の原因はまだまだわかっていないのですが、「不安性の高さ」や「人への興味の低さ」が要因として考えられています。
ASD児は不安性の高さと触覚過敏を同時に抱えることが多い(約60%)と言われています。
都筑区放課後等デイサービス FORTUNA 心理担当
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都筑区放課後等デイ FORTUNA キャッチボールが苦手
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22/03/08 13:41