子どもたちの一大イベントであるクリスマスも終わり、次はお年玉がもらえる正月がやってきます。
ようやく冬らしくなってきたのと同時にインフルエンザが流行し始め、子どもたちも気が抜けなくなってきましたね。
手洗い・うがいは毎日やって体調管理に気をつけてください。
さて、2024年ももうおしまいということで、先日私も友だちとちょっとした忘年会みたいなものをやりました。
男友だちというか後輩たちなのですが、一人は元サッカー日本代表でNHKで解説もやっているMともうひとりはJ3のSC相模原にいたこともあるTと三人で、市内にある知人の小さな居酒屋で飲んでいたときのことです。
本当に久しぶりに会ったので、話題がつきることもなく楽しく飲んでいたのですが、最終的にはどうしてもサッカー関係の話になってしまい、森保Jについていろいろ話していたときです。
隣にいた若い二人組(20代前半)の男の子に、横から急に話かけられました。
二人とも酔っ払っているためなのかわかりませんが、どうやらその子たちは、どこかのサッカークラブで小学生の指導していて、一番下の指導者ライセンスを取得したか、取得できる見込みがついたかで凄く嬉しかったようで、サッカーの話に食いついてきたのでした。
勿論MとTのことなど知らなかったのでしょうが、あろうことかその元日本代表相手にいきなりサッカーの講義を始めたのです。
私たちおじさん組は突然何を言いだすのかとビックリしましたが、「へーそうなんだ」と面白いので話を聞いてあげることにしました。
しかし、現場経験がほとんど無い人がやたら知識を詰め込んだらこうなるだろうという見本のようで、話に深みがなく、自分が監督になったかのように最後は森保Jの批判ばかりとなりました。(因みにMとTはJリーグのチームの監督も経験しています)
意地の悪いTは、悪のりしていろいろ聞き出しては爆笑していましたが、「新米の君に、現場の何がわかる?」と思いながら、非常に失礼だなと感じる場面もありました。
最後は「自分のチームはまあまあ強いからいつでも見学しに来ていいよ。指導しているところも見せますよ」と名刺を渡されました。
そこまで我慢していた居酒屋のご主人もこれ以上は私たちに失礼だと思って気をつかってくれたのでしょう。(ご主人は実際のみんなの正体を知っています)「皆さんよく勉強になったと思うから、もうそろそろ帰ったら」と助け船を出してくれて、二人組は意気揚々と楽しそうに帰って行きました。
「いやー面白かったですね」と喜ぶ、MとT。Tからは「Mさん結構テレビでてるのにバレなかったですね。知名度低いのと違いますか」とからかわれていました。
しかし、何の経験も無く、何もわかっていないのに少し本を読んだり勉強しただけでわかった気になって堂々と他人の批評や批判ができるのは、若さからくる恐いもの知らずからなのでしょうか?
批評や批判、文句をいうのは簡単です。現実は「じゃ、あなたにできるのですか?やってみてください」と言われるのがおちでしょう。この男の子たちも、いつかは現実を知るときがくるでしょう。
現場には本に載っていない厳しさや苦労がたくさんあるのです。自分の意見や考えを持つことは大切ですが、順序があります。なんの実績もないのにわかった気分でいろいろ批判するのは違うのではないかと思いました。実際に現場に出た時、諸先輩方から「何、言ってんの?じゃ、君やってみてよ」(出来るわけがないのですが)と言われ恥ずかしい思いをしないように社会の厳しさをこれから学んでいってもらいたいですね。
最後に居酒屋のご主人が一言。 「まさにこれが釈迦に説法ということですね」という言葉で締められ、みんなで和やかに大笑いした忘年会でした。
P-S:因みに壁には元日本代表選手たちがご主人と一緒に映っている写真が飾られ、Mはしっかりと映っていました。(笑)
職員Kの言いたい放題 「釈迦に説法」
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24/12/25 19:56