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都筑区放デイFORTUNA 心理学から見た子どもの暴言②

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 こんにちは、FORTUNAの公認心理師のKです。2回目の投稿となる本日は、暴言・暴力が見られる児童の背景について心理的要因から考えてみたいと思います。前回は主に自閉スペクトラム症(以下ASD)について述べましたが、今回はASDに限らず小学生全般に当てはまる要因かと思います。

<心理的要因>

 精神分析・発達心理学者のエリクソンは、各年代が直面する課題を発達課題と呼び、小学校前期の発達課題として、「勤勉性vs劣等感」を挙げています。これはつまり、この時期に直面する課題は、「自分に自信を持てるようになること」です。子どもの世界は家庭から学校へと広がり、自分に何ができて何ができないか、何が得意で何が苦手かといったことが意識化されやすくなります。今まで絶対的であった自分に対する有能感が弱まるため、学業能力、社会的能力、身体的能力、外見的特徴の4つを評価することで、自己肯定感を高め自信をつけようとします。この4つの要素で褒められたり、成功したりする体験が積み重なると、「やればできる」という自己効力感や自信を持つことができ、その自信を基にチャレンジや失敗を通して成長を楽しめるようになり、社会性も高まってていきます。しかし、自信と劣等感は紙一重です。失敗や認められない体験の方が多いと、「どうせ自分なんて」と自分の全てが劣った存在のように感じてしまい、失敗する経験から生じる恐怖を避けようと、努力やチャレンジを避けるようになります。

 この「どうせ自分なんて」といったモヤモヤや苛立ちが、自分自身に向く場合と、外界に向く場合があります。自分自身に向かった場合は、自傷的な行動や、医学的な異常がなくとも「お腹が痛い」「頭が痛い」といった身体症状症が見られることがあります。一方、外界に向かった場合に、暴言・暴力といった形で表出されることもあります。暴言・暴力の場合には、それにより自分の要求が通るという成功体験が生じることもあります。そうすることで、自己効力感を高め不足している自信を補っているのかもしれません。




 次回は、社会的要因について考えてみたいと思います。
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