こんにちは。都筑区の放課後等デイサービスFORTUNAです。
コーディネーショントレーニングの説明の3回目です。
コーディネーションには次の7つの能力があります。
定位能力:自分と相手、ボールなどの位置関係を正確に把握し、動きを調整する能力
反応能力:外部からの刺激(視覚、聴覚、触覚)を素早く感知し、適切に対応する能力
連結能力:全身の動きをスムーズに連動させたり、複数の動作を連続して行う能力
識別能力:(分化能力):手足や道具などを正確かつ細かく操作する能力
リズム能力:目で見たり耳で聞いたりしたリズムに合わせて身体をスムーズに動かす能力
バランス能力(平衡能力):身体の平衡を保ち、崩れた体勢を立て直す能力
変換能力:刻々と変化する状況にあわせて、最適な動きに切り替える能力
これらの能力は、スポーツだけでなく、日常生活のさまざまな場面で活用されています。そのため、コーディネーショントレーニングは、脳の活性化にもつながるとされており、神経系が発達するプレおよびゴールデンエイジに用いることで子どもの成長につなげることができると考えられています。
では、このゴールデンエイジの時期にどのような運動をすればよいのか。野球なのかサッカーなのか、はたまた水泳なのか、と悩まれる保護者の方も多いと思います。
基本的なコーディネーション能力は、どのスポーツにも含まれるので気にする必要はないと思います。まずは、子ども自身が「これをやりたい。やってみたい」と興味をもったスポーツに挑戦させてみることが良いのではないでしょうか。
しかし子どもが興味をもったスポーツ教室等に通い出してから、途中で「やっぱり面白くない」とそのスポーツ自体に興味を失うこともあります。
私は他のスポーツに移ること自体は悪いことではないと思います。
そのことより、スポーツを継続しておこなうことができるかが重要だと考えています。
そのために「子どもがやめたい」という理由を考えなくてはなりません。
「子どもがやめたい」という理由で考えられるのが①クラブ内でのいじめ等の人間関係の問題 ②努力をしなくて、ついていけなくなる場合 ③保護者の過剰な期待による精神的な疲労からくる意欲の喪失などがあげられます。
①においては、指導者が常にクラブ内における子どもたちの様子をつぶさに観察できていれば、ほとんどの場合、事前にトラブルに対して指導や注意ができ、楽しいスポーツ生活を取り戻すことも可能でしょう。
②においては、保護者と指導者の連携が大切だと思います。またゴール(目的)の設定も重要です。保護者が過干渉、もしくは過保護のため「いやなら、やめてもいいよ」と簡単に声掛けをした場合、子どもはどうしても楽な方向に向かってしまい、その子の可能性を潰してしまうこともあります。そのために子どもの能力を正確に把握し、どのぐらいの伸び代があるかを理解している指導者と保護者間で慎重な話し合いが重要となってきます。
③においては、運動能力が上がってきた子どもたちによく見られます。運動能力が上がってきたことを保護者は喜び、本人のことはないがしろにして「もっとできる」となることもあります。特にチームスポーツにおいてはレギュラーやポジション争いがあるためその傾向が強くなります。その場合も②と同様に、子どもとの関係性が良好で良き理解者である指導者の存在が必要不可欠だと思います。
いずれにせよ、小学生の時期にどんな運動でも構わない(公園で保護者の方とキャッチボールやかけっこ等)ので、体を動かしておくことは、将来において非常に重要な意味があるのです。おわかりいただけたでしょうか?
次回は、運動についての最新の研究についてお話します。
続く>
放課後等デイサービス FORTUNA
コーディネーショントレーニングの説明の3回目です。
コーディネーションには次の7つの能力があります。
定位能力:自分と相手、ボールなどの位置関係を正確に把握し、動きを調整する能力
反応能力:外部からの刺激(視覚、聴覚、触覚)を素早く感知し、適切に対応する能力
連結能力:全身の動きをスムーズに連動させたり、複数の動作を連続して行う能力
識別能力:(分化能力):手足や道具などを正確かつ細かく操作する能力
リズム能力:目で見たり耳で聞いたりしたリズムに合わせて身体をスムーズに動かす能力
バランス能力(平衡能力):身体の平衡を保ち、崩れた体勢を立て直す能力
変換能力:刻々と変化する状況にあわせて、最適な動きに切り替える能力
これらの能力は、スポーツだけでなく、日常生活のさまざまな場面で活用されています。そのため、コーディネーショントレーニングは、脳の活性化にもつながるとされており、神経系が発達するプレおよびゴールデンエイジに用いることで子どもの成長につなげることができると考えられています。
では、このゴールデンエイジの時期にどのような運動をすればよいのか。野球なのかサッカーなのか、はたまた水泳なのか、と悩まれる保護者の方も多いと思います。
基本的なコーディネーション能力は、どのスポーツにも含まれるので気にする必要はないと思います。まずは、子ども自身が「これをやりたい。やってみたい」と興味をもったスポーツに挑戦させてみることが良いのではないでしょうか。
しかし子どもが興味をもったスポーツ教室等に通い出してから、途中で「やっぱり面白くない」とそのスポーツ自体に興味を失うこともあります。
私は他のスポーツに移ること自体は悪いことではないと思います。
そのことより、スポーツを継続しておこなうことができるかが重要だと考えています。
そのために「子どもがやめたい」という理由を考えなくてはなりません。
「子どもがやめたい」という理由で考えられるのが①クラブ内でのいじめ等の人間関係の問題 ②努力をしなくて、ついていけなくなる場合 ③保護者の過剰な期待による精神的な疲労からくる意欲の喪失などがあげられます。
①においては、指導者が常にクラブ内における子どもたちの様子をつぶさに観察できていれば、ほとんどの場合、事前にトラブルに対して指導や注意ができ、楽しいスポーツ生活を取り戻すことも可能でしょう。
②においては、保護者と指導者の連携が大切だと思います。またゴール(目的)の設定も重要です。保護者が過干渉、もしくは過保護のため「いやなら、やめてもいいよ」と簡単に声掛けをした場合、子どもはどうしても楽な方向に向かってしまい、その子の可能性を潰してしまうこともあります。そのために子どもの能力を正確に把握し、どのぐらいの伸び代があるかを理解している指導者と保護者間で慎重な話し合いが重要となってきます。
③においては、運動能力が上がってきた子どもたちによく見られます。運動能力が上がってきたことを保護者は喜び、本人のことはないがしろにして「もっとできる」となることもあります。特にチームスポーツにおいてはレギュラーやポジション争いがあるためその傾向が強くなります。その場合も②と同様に、子どもとの関係性が良好で良き理解者である指導者の存在が必要不可欠だと思います。
いずれにせよ、小学生の時期にどんな運動でも構わない(公園で保護者の方とキャッチボールやかけっこ等)ので、体を動かしておくことは、将来において非常に重要な意味があるのです。おわかりいただけたでしょうか?
次回は、運動についての最新の研究についてお話します。
続く>
放課後等デイサービス FORTUNA