今日から2月が始まりました!フォレストキッズ池田教室です。
私が発達検査を行っていたとき、4歳を超えてもケンケンがなかなかできるようにならない子どもの保護者には、年中でなわとび、跳び箱に苦戦するかもしれない、と助言を行っていました。
ケンケンは片足を上げながら同時にジャンプをするという動作で、複数の動作を同時に行う協調運動です。
なわとびは手首を回しながらジャンプをする、跳び箱は走りながら踏切台を両足でジャンプして両手をついて跳ぶ等、複数の動作が求められます。
発達にばらつきがある子どもの中には、脳からの指令がうまく手足に伝わりにくいのか、協調運動が苦手な子どもがいます。
ペットボトルの蓋がうまく開けられない、サイコロを手首を使って転がせられない、ジャンケンでとっさに同じ手ばかりだしてしまう、字がうまくかけない等も、協調運動が苦手な子どもに見られるのではないかと思います。
ここまでは協調運動についてお話したのですが、ここからは見え方についてもお話したいと思います。
発達にばらつきがある子どもの中には、なわとびを目で追いにくい子どもがいます。
最近、ある子どもは大なわとびの動きを追視できないのか、追視することを諦めてその場で連続ジャンプをして跳ぼうとしたり、ある子どもは大なわとびが怖くて両手で目を覆ったりする姿がありました。
一般的に4歳を過ぎると、部分視野から全体視野へと見える視野が少しずつ広がっていきます。見える視野が広がることで、物を追視できるようになっていきます。
発達にばらつきがあると、どうしても成長とともに苦手なことが目立ってきます。
児童精神科医から自閉症スペクトラムの診断を受けた子どもの多くは、発達検査において言語面よりも認知面が高く、視覚優位のため視覚支援が有効であるというのは、みなさんのご存知の通りだと思います。一方で、同じ自閉症スペクトラムの診断を受けた子どもの中には言語面よりも認知面が低い子どもがおり、今思うと発達のばらつきのために視野の広がりにくさがあったのではないかと思います。診断名は同じでも、子ども1人ひとりの発達特性が違うことが、子どもの特性を理解することの難しさに繋がっているように感じています。鉛筆
ここまでなわとびについてお話してきましたが、お伝えしたいのは年中からは集団生活で子どもが苦手に思うことが増えるということです。
コミュニケーションの課題が大きいと、苦手に思うことはやりたくないので、0か100かでやる、やらないを決めてしまうことも多いようです。
支援者の一人として最も恐れているのは子どもに不登園、不登校等の二次障害が起こることなので、そうならないように児童発達支援を利用してもらえればいいなぁと考えています。
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「発達にばらつきのある子どもにとってのなわとび」
教室の毎日
24/02/01 15:56