マイスクール@はんなんで実施している支援プログラムについて公表させていただきます。

【健康・生活】、【運動・感覚】、【認知・行動】、【言語・コミュニケーション】、【人間関係・社会性】のそれぞれのねらいの項目についてどのように取り組んでいるかっ記載しております。

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【法人理念】
・子どもたちが安心してすごせる場所
・「できた！」という成功体験を重ねる支援
・自分自身の存在が大切にされる経験

【支援方針】
子どもたちが安心して過ごせる環境づくりを最優先に考え、一人ひとりの個性や成長を尊重した支援を行います。日々の活動を通じて「できた！」という成功体験を積み重ねることで、自信と意欲を育みます。また、子どもたちが自分自身の存在を大切に感じられるよう、温かい関わりと承認の言葉を大切にします。安心できる環境の中で挑戦し、自己肯定感を高めながら、子どもたちが自分らしく成長できる支援を提供します。

【健康・生活】
（a）健康状態の維持・改善　…　来所時には検温や手洗い、消毒を実施し、衛生管理を徹底しています。さらに、『こころスケール』を活用し、自身の体調や心の状態を振り返る機会を提供することで、自己の健康管理能力の向上を支援しています。
（b）基本的生活スキルの獲得　…　身だしなみや身辺整理の習慣が身につくよう、実際の場面ごとに適切な支援を行っています。個々の特性に応じた環境づくりを大切にし、視覚支援などを活用しながら、無理なく取り組めるようサポートしています。
（c）生活のリズムや生活習慣の形成　…　必要に応じてトイレへの誘導を行い、生活リズムの定着を支援しています。また、来所後の過ごし方について視覚支援などを活用し、見通しを持って安心して過ごせるようサポートしています。

【運動・感覚】
（a）姿勢と運動・動作の向上　…　来所時にバランスストーン、バランスボード、トランポリンなどを活用したウォーミングアップを実施し、基礎的な身体機能の向上を支援しています。楽しみながら取り組める環境を整え、姿勢や運動・動作の改善を促します。
（b）姿勢と運動・動作の補助的な手段の活用　…　各プログラムにおいて適切な姿勢で取り組めるよう、椅子や机の高さ・配置を調整し、個々に合った環境を整えています。快適で無理のない姿勢を維持できるよう配慮し、運動や動作の効果を高める支援を行っています。
（c）保有する感覚の統合的な活用　…　『発達ピラミッド』の概念を基に、さまざまな活動の中で感覚の統合を促す取り組みを行っています。さらに、個別療育が必要な場合は、特性に応じた重点的な支援を実施し、感覚の適切な活用をサポートしています。

【認知・行動】
（a）認知の発達と行動の習得　…　さまざまな感覚を通じて得た情報を適切に取捨選択し、必要な情報を基に行動へとつなげられるよう支援します。個々の認知の発達段階に合わせたアプローチを取り入れ、スムーズな学習と行動の習得を促します。
（b）空間・時間、数等の概念形成の習得　…　さまざまなプログラムを通じて、数や時間の概念を自然に理解できるよう支援します。また、他者や物との距離感、位置関係などの空間認知についても、遊びや体験を通じて無理なく学べるよう工夫しています。個々の発達段階に応じたサポートを行い、安心して概念形成が進む環境を整えます。
（c）対象や外部環境の適切な認知と適切な行動の習得　…　スケジュールの視覚化や環境の構造化を取り入れ、誰にでもわかりやすい活動空間を整えることで、適切な行動の習得を支援します。また、タイムタイマーなどの視覚的なツールを活用し、次の行動への切り替えがスムーズにできるよう促します。

【言語・コミュニケーション】
（a）言語の形成と活用　…　個々の学習課題に応じたプリント学習を取り入れ、ひらがな・カタカナ・漢字、ローマ字の読み書き能力や語彙力の向上を支援します。
（b）言語の受容及び表出　…　プログラムや個別課題を通じて、相手に対して口頭や文章で自分の想いや考えを的確に伝えられるよう、表現力の向上をサポートします。
（c）コミュニケーションの基礎的能力の向上　…　異年齢の子ども同士が関わる機会を増やし、実践的なコミュニケーションの場を提供することで、社会的な関わり方を学べるよう支援します。また、チーム戦などの協力型プログラムを取り入れ、仲間意識を育みながら、円滑なコミュニケーションができるよう支援します。
（d）コミュニケーション手段の選択と活用　…　言語的・非言語的なコミュニケーション手段を活用し、子どもが状況に応じて適切な方法で意図を伝えられるよう支援します。

【人間関係・社会性】
（a）他者との関わり（人間関係）の形成　…　子どもとの信頼関係をじっくりと築きながら、あいさつやお礼など日常的なコミュニケーションの習慣を身につけられるよう働きかけます。周囲の人との関係が安定し、安心して社会の中で関わりを持てるよう継続的に支援します。
（b）自己の理解と行動への調整　…　希望する子どもには、スタッフと一緒にコンビニやスーパーで昼食の買い物に行きます。実際の買い物体験を通して、お金の使い方や計画的な支出の考え方を学び、店員さんとのやりとりやイベントなどで地域資源を積極的に活用していきながら様々な経験をすることで、社会生活に必要な行動調整力を身につけられるよう支援します。
（c）仲間づくりと集団への参加　…　集団活動の中で協力や役割分担の大切さを学び、仲間と一緒に目標に向かって取り組む経験を積んでいきます。周囲への適切な声掛けや、自分の気持ちを落ち着かせる方法を身につけることで、集団の中でより良い人間関係を築けるようサポートします。