今回ご紹介させていただくのは、年中のHくんです。
Hくんは発達障がいの診断を受けています。
発達段階にでこぼこがあり、しゃべれるようになったのは、およそ年中の半ば頃とのことでした。
Hくんは年中さんの4月からAliveGYMで児童発達支援の利用を始めました。
初回面談時には、「自信がなく、初めてのことに対してなかなか挑戦できない。」「言葉での理解が難しく、集団行動が苦手。」「運動療育を通して、理解力や認知機能が向上していってほしい。」と保護者さんからご相談・ご要望がありました。
利用を開始してから、AliveGYMの運動療育を使って、「色の識別」や「往復の概念」などを含めて、日々の幼稚園での遊びや活動につながりそうなことを習得していきました。最初から理解することは難しく、怒れてしまうこともありました。AliveGYMの指導員から、視覚的に伝えてもらうことで徐々に理解していき、言葉とその意味を理解してから判断することができるようになりました!
またAliveGYMでは、空間認知の向上を高めていくトレーニングも行っております。
Hくんは当初、目印がなくなるとどう進んでいったら良いかわからなくなることもありました。グーパージャンプで進む際、ケンケンパステップを置くと、足の置き場所が分かるためサクサク進んでいくことができます。一方、ケンケンパステップを外してジャンプの間隔のみを区切って行うと、途端に進み方が分からなくなってしまいます。指導員の模倣をしながら少しずつ自信をつけていき、今ではグーパージャンプよりもレベルの高い運動にも前向きに取り組むことができています。
さらにHくんは、コミュニケーションのやり取りにも取り組んでいます。
分からなくなって怒れてしまうときは指導員と一緒に気持ちを落ち着けてから、ゆっくり自分の言葉で気持ちを伝えるよう何度も挑戦しました。
分からなくなった時の気持ちの表出方法が「怒る」から、「わからないよー。」「どうやってやるの?」などと、言葉を用いて指導員へ伝えることができるようになりました!
切り替えもスムーズになり、今ではどんどん新しいことに挑戦できています♪
Hくんが、どんどん自信をつけて新しいことに挑戦していく姿を、私たちは毎週支援することができて、とても嬉しいです。
これからも日常での暮らしが少しでも過ごしやすくなるよう、一緒に頑張っていこうね。
Aliveキッズ vol.8
教室の毎日
24/11/16 18:10