今回ご紹介させていただくのは、現在4歳のG君です。G君は、当時年少の3歳から安城市の児童発達支援AliveGYM(アライブジム)の利用を開始されました。初回面談の際は、「集団の中で楽しく生活できるようになってほしい。」「少しでも座ってお話を聞くことができたらいいな。」、「注目するところをきちんと見て、指示を理解してほしい。」などを保護者様から伺いました。保護者様は、集団の中だと他のことが気になりやすいので、個別で対応してもらえるAliveGYM(アライブジム)の利用を希望されました。また、体を動かすことは好きなので、AliveGYM(アライブジム)の運動療育は合っていました。
利用開始当初は、運動中に周りのお友達やAliveGYMの職員が気になり、じっと見つめて固まりやすいG君。まずは、座って話を聞くことができるように、指導員は伝える内容を短くしてG君と関わりました。最初はよそ見をしやすかったG君ですが、指導員から話をしている人に注目することを伝えられたり、どんな話でも座って聞くことができたときには褒められたりしていく中で、当初よりも椅子に座ったまま聞くことができるようになりました。現在のG君は、「お話をするよ」と伝えられると、椅子に座って導員に注目することができるようにもなりました。
もちろん、個別の運動療育を通して活動する中で、身体にも変化が現れました。感覚統合のメニューを取り入れた運動遊びを行っていくうちに、当初は脱ぎたくなかった靴下を、今ではすぐに脱いで身支度を完了することができています。
情緒の面では、自分が難しいと感じた運動を「できないよ。」と諦めやすかったG君。ケンケンでは、左足で進む際に、1歩で体勢が崩れてしまうこともしばしばありました。G君と一緒に片足立ちの練習や、手を繋いだままケンケンの練習を行いました。少しずつ進む距離が伸びたことに喜び、何度も挑戦をするようになりました。現在では、苦手だった左足のケンケンでも、力強く前に進みながら2m以上進むことができています。さらには、スキップの練習も頑張っています。集中することができる時間が増えたことで、難しいと感じた運動にも取り組み続けることができるようになりました。
今年の4月で年中さんになったG君。これからも体を動かしながらできることをたくさん増やしていこうね。
Aliveキッズ vol.12
教室の毎日
25/05/21 17:18