今回、紹介させていただくのは、6歳児のH君です。
H君は、4歳の頃から安城市の児童発達支援、AliveGYM(アライブジム)を利用しています。
利用を開始する前の面談時、保護者様からは「親の言うことを聞いていないから、道路に飛び出しそうになることもある、危険につながりそうな時がある。」「落ち着きがなく、動きたい気持ちが強い。」「体の使い方にぎこちなさがあり、気になるが、どう教えたらよいか分からない。」「周りの子に比べて発達が遅い気がする。」等といった相談を受けました。体を動かすことが大好きなH君であったため、個別の運動療育をうけることができるAliveGYM(アライブジム)にすぐに通いたいという方針に決まりました。
利用開始後、H君はいっぱい体を動かして楽しむことができていました。一方で、動きたい気持ちも強いため、指導員から伝えられている話を途中でさえぎって先回りして動くこともしばしばありました。そこで、指導員から伝える話は短く切ってすぐに動くことができるようにしていきました。短い時間だと話の内容を全て聞くことができるため、話の内容を理解する力や動きたい気持ちを抑制する力が向上してきました。徐々に指示の時間を増やしたり人の話を聞く際の姿勢も大切にしたりすることにも取り組みました。指導員から「椅子に座ってお話ししようか。」と声をかけられると、「うん。」と座ることができています。また、運動が始まる前の準備として、自分で椅子を出すこともできています。
個別療育の中で成功できたことや頑張ったことなどを指導員と本人で共有することは、嬉しさが増すので、より自信と自己肯定感が向上します。
成功体験をAliveGYM(アライブジム)でたくさん経験したH君。保護者様から嬉しい報告を受けました。
「総合施設のフードコートで以前だと、落ち着きがなく自分がご飯を食べたら離席してしまう姿があったが、療育を初めてから、自分が早く食べ終わっても座って待つことができるようになった。」とのことでした。AliveGYM(アライブジム)で自分の行動を調節することを頑張ってきたことが実生活にも活きているとのことでした。
AliveGYM(アライブジム)では、小集団での運動療育も行っております。去年からH君も小集団での運動を行っています。小集団でも、座って待つことを意識しながら頑張っているH君。
友達と一緒に器具を準備したり、応援したり励ましの言葉をかけているH君の成長に私たちはとっても嬉しいです。
小集団の運動療育では、お友達との関わり方や、周りを見て動く力を養っていけるような支援を行っています。
年少さんから通い始めて、4月から1年生になったH君。これからもたくさん体を動かして、できることをたくさん増やしていこうね。
Aliveキッズ vol.13
教室の毎日
25/06/21 15:48