楽しく体を動かすことをモットーに、日々、運動遊びを提供しているユリシス。当ブログでは具体的にどんな運動遊びをしていて、それにはどんな意図があって、どんな効果が期待できるのか。そんなことを少しずつお伝えできたらいいなと思っています。
第1回目の今回は題して「神瞬発力!フープを使って忍者オニ」。
まず、ホースを切って繋げた特性フープを床一面ランダムに置き、捕まえる役1人(鬼)と逃げる役1人を決めます。追いかけるのも逃げるのもフープの中のみという条件で、あとはシンプルに鬼ごっこ。制限時間は1分。
相手を意識しながら足元はフープに集中。並々ならぬ瞬発力(神瞬発力)を擁し、逃げる追いかける2人の姿は目にも止まらぬ速さの「忍者」そのもの。
子どもたちの遊びの定番「鬼ごっこ」がフープを使うことで、「SASUKE」ばりのスリリングな遊びに早変わり。限られたスペース内でどうすれば逃げられるか、どうすれば捕まえられるか。
1 分間、子どもたちの頭はフル回転!終わった後は、皆うっすらと額に汗をかくほど。そして、間髪入れずに「もう1回やりたい!」とリクエストが出るのは夢中になって遊んだ証拠です♪
このフープを使った忍者オニは、「固有感覚」と「平衡感覚」を養うことがねらいです。
固有感覚とは、自分の体や、体の周囲の空間をとらえる感覚で、ボディイメージ、身体の周辺感覚とも言います。固有感覚を養うことで、危険を察知しやすくケガしにくくなったり、上手に力加減ができるようになると言われています。
平衡感覚は、読んで時のごとく、体のバランスをとる感覚。平衡感覚を養うことで、姿勢が良くなったり、転びにくくなるなどの効果が期待できます。
子どもたちが夢中になって取り組めば取り組むほど、これらの効果が期待できるという訳です。
ただ、まだこの運動のできる発達段階にない子どもたちもいるので、そういう子たちはお友達の取り組む姿を見てもらいます。まずは見て覚える。子どもって想像以上に器用で、こちらが教えなくても、まねっこするうちにいつのまにか同じ動きができるようになってるんです。すごいですよね。
まぁ、そうした堅苦しい話は抜きに、体を使ってたっぷり遊んだ後の子どもたちの清々しい顔が全てを物語っています。
「楽しい」が第一優先。今日も子どもたちの笑い声が響き渡るユリシスなのでした♪
運動遊びvol.1/神瞬発力!フープを使って忍者オニ
教室の毎日
23/06/07 23:02