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子どもには“しなやかに生きる大人の後ろ姿”が必要!?

こんにちは!保育士のたくまです。先日、朝、新聞を読んでいて、思わず手を止めた記事がありました。 大きく書かれていた言葉は、「しなやかな耐性 大人こそ必要」という言葉。 育児雑誌編集者の岡崎勝さんのコラムで、長年続いた連載がこの日で最終回。読者への最後のメッセージとして掲載されていました。 記事の内容は、育児全般のお話なのですが、読んでいて、これって、障害特性のある子どもたちを支援する私たちにも、すごく大切なことだなと感じました。 子どものことを考えるとき、「どうしたらできるようになるだろう?」と、一生懸命考えることってありますよね。 もちろん、それは大切なことだけど、「子どもを変えること」だったり、単に「大人にとって都合の良い子にすること」ばかりに一生懸命になっていることに気づくことがあって。 記事を読んでいて、特に心に残ったのが、「正解を求めすぎない」という考え方でした。 子どもたちと関わっていると、ついつい「正解」を探してしまいがちで。「こう声をかけるべき」とか、「こうすれば落ち着いて座れる」とか。自分でも気づかないうちに、大人の正解に近づけるために、子どもを当てはめていることがあって。 でも、子どもは一人ひとり違っていて、昨日うまくいった方法が、今日は全然うまくいかないことだってある。人間なんだからそんなのは当たり前のことなんだけど、「昨日できていたことは今日できて当然」だと勘違いしてしまう。 そんなとき、「この方法が正しいはずなのに⋯」と大人が頭でっかちになってしまうと、子どもとの関係も、どんどん窮屈になるような気がしていて。 でも、本当に大切なのは「その子が、その子らしく生きていくために、何が必要なのか」で、決して大人の考える正解に近づけることじゃない。 もちろん、社会の中で生きていくために頑張って身につけたほうがいい力もあるけれど、それと同じくらい人の手を借りて、その子に合った方法で苦手なことをいかにクリアしたり、回避するかっていうスキルも大事だったり。 「みんなと同じようにできること」だけを目標にしてしまうと、その子の持っている素敵な部分まで見えなくなってしまう。 子どもを変える前に「この環境は、この子にとって過ごしやすいかな?」と、考えてみる。そして、環境を少し変えてみる。「どうしたら言うことを聞いてくれるかな?」ではなく、「どうしたら、この子が納得して動けるかな?」と考えてみる。 ほんの少し視点を変えるだけで、見えてくる景色が変わることがある。そして、そのためには大人にも、しなやかな考え方が必要なんだと思うんです。 子どもに「しなやかに生きてほしい」と願うのであれば、まず私たち大人自身が、しなやかであること。新聞記事を読みながら、そんなことを考えました。 今日も子どもたちの「できた!」を一緒に喜びながら、そして、ときには「今日はできなくても大丈夫」と笑いながら。 子どもと一緒に、私たち大人も成長していける支援者でありたいと思います😊

ユリシス・キッズTakabata/子どもには“しなやかに生きる大人の後ろ姿”が必要!?
教室の毎日
26/10/06 12:57 公開

交流会は話を聞くだけでもOK!気軽に“てふてふ”しましょ

こんにちは!保育士のたくまです。いつも子育て、本当にお疲れさまです。 子育てをしていると、「これって、うちの子だけなのかな?」「みんなはどうしてるんだろう?」「ちょっと誰かに聞いてほしいな」そんなふうに思うことって、ありませんか? そうした子育てのお悩みや相談など、保護者の皆さまが心置きなく話せる場としてユリシスでは保護者交流会「てふてふ」を定期的に開催しているのですが、今年も11月に開催させて頂くこととなりました。 「交流会」と聞くと、「ちゃんと話さないといけないのかな?」そんなふうに思われる方もいらっしゃるかもしれません。 でも、大丈夫。この「てふてふ」決して無理に話さなくてもいいんですよね。他の参加者さんたちの話を聞いているだけでも良くて。 だから、これまで「興味はあるけど、話すのは得意じゃないし⋯」なんていう方でも気兼ねなく参加して頂きたいと思っていて。 もちろん「最近こんなことで困っていて⋯」と相談していただいてもいいですし、「うちではこんな方法がうまくいったよ!」と、積極的に情報交換していただいても構いません。 子どもの話だけではなく、「最近ちょっと疲れちゃって」「こんなことがあって嬉しかった!」なんて、保護者さま自身の日頃のちょっとしたエピソードトークなんかも大歓迎! 過去の会を遡ると、意外とこういう話は皆さん好きみたいで、一気に場の雰囲気が和むんですよね🤗 もしかしたら、参加する前は「私なんかが行っていいのかな?」と思うかもしれません。でも、「私なんか」じゃなくて、「私だから」来てほしいんですよね。 毎日、お子さんと向き合っている保護者さんだからこそ話せることがあって。そして、誰かの話を聞いて、「うちだけじゃなかったんだ」と思えるだけで、少し心が軽くなることもある。 子育ては、毎日一生懸命だからこそ、知らないうちに肩に力が入っていることがあります。だからこそ、たまにはちょっと休憩が必要だと思いません? お茶を飲みながら、笑ったり、話したり、聞いたり。「今日はちょっとホッとできたな」そう思って帰っていただけるような時間にしたいと思っています。 正解を見つけるための会ではなくて、もちろん悩みを解決できたら最高ですが、それが目的という訳でもない。ただ、少し肩の力を抜いて、一緒に過ごす時間が必要で。 「行こうかな?どうしようかな??」と迷っている方も、ぜひお気軽に。その「ちょっと行ってみようかな」を、私たちは歓迎します🎉 それでは日程が決まり次第、また改めてご案内させて頂きますね。皆さんとお会いできるのを、楽しみにしています。

ユリシス・キッズTakabata/交流会は話を聞くだけでもOK!気軽に“てふてふ”しましょ
その他のイベント
26/09/28 09:29 公開

「ちょっとズラして返す」が、子どものコミュ力を引き出す?

こんにちは!保育士のたくまです。ここ最近、改めてお子さまとの関わりの中で、敢えての“間”を作ることの重要性を実感する場面があって。 Aくんがシートベルトを着用する時に、普段はついつい先回りしてやっちゃうんですけど、“間”を作ることで、Aくんが自ら着用してくれたり。 Bくんがカバンから水筒とお弁当を出して決まった場所に持っていく時に、普段はついつい先回りしてやっちゃうところを、“間”を作ることで、Bくんが自ら持っていってくれたり。 それまで私自身が良かれと思って先回りしていたことが、子どもたちの自立の機会を奪っていたのかと思うと、ちょっと思うところがありました。 こんな風に子どもとのやりとりの中で、ついつい、要求に対してすぐに正解を返すことって多いですよね。もちろん、それは悪いことでないんですけど。 でも、たまには、「え?そっち?」という、ちょっとズレた返しをしてみると、これが意外と、子どもとのやりとりを面白くしてくれることがあって。 私の好きな芸人さんの中にアンジャッシュっているんですけど、彼らのコントにそのヒントがあると思っていて。 アンジャッシュさんのコントで、「Aさんはこういう意味で話している」「でもBさんは別の意味で受け取っている」という、絶妙な“ズレ”がどんどん積み重なっていく、「すれ違いコント」なるものがあって。 これが見ていてすごく面白くて、このあと一体どんな展開になるんだろう?とワクワクしっぱなしで。 見ている側は、「いやいや、違う違う!」と思わずツッコミたくなるんですよね。 で、私ふと気づいちゃったんです。実は子育てでも、この「ちょっと違うよ!」を引き出すことが、コミュニケーションの練習になるんじゃないかって。 例えば、子どもが、「お茶!」と言ったとします。いつもなら、「はい、お茶ね」と渡すんですけど、そこで、たまには、「はい!牛乳!」と、わざと違うものを出してみる。 すると、子どもから「ちがう!お茶!」と返ってくる。子どもが自分から訂正したという事実がすごく大事で、こうした言葉が出ることで、自分の考えを相手に伝えるという活きたコミュニケーションが生まれるんですね。 大人は、子どもが困らないように、要求されたらすぐ応えてあげようと、つい考えがち。もちろん、その考え自体は悪いことじゃないけど、何でも先回りして正解を出してしまうと、「伝えなくても分かってくれる」という状態になってしまうんですよね。 だからこそ、ほんの少しだけズラし、すれ違ってみる。「え?それじゃないよ!」と言いたくなるくらいのズレ。すると子どもは、「違う!○○だよ!」と、自分から伝えようしてくれることもある。 子育てでは、「大人が教える」「大人が正解を教える」だけではなく、子どもが大人にツッコむという関係も、なかなか味があって面白いと思います。 「違うよ!」「そうじゃない!」「○○だって!」「もう、お母さんったら!」そんなやりとりが増えると、子どもは自然と、「自分の考えを相手に伝える」経験を積んでいくんじゃないでしょうか。 親子の会話って、正解を当てるクイズじゃなくて、少しくらい間違えたっていい。 子どもから、「ちがーーーう!!」という、元気なツッコミが返ってきたら、それはもしかすると、最高のコミュニケーションが始まったサインかもしれませんよ。

ユリシス・キッズTakabata/「ちょっとズラして返す」が、子どものコミュ力を引き出す?
教室の毎日
26/09/22 12:57 公開

苦手な食材は、「米粒一粒作戦」で小さな成功体験を積もう!

こんにちは!保育士のたくまです。長雨の影響でそろそろ自律神経に影響が出てきそうな今日この頃です。 腸内環境だけは整えておこうと、毎朝のヨーグルトと青汁はマスト。調子に乗って、キムチ納豆ごはんを足したら、あらま!お通じマックス!! これはこれで日常生活に支障が出てしまったので毎日は控えるようにしています。発酵食品は腸内環境の働きを促進させると言われていますが、ほどほどにしなきゃですね。 さてさてここ最近、保護者さまからお子さまの食のお悩みを度々頂くことがあります。 「うちの子、野菜を全然食べなくて。一口だけでも食べてみようと言うと、“イヤ!!”と言って、絶対食べないんです」 親としては、「栄養のためにも食べてほしい」「少しでも食べてくれたら」と思いますよね。 そこで、私がおすすめしたいのが、「米粒一粒作戦」。たとえばピーマンが苦手な子なら、いきなり、「ピーマン、一口食べてみよう!」ではなく、米粒くらいの大きさにカットして、そこから始めてみる。 お皿にちょこんと置いて。「今日はこれ一個だけ、やってみようか」。そして、食べられたら、「すごい!!食べたね!!」「チャレンジできたね!!」と、めちゃくちゃ褒めるんです。 子どもの行動を育てるときに大切なのが、「できた行動の直後に、嬉しい反応を返す」という考え方。 「食べた」→「お母さん、お父さんが喜んでくれた!」という一連の流れが、お子さんのなかで成功体験になるんですよね。 それでも苦手な食べ物って、一回食べたくらいでは好きにならないこともあって。私もセロリが大の苦手で、生っぽいのは絶対無理だけど、ほかの野菜と紛れていたら不思議と食べられる。日によってムラがあるんですよね。 ただ単に「野菜が嫌い」と言っても、理由は「味が嫌い」だけとは限らなくて。発達に関わる仕事をしていると、ここは特に大切だと感じます。 たとえば、 ・においが苦手 ・ベタベタした感触が苦手 ・シャキシャキする食感が苦手 ・口の中でつぶれる感じが苦手 ・見た目が苦手 ・以前に嫌な経験をした ・初めて見る食べ物そのものが不安 など。 特に感覚に敏感な子の場合は、大人には「小さな一口」でも、その子にとっては大きなハードルということがあります。 だからこそ、「食べなさい!」と押すより、ハードルそのものを小さくする。 苦手な食べ物を食べさせるために、「これ食べたらお菓子あげる」「食べないなら遊べない」という方法を思わず使いたくなることもありますよね。 食事そのものを「嫌な交渉の時間」にするより、食べられた瞬間に、笑顔・拍手・言葉で喜んでもらえるという経験を積み重ねるほうが、子どもからしたら断然楽しい。 そして、何より“食べられなくても大丈夫”という考え方が大事なのかなと思います。米粒サイズにしても、「イヤ!」という日もあるので。 そんな日は、「そっか、今日はイヤなんだね。また今度やってみようか」で終わってOK。 食べられなかった=失敗ではなくて、「今日は見られた」「つんつんできた」「においをかげた」これだって、その子にとっては立派な一歩なので。 そして食べられたら、「挑戦できたね!!」と、いっぱい褒めてあげること。その小さな「できた!」が積み重なって、いつか、「これ、意外と美味しい。食べてみようかな」につながるかもしれません。 苦手な食べ物ほど、小さく。できたときほど、大きく褒める。家庭の食卓に、そんな「一粒チャレンジ」を取り入れてみてはいかがでしょうか?

ユリシス・キッズTakabata/苦手な食材は、「米粒一粒作戦」で小さな成功体験を積もう!
教室の毎日
26/09/16 10:37 公開

たたかいごっこって、実は「力加減」を学ぶのにぴったりです

こんにちは!保育士のたくまです。長い長い夏休みが終わって、ようやくいつもの日常が戻りつつあります。 大人はホッとしていますが、子どもたちはまだまだエネルギーが有り余っているようで、気づくとあちこちで“たたかいごっこ”が始まっています。 アニメや特撮ヒーローの主人公になり切っているのでしょうね。「エイッ!ヤーッ!」と大きな声が聞こえてきます。安全面に配慮しながら見守りしたり、時にはスタッフが悪役となって盛り上げます。 このたたかいごっこ、デイでは比較的寛容ですが、場面がお家となると話は別。 「たたかいごっこは危ないから、やめなさい!」親としてはついつい、言いたくなりますよね。実際、危ない場面もありますし、大人の事情を言えば部屋が散らかるのはできれば避けたいですし。私も「広い心で見守ってあげましょう」なんて言うつもりはさらさらないです。 相手を本気で叩いたり、痛がっているのに続けたりしていたら、当然止めなければいけません。 でも、お互いに「ごっこ遊び」として楽しんでいるたたかいごっこなら、私はむしろ子どもの成長にとって、とても面白くて意味のある遊びだと思っています。 なぜなら、たたかいごっこは、「どのくらいの力なら大丈夫かな?」とか、「今は強すぎたかな?」とか、子どもにとって「力加減のコントロール」を遊びを通して学べる絶好の機会だと考えているから。 例えば、パパと子どもでパンチごっこをするとします。パパに「思いっきりパンチしていいよ!」と言われたら、子どもは意外と簡単にできます。 でも、「じゃあ今度は、赤ちゃんを触るくらいの力でパンチしてみよう」と言われたらどうでしょう? これが、けっこう難しい。子どもは「赤ちゃんだから、さっきの力よりも弱くだよね。こんな感じかな?」と、いろいろと考えながら力を調整する。 つまり、たたかいごっこは、単なる遊びではなく、「力加減をコントロールする練習」にもなるんですね。 子どもの発達を考えるとき、アクセルだけではなくブレーキも大切です。 日常生活では、「走る」「ジャンプする」「叩く」「押す」こうした“動く力(アクセル)”だけではなく、「止まる」「弱める」「待つ」「相手に合わせる」という“止まる力(ブレーキ)”も必要になってきます。 これ、車に例えると分かりやすいかもしれません。アクセルは正常に効くけど、ブレーキが効かないと事故に繋がるのは目に見えている。子どもの発達にもこれと同じことが言えるんですね。 これは、いわゆる自己調整につながる力です。自己調整とは、学習や作業などの目標を達成するために、自分自身の思考・感情・行動を自らコントロールし、計画・実行・見直しを行うプロセスのこと。 たたかいごっこは、単純なケンカとは違い、相手とのやり取りの中で自分の行動を調整したり、相手の反応を見ながら遊び方を変えたりすることが必要です。 こうした「相手を見る」「自分の行動を調整する」という経験が、自己調整や社会的な力につながる可能性を秘めています。 子どもたちとたたかいごっこやるときに、ぜひ試してほしいのが、「スローモーションたたかいごっこ」。 名前のとおり、全部の動きを、ものすごーくゆっくりにします。「今日は宇宙一ゆっくりな戦いをします!」「よ〜い⋯」「パ〜ンチ〜」「おそっ!!」くらいでOK。 「ゆっくり動いてね」と言われると、大人は簡単にできます。でも子どもにとっては、動きたい身体を、自分でゆっくり動かすというのは、意外と難しいんですよね。 こうした動きって、実は日常生活にもつながっていて。「廊下は走らない」「先生の話を聞いてから動く」など、こうした場面でも必要になる力ですよね。しかるべきタイミングで“ブレーキ”を踏めるかどうか。 そして、もう一つ大切なのが「相手を見ること」。たたかいごっこの面白いところは、自分一人では完結しないというところです。 相手が、「痛い!」と言ったら止まる。相手が笑ったら、「まだやっていいんだ!」と分かる。相手が逃げたら追いかける。相手が止まったら自分も止まる。 つまり、自分の身体だけではなく、相手の身体や表情、声にも注目する必要があります。 たたかいごっこには、身体をコントロールする経験、相手を見る経験、気持ちを調整する経験が、自然に入っているんですよね。 「たたかいごっこなんて、やめなさい!」と言う前に、「どうしたら、安全で楽しい“学びの遊び”にできるかな?」と考えてみる。そんな視点も、子どもの育ちを支える一つの方法かもしれません。 今日も子どもたちの「遊びたい!」を、ちょっとだけ深く見つめてみる。遊びの中には、子どもが自分を育てる力がいっぱい詰まっていますよ。

ユリシス・キッズTakabata/たたかいごっこって、実は「力加減」を学ぶのにぴったりです
教室の毎日
26/09/07 09:36 公開
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