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子どもへの“しつけ”と称した虐待が生まれるメカニズムとは?

こんにちは!保育士のたくまです。今日は少し重たいテーマかもしれませんが、あえて避けずにお話したいと思います。それは「しつけ」と「虐待」の境目について。 私たち大人は、子どもを「良く育てたい」「困らないようにしてあげたい」と心から願っています。子どもの「自立を願うからこその想い」といってもいいかもしれません。 でも、その思いが強すぎるとき、「ちゃんとさせなきゃ」「何度言ってもできない。そのままにしておくのは甘やかしになる」と、自分でも気づかないうちに声を荒げたり、強い態度を取ってしまうことがあります。 最初は“しつけ”のつもり。でも、残念ながら子どもの受け取り方は「また怒られた」「怖い」という感情だけが残ってしまうこともあるんですよね。 虐待は、最初から「悪意」で起こるわけではなく、多くの場合は少しのボタンの掛け違いから始まると思っていて。 子どもが思い通りに動いてくれなかったり、何度言ってもできない、言うことを聞いてくれなかったり。 こうなると大人のストレスは溜まる一方で、強い口調・行動で矯正しようとします。すると子どもは萎縮し、ますますできなくなる。そんな姿をみて、「やっぱりこの子はダメだ」と思い込みが強まる⋯ この悪循環、負の連鎖の中で、「叩く」「閉じ込める」「無視する」などの行動が“しつけ”という大義名分で正当化されてしまう。 言うことを聞かない子どもに強いストレスを感じ、大人は興奮状態となり、アドレナリンやノルアドレナリンが多量分泌。イライラに耐えきれなくなり、強い口調や行動をとって発散しようとする。これで子どもが言うことを聞くと、脳内にドーパミンが広がり「快感」に変わっていく。 で、この快感を得たいが為にまた強い口調や行動をとる。これこそがあり“虐待の起こるメカニズム”だと私は思っていて。“しつけ”と称した“虐待”が、大人の「ストレス発散」になっているんですね。気持ちいいからやめられない。ギャンブル依存症と一緒ですね。 それは、子どもにとって「学び」でも何でもなく「恐怖」しか残りません。 “しつけ”という言葉には、“子どもをコントロールする”というニュアンスが含まれがちです。でも、本当に子どもが成長するのは、「安心の中で、少しずつ自分で選べるようになったとき」ではないでしょうか。 叱るより、伝える。命令より、提案。「できなかったね」より、「どうしたらできそうかな?」と一緒に考える。そんなやり取りの積み重ねが、子どもとの信頼関係を育て、自己肯定感を育てると思っています。 どんなに愛情深い親でも、疲れている日や焦ってしまう日があります。そんな時はつい強い言葉を使ってしまう。これって、誰にでもありますよね。 大切なのは、「あ、今ちょっと言いすぎたかも」と気づけるかどうかじゃないでしょうか。 私たちユリシスの職員も、日々、子どもとの関わり方を学び続けています。どういった関わりがその子にとって有益なのか。毎日が勉強です。 完璧じゃなくていい。子どもも大人も、一緒に育っていく関係が一番です。 もし、「つい怒ってしまう」「どう関わればいいかわからない」と感じたら、どうぞ一人で抱えず私たち支援者と一緒に考えていきましょう。

ユリシス・キッズTakabata/子どもへの“しつけ”と称した虐待が生まれるメカニズムとは?
教室の毎日
25/10/25 09:51 公開
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自閉スペクトラム症の子どもの“興味関心”って、どう広げる?

こんにちは!保育士のたくまです。人は誰しもその人なりの「好き」がありますが、自閉スペクトラム症のお子さまのそれは、とりわけ強かったりしますよね。 特定のモノ・コトに非常に興味関心が高く、お子さまによってはそれが強みだったりします。 ただ、興味関心の幅が狭すぎて他に目が向かないと、親としては「このままで大丈夫かしら⋯」と、つい不安になりますよね。 「うちの子、◯◯のことなら何でも覚えてるのに、他のことには全然興味がなくて⋯」支援の現場でも、そんなお話をよく耳にします。 でも実は、それって、「のびしろしか無いわ〜♪」ってこと、お気づきですか? 自閉スペクトラム症の子は、興味のあることに強い集中力を発揮することが多い。これはつまり「好き」=「安心できる世界」と言い換えることもできるんですよね。 たとえばディズニーが大好きなら、その安心できる世界を起点にして、少しずつ他の世界とつなげていくイメージ。 たとえばこんな風に。順を追って見ていきましょう。 ステップ① 好きなキャラ(ミッキー)から“教科学習”へつなげる。 英語:「ディズニーランドでミッキーと英語で挨拶してみよう」 算数:「ミッキーとドナルドが合わせてリンゴを何個持ってるかな?」 社会:「世界には、どこにディズニーランドがあるの?」 歴史:「ミッキーが生まれたのは何年?日本は何時代だった?」 なかなか勉強に興味が向かない子には、好きを使って教科学習を楽しい遊びに変えると、自然に知識の幅が広がりますよ。 ステップ② 興味の「橋」をかける。 好きな世界の中に、新しい要素を1つずつ足していく方法です。 たとえば、 ディズニー → 映画 → 映画館 → 他のアニメ(ジブリやドラえもん) ディズニー → キャラクター → 動物 → 実際の動物園へ行ってみる 「ディズニーだけ」だった興味が、「映画」「音」「動物」「おでかけ」へと、橋をかけるように少しずつ広がっていきます。動物園で「あれがクマのプーさんのモデルになったクマだよ」なんて会話も期待できますよ。 ステップ③ “作る側”に回ってみよう! 「観る」だけでなく、「作る」体験を増やすのもおすすめ。 お気に入りのキャラを折り紙や粘土で作る ディズニーキャラのクッキーを作る 段ボールでミッキーの家を作る 手先を使ったり、体を動かしたりすることで、感覚統合や想像力の発達にもつながりますよ。 「興味の幅を広げる」というと、「ディズニー以外に目を向けさせなきゃ」と思うかもしれません。でも実はその逆で。“ディズニーの中から世界を広げていく”ことが、一番自然で、子どもに優しいやり方なんですね。 実は、例で挙げたことは全てディズニー大好き娘(小4自閉スペクトラム症・不登校・こだわり強めな超絶マイペース)で実践済み。娘の中では「英語でミッキーと挨拶」がヒットしたようで、例文を作ってトイレに貼り、それを毎日音読するようになりました(添付画像参照)。 好きの芽を摘むのではなく、「好き」という根っこから新しい枝葉を伸ばしていく。そんな関わり方を、ぜひおうちでも楽しんでみてください!

ユリシス・キッズTakabata/自閉スペクトラム症の子どもの“興味関心”って、どう広げる?
教室の毎日
25/10/23 11:30 公開
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疲れた心をそっと癒す、秋の夜長にローソクと虫の音で瞑想中

こんにちは!保育士のたくまです。日中はまだ少し暑い日もありますが、夜になると風がひんやりして、虫の音が心地よく響く季節になりましたね。 そんな秋の夜長、皆さんはどのように過ごされていますか?子育てにお仕事に⋯毎日があっという間に過ぎていく中で、「気づけば一日中、頭の中がフル回転していた」なんて日も多いのではないでしょうか。 そこで、忙しい日々の中でおすすめしたいのが、私自身が日々癒されている「ローソクの火を見つめながらのマインドフルネス(瞑想)」。 部屋の照明を少し落とし、小さなキャンドルを一つ灯して、ただ、ゆらゆらと揺れる炎を見つめる。 特別な技術も、知識もいりません。「今、この瞬間に意識を戻す」それだけで、頭の中のざわめきが少しずつ静まっていきます。 そして、心地よい空間の演出に欠かせないのは、“虫の音自然のBGM”。 秋の夜は、自然の音がいちばんの癒しです。コオロギや鈴虫の声は、私たちの脳に“リラックス信号”を送ってくれるとも言われています。 Spotifyの中から、その時々で良さそうなものを選んでスピーカーを通して聴いています。 自然豊かな環境なら、窓を少し開けて耳を澄ませてみるのもいいてすよね。「今日はたくさん鳴いてるな」そんな小さな気づきが、きっと疲れた心を癒してくれます。 子どもとの関わりや将来への不安、日々の小さな「どうしよう⋯」が頭の中をぐるぐる回っていると、心は休むヒマを失ってしまいます。 でも、火を見つめている間だけは、とにかく「ボケ~」としてみて下さい。炎のゆらぎと虫の音で頭の中が少しずつスッキリするのを実感できるはずですよ。 マインドフルネスとは、「過去や未来ではなく、“いま”を大切に味わうこと」。子どもの笑顔も、家の中の温かい灯りも、そんな“いま”の中にあります。どうかこの秋の夜、頑張りすぎている自分を少し休ませてあげてくださいね。 ローソクの火と虫の音が、あなたの心を静かに整えてくれますように。

ユリシス・キッズTakabata/疲れた心をそっと癒す、秋の夜長にローソクと虫の音で瞑想中
教室の毎日
25/10/21 11:53 公開
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毎日ゲーム三昧の息子のイライラ&癇癪との向合い方〜後編〜

こんにちは!保育士のたくまです。今日は前回の続き。大人の禁煙に使われる「ニコチンアンインストール」を子どものイライラ解消に応用してみよう!というお話ですね。 後編となる今回は、ゲーム・スマホ・タブレットに夢中な子どもたちが思わず「こっちのほうが楽しい!」と感じられる、親子でできるアナログ遊びをご紹介したいと思います。 まずは、「 絵しりとりアート」。使うのは紙とペンだけ。ルールは簡単、「絵」でしりとりをします。例えば「りんご🍎→ごりら🦍→らっこ🦦→こあら🐨」⋯と、絵でつないでいくゲーム。 語彙力・発想力・表現力が育つのはもちろん、絵が苦手な子も「変な絵大会」とすれば、笑いが生まれやすかったりして、親子のコミュニケーションのひとつとして活用できるのでおすすめですよ。 お次は「ペットボトルボウリング」。空のペットボトル6〜10本と、軽いボールを準備します。廊下やリビングで簡単にできるボウリング大会です。 体を動かすので発散効果が得られ、「順番を守る」「スコアをつける」ことで社会性や計算の練習にもなりますよ。 デジタル機器は便利ですが、刺激が強すぎて脳が休まらないこともあります。長時間続けていると、これがイライラの原因のひとつになっていたりするんですね。 一方、アナログ遊びにはそうした刺激が入らず、気持ちを落ち着かせる効果があります。 子どもたちが「できた!」「たのしい!」と感じる瞬間、それは自己肯定感が自然に育つ瞬間でもあります。 もちろん、代替案は「親子で」取り組む必要はなく、その子の興味に合わせてあげれば一人でできる遊びでも十分。例えば他にもこんなのもおすすめですよ。 ・パズル ・ルービックキューブ ・プラモデル ・ジオラマ作り ・料理 ・造形 ・手芸 ・折り紙 ・絵画 ・粘土 ・レゴ ・プラレール などなど ゲームやスマホを一方的に禁止するより、「これ、一緒にやってみよう!」と笑顔で誘うほうが、ずっと効果的で、ずっとあたたかい。 時には意識的にゲームやスマホを置いて、心地よいアナログな時間を過ごしてみませんか?

ユリシス・キッズTakabata/毎日ゲーム三昧の息子のイライラ&癇癪との向合い方〜後編〜
教室の毎日
25/10/18 18:01 公開

毎日ゲーム三昧の息子のイライラ&癇癪との向合い方〜前編〜

こんにちは!保育士のたくまです。先日、保護者さまからこんなご相談を頂きました。 「ゲームが大好きな息子のことです。ゲームは1日2時間まで、というルールを決めているのですが、時々そのルールを守れず時間をオーバーしてしまいます。渋々辞めてもその後はずっとイライラし、癇癪を起こすこともあります。癇癪の頻度が少しずつ増えていて困っています。どういう声かけや対応が良いでしょうか?」 私自身はゲームをやらないので、その魅力はいまいちピンときていませんが、好きな人は好きですよね。大人の方の中には累計プレイ時間がウン百時間なんて強者も居るようで、どうやらこれはお子さんだけの問題ではなさそうです。ゲームって、付き合い方によっては毒にも薬にもなりますよね。 話を戻して、子どものイライラの解消法。世の中には様々な方法がありますが、今回は、「ニコチンアンインストール」の原理を活用してみてはどうでしょう?というお話です。 私自身、20年ほど前までは、いわゆるヘビースモーカーで1日一箱(20本)毎日吸っていました。それが、健康上の理由で一念発起して禁煙。当時、取り組んでいた方法というのがこの「ニコチンアンインストール」でした。 これは「タバコを吸うと落ち着く」という“思い込み”を外し、実はタバコそのものがイライラを生み出していることに気づかせていく方法です。 「タバコ=落ち着く」ではなく、「タバコ=イライラの原因」と認識を切り替えることで、依存の悪循環から抜け出す狙いがあるんですね。 さてさて、この仕組み、子どものイライラにも応用できそうな気がしませんか?ゲームも付き合い方によってはタバコと同様、中毒性があるので禁煙分野だけに留めておくのはもったいない。 子どもが「イライラする!」と感じるとき、実は次のような“誤解”が隠れていることがあります。 「ゲームができないと楽しくない」 「スマホが見られないと退屈だ」 「ユーチューブをどうしても観たい」 一見するともっともらしいですが、よく考えると「それって本当?」と、思うことばかり。 禁煙での「アンインストール」同様に、子どものイライラも “誤解を解いてあげる” ことで、落ち着きを取り戻しやすくなると思います。ゲームを例に考えてみましょう。 まずは、気づきを促すことが必要で、「ゲームできなくても楽しいことあるんじゃない?」と問いかけてみる。 何かに置き換えるてみることも有効です。「ゲー厶よりも、この漫画の方が面白いよ。このルービックキューブ解ける?」などと代替案を示す。 こうして“思い込み”を少しずつアンインストールしていくと、イライラの連鎖が少しずつ和らいできます。 最初のうちは「ゲームが出来なかった」ことに対するイライラが強く出てしまうかもしれませんが、ぐっと堪えて代替案である程度満足できれば、「意外と我慢できるじゃん!あれ、僕イライラしないじゃん」なんていう気づきになっていき、少しずつ気持ちがスーッとしていくはず。 ちなみに私の場合、タバコを吸いたくなった時は、ガムを噛んでいました。ポケットにはタバコではなくガムを常備。「吸いたい!→ガム→よくやったぞ!と自分で自分を褒める」そうこうしているうちに、だんだんとタバコの匂いに対する嫌悪感が出てきて、タバコが嫌いになる。 すると体調に変化が生まれてきて、毎日の食事を美味しく感じられるんですよね。これがすごく快感で、ご飯を美味しく食べたいという願望が、次第にタバコを敬遠するようになり、かくして禁煙に成功しました。「タバコを吸うよりも美味しいご飯が食べたい」意識がそういう方向に向いていきました。 「ニコチンアンインストール」は、大人の禁煙に使われる方法ですが、発想を転換すれば子どものイライラ解消にも応用できるアイデアになります。 子どものイライラは“性格の問題”ではなく、「思い込み」という小さなソフトが心の中にインストールされているだけって考えると、やり方は意外とシンプルなのかもしれません。 そのソフトを親子でアンインストールしていくことで、子どもはイライラから解放され、もっと軽やかに日常を過ごせるようになりますよ。 私の場合はタバコをガムに置き換えた「代替案」で乗り切りました。禁煙時の“口寂しさ”を補える良きアイテムだったと思います。 「ゲームをただただ我慢する」というのは結構ハードルが高く挫折しやすいので、その子なりの良き「代替案」を常備できるどうかが肝ではないでしょうか。できるならアナログなアイテムがいいですよね。 次回は、具体的にどんなアナログアイテムが良いかお伝えできたらいいなと思います!お楽しみに!

ユリシス・キッズTakabata/毎日ゲーム三昧の息子のイライラ&癇癪との向合い方〜前編〜
教室の毎日
25/10/16 09:38 公開
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