児童発達支援事業所

ユリシス・キッズTakabataのブログ一覧

  • 空きあり
  • 送迎あり
  • 土日祝営業
お子さまに合った施設か、気軽に相談してみましょう
空き情報の確認や見学予約も受付中♪
電話で聞く場合はこちら:050-3171-3544
※営業・調査を目的としたお問い合わせはご遠慮ください
施設ブログのアイコン

ブログ一覧

(281件)
NEW

遊びながらぐんぐん発達!「スクーターボードの」療育効果

こんにちは!保育士のたくまです。ユリシスの運動療育の中で、子どもたちに人気の運動器具のひとつが「スクーターボード」です。 スクーターボードとは、4つの車輪がついた小さな板の遊具で、座ったり腹ばいになって手足で動かすことで、楽しく遊びながらバランス感覚や筋力を鍛えることができます。 子どもたちからすると、「楽しい!」「速い!」「もっとやりたい!」という、まさに格好の“遊び道具”なのですが、実はこのスクーターボード、身体の発達を促すための「おいしい要素」がたくさん詰まっているんですよね。 今日は、そんなスクーターボードの「なるほど!」な療育効果をご紹介できたらいいなと思います。 スクーターボードの効果 ①体幹が鍛えられる スクーターボードにうつ伏せになって進むとき、身体を安定させるために、自然とお腹や背中などの体幹の筋肉を使います。 特に、手で床を押して前に進もうとすると、「手で押す」→「身体を支える」→「お腹・背中で姿勢を保つ」という全身運動になります。 「体幹を鍛えよう!」と言って腹筋運動をするのは、子どもにとってなかなか大変なこと。 でも、このスクーターボードを使って「もっと速く進もう!」なら、喜んで何度もやってくれる。 楽しいから繰り返す。その繰り返しが結果的に身体づくりにつながるんですよね。 スクーターボードの効果 ②「自分の身体をどう動かす?」という力が育つ スクーターボードは、ただ力を入れれば進むわけではありません。 「右手で押したらどうなる?」「両手で押したら速くなる?」「身体を傾けたらどんな風に曲がれる?」 など、子ども自身が動きながら調整していきます。これは、自分の身体の位置や動きを感じ取る力につながります。自分の身体を自由自在に動かせる感覚。 これはよく“ボディイメージ”とも言いますよね。「自分の手はここにある」「足はこのくらい伸びている」「身体が傾いている」といった、身体の“現在地”を感じる力。 この力は、実は日常生活にも大切。着替えたり、階段を上ったり、椅子に座ったり、ボールを投げたり。私たちは普段、意識せずに自分の身体をコントロールしています。 スクーターボードの効果 ③前庭感覚への刺激にもなる スクーターボードでは、「前に進む」「止まる」「方向を変える」「スピードが変わる」といった動きが起こります。 こうした動きは、前庭感覚と呼ばれる、身体の傾きや動き、バランスなどを感じ取る感覚への刺激になります。 前庭感覚は耳の奥にある三半規管と呼ばれる部分で感じ取っていて、私たちが普段くるくる回転すると目が回るあの感覚は、前庭感覚を受けすぎているからなんですね。 特に、発達に凸凹のあるお子さんの中には、前庭感覚の感じ方が独特で、鈍かったり、逆に敏感だったりします。 前庭感覚の感じ方には個人差があるので、子どもの様子を見ながら、スピードや時間を調整してあげることで、その子にとって程よい感覚刺激が入る。 前庭感覚が育つことで脳の中で情報が整理され、より日常生活を送りやすくなるというわけですね。 スクーターボードの効果 ④「力加減」を学ぶことができる スクーターボードは、強く押せば必ず速くなる、とは限りません。 「強く押したら速くなった!」という経験もあれば、「ちょっと強すぎてバランスを崩した!」という経験もあります。 つまり遊びの中で、「どのくらいの力を使えばいいんだろう?」を自然に学んでいるんですね。 これは、鉛筆を持つ、ドアを開ける、物を運ぶ、ボールを投げるなど、日常生活のさまざまな動作につながっていきます。 飲み物の入ったコップをこぼさずにそっと置く、なんていう動きはまさにそうですよね。 この力加減は「固有感覚」とも呼ばれています。固有感覚が育っていないと、悪気はないのにお友達を強く押してしまってトラブルに発展してしまうこともある。日常生活において力加減を知ることはとても大事なことなんですね。 スクーターボードの効果 ⑤「目」と「身体」の協調にもつながる 例えば、「緑のコーンまで行ってみよう!」という課題にするとどうでしょう? 子どもは、 コーンを見る→どちらに進むか考える→手を動かす→スクーターボードが進む→位置を確認して方向を修正する、ということを繰り返します。 つまり、目で見た情報をもとに身体を動かすという経験になります。これは、ボール遊びや縄跳び、鉄棒など、さまざまな運動の土台にもなる大切な力です。 スクーターボードの効果 ⑥「どうしたら成功する?」を考える力も育つ スクーターボードは、意外と「考える」場面がたくさんあります。 「このままだとコーンにぶつかるぞ」「もう少し右に行こう」「手をもっと後ろについたほうが進むかも」など、子ども自身が試行錯誤します。 これって、実はとても大切な経験なんですよね。大人が正解を教えるのではなく、「やってみる → 失敗する → 工夫する → できた!」という経験を積む。 この「自分で考えて、自分で調整して、できた!」という感覚が、子どもの自信にもつながっていきます。 運動療育というと、「運動能力を伸ばす場所」と思われるかもしれません。もちろん、それも大切ですが、私たちが目指しているのはそれだけではなくて。 身体を動かすことを通して、「自分の身体を知る」「自分で考える」「挑戦する」「できた!」という経験を増やすこと。 「今日はどんな動きに挑戦してみよう?」「この子には、どんなルールなら楽しめるかな?」「少し難しくするには、どうしたらいいかな?」 ただ遊んでいるように見えますが、実は一人ひとりの発達段階や得意・苦手に合わせて、遊び方を工夫しています。 「楽しいから、もう一回!」その「もう一回」が積み重なって、体幹、バランス感覚、身体の使い方、目と身体の協調、力加減、感覚の経験、考える力、挑戦する気持ちへとつながっていきます。 今日も子どもたちの「もう一回!」を大切にしながら、楽しさいっぱいの運動療育を行っていけたらいいなと思います。

ユリシス・キッズTakabata/遊びながらぐんぐん発達!「スクーターボードの」療育効果
教室の毎日
26/08/05 19:45 公開
NEW

少しは黙って!トワイで「僕の話を聞いて!」が止まらない子

こんにちは!保育士のたくまです。今日は久々に保護者さまからこんなご相談を受けました。 「夏休み入ってからトワイに2日間9時~17時で預けたのですが、職員の方から、“職員にずーっと話しかけてべったりなので1人遊びができる物を持ってきて下さい”と言われました。本を持っていったとしても間が持つか心配です。ユリシスさんでは何か対策というか、息子(Aくん)に対して効果的な声かけなどありますか?」 Aくんは自閉スペクトラム症の小学1年生。じっとしているのが苦手なタイプでお話好きな元気な男の子。 トワイライトって基本的には一人で静かに過ごす場所ですからね。ず〜っと静かに座っていられる子もいるんでしょうけど、そういう子ばかりじゃない。しかも8時間って結構長いので、大人でも退屈しちゃいそうです。 そもそも、Aくんが職員さんにずっと話しかけてしまうのは、決して「困らせよう」としているわけではないんですよね。 人と関わることが大好きっていうのもありますし、一日の見通しが立たないと不安になってしまうから「何をしたらいいか分からない」「一緒にいて安心したい」という気持ちの表れなのかなと思っています。 お母さんがおっしゃるように、本だけで8時間過ごすのは、正直なかなか難しいのかなと。なので、「一人遊びできる物を持っていく」だけでは根本的な解決にはなりにくいかもしれません。 そこで、トワイの先生にも無理のない範囲でご協力頂く形で、こんなご提案をさせて頂きました。 事前に先生と相談して、お話をする時間を決めておくこと。「1時間に1回、5分間」など。空き時間は興味のある本を読んだり、先生と何をお話するか考えてノートにまとめておく。先生から聞いたことを空き時間にノートにまとめる 本人に説明するときは、以下のようにストーリー仕立てにすると、より伝わりやすい。 ①Aくんは『トワイライト新聞』の新聞記者さんだよ。トワイのみんなが読んでくれるような面白い新聞を作ってね ②面白い記事が書けるように先生にインタビューしてみよう。インタビュー内容を事前に考えておこう(好きな食べ物、嫌いな食べもの、趣味、特技…etc) ③先生から聞いたことをまとめて、『トワイライト新聞』を完成させよう ④先生やトワイのお友達に読んでもらおう 静かに過ごす時間とお話する時間に見通しを立てることで、時間にメリハリが生まれるので本人も過ごしやすくなるのかなと。 本人的にも文章を書くことは好きそうですし、自分の興味のあることなら尚更取り組んでくれる気がします。文章を書く練習にもなりますし、思考力も養えます。 何より「暇をつぶせる」というのが大きいかもしれません。楽しいことに没頭していると、「聞いて聞いて」は少なくなるかも? あとは、念のため本だけでなく、好きな図鑑、迷路、間違い探し、シールブック、レゴやLaQなど、一人で集中しやすい遊びをいくつか持参すること。 トワイで「先生のお手伝い」の時間を作ってみてもいいかも。プリント配り、片付け、テーブル拭きなど。先生の「Aくん、お手伝いありがとうね」のひと言で本人的には満たされて、案外「聞いて!聞いて!」がなくなるかも。 さてさて、夏休みはまだまだ前半戦。Aくんと保護者さまが笑顔で過ごせるような環境調整を、引き続き行っていけたらいいなと思います😊

ユリシス・キッズTakabata/少しは黙って!トワイで「僕の話を聞いて!」が止まらない子
教室の毎日
26/08/03 07:35 公開

「うんこ、おしっこ、◯ね、◯す」気になる発言どう対応?

こんにちは!保育士のたくまです。毎日暑いですね。ここ最近は熱中症対策と銘打って、ユリシス名物のかき氷に日々の癒しを求めています。 さてさて、夏休みは朝から元気な子どもたちがやってくるのですが、部屋の中は色んな言葉が飛び交っています。 その中には、大人が思わずドキッとしてしまう言葉もあって。 「うんこ!」 「おしっこ!」 「◯ね!」 「◯す!」 思わず、ちょっと待って〜!とストップを掛けたくなる言葉たち。 こんな言葉を聞くと、つい慌てたり怒ったりしてしまいますよね。でも、実は言葉によって大人の対応を分けることがとても大切だと思っていて。 例えば「うんこ!おしっこ!」と言うとき。未就学〜小学校低学年のお子さんでは、よくある発言ですね。私もこの位の年齢の時は息を吸うように発言していたと思います。 これって、子どもからすると言葉の響きが面白かったり、大人がびっくりする反応を見て楽しくなったりすることもあるんですよね。 ここで「もう!そんなこと言わない!」「汚い言葉は言わない!」と大きく反応すると、「この言葉を言うと大人がすごく反応してくれる!」と学習してしまい、かえって増えてしまうことがある。 そんな時はできるだけ普通に返すことがおすすめ。 例えば、「うんちしたいの?」「おしっこ行く?」と、言葉の意味そのものに反応してあげること。本当にトイレに行きたいのか確認するだけで十分だと思っていて。もし違ったら、「そうなんだね」くらいでOK。 ポイントは大人がオーバーに反応しないこと。こうすると子どもも次第に面白さを感じにくくなります。 一方、「◯ね!」「◯す!」と言うときは、前者とは少し対応が変わります。 そもそも、小さなお子さんは言葉の意味を十分理解していないことも少なくなくて。テレビやYouTube、お友達などから覚えて、何となく使っている場合もあったりするんですよね。「◯ぬってどういうこと?」と聞いても、正確に答えられる子ってそうそういない。 だからといって笑って流してしまうと、「この言葉を使ってもいいんだ」と受け取ってしまう可能性がある。 こんな時は、大人が落ち着いて、凛とした表情で伝えることが大切だと思っていて。 例えば、「その言葉は人をとても悲しい気持ちにするよ」「その言葉は使わないよ」「◯◯さんはその言葉を聞くと悲しいな」と、短く、静かに伝える。 怒鳴ったり長く説教したりする必要はなくて、大切なのは、「この言葉だけは許されない」というメッセージを、落ち着いて一貫して伝えること。 「◯ぬって、どういうことか分かる?」「ママが◯んだら嫌でしょ?」「◯されたら嫌でしょ?」といった声かけって、言葉の意味を理解していない子に対しては響かないと思っていて。 子どもは意外なほど、大人の表情や声のトーンをよく見ている。だからこそ、「うんこ!おしっこ!」には普通に反応する。「◯ね!」「◯す!」には静かに、でも真剣に伝える。この違いがとても大切で。 子どもの言葉を頭ごなしに否定するのではなく、「どの言葉は使ってはいけないのか」「どんな言葉なら相手が気持ちよく過ごせるのか」を、日々のやり取りの中で少しずつ伝えていけるといいなと思います。 子どもの発言には、その子なりの理由や背景が隠れていることも少なくない。 言葉だけに注目するのではなく、「どうして今この言葉が出たのかな?」という視点も忘れずに、お子さんの気持ちに寄り添いながら関わっていけたらいいなと思います。

ユリシス・キッズTakabata/「うんこ、おしっこ、◯ね、◯す」気になる発言どう対応?
教室の毎日
26/07/27 06:43 公開

「違い」を「壁」にするのではなく「理解」に繋げるために

こんにちは!保育士のたくまです。いよいよ始まりましたね、夏休み。うだるような暑さに早くもダウン寸前。凍えるような冬が恋しい今日この頃です。 さてさて、日々、子どもたちと関わっていると色んな行動が見えてきます。それは良くも悪くも色んな行動なのですが、今日はそんな子どもたちの“ちょっと気になる行動”、そして周りにいる子どもたちへの配慮についてお話できたらいいなと思います。 「どうしてあの子は唾を吐くの?」 「どうして急に走っていっちゃうの?」 「なんで人前でおちんちんを触るの?」 「どうして急に大きな声を出すの?」 周りの子どもはとても素直なので、目にしたことを包み隠さずそのまま言葉にします。 そんな時、そばにいる大人がどのように受け止め、どのように説明するかで、その子たちの受け止め方は大きく変わるのかなと思っていて。 例えば、感覚刺激が足りなくて、お友達に対して唾を吐いてしまう子。じっとしていることが苦手だったり不安でソワソワして急に走り出してしまう子。安心するために、人前でもおちんちんを触ってしまう子。 もちろん、どの行動も周りの人が困ることがあります。だからといって、「悪い子だから」とか、本人が「わざとやっている」 というわけではなくて。その子なりの理由があって、そうした行動に繋がっていることがほとんどなんですよね。 私は、周りのお子さんにはこんなふうに伝えることがあります。 「○○くんのお口や体は、みんなとは少し感じ方が違うんだよね」 「不安になったりびっくりしたり、ドキドキすると大きな声を出したり走りたくなっちゃう体なんだ」 「今、体のことお勉強中なんだよ」 ポイントは、 その子を特別扱いすることでも、かわいそうな子にすることでもなくて。「違いがある」ということをできるだけ分かりやすい言葉で伝えること。 でも、「だから仕方ない」で片付けるのもそれはそれで違うと思っていて。ここがとても大切で、発達特性があるからといって、唾を吐いていい、公共の場で何をしてもいい、ということではなくて。 私たち支援者は、「その行動には理由がある」ことをきちんと理解しながら、より適切な対応を考え、練習していくことを大切にしています。 子どもは、大人の姿をよく見ています。大人が「あの子は変だから近づかないで」という空気を出せば、子どもも同じように受け取ってしまう。 反対に、「みんな違って、みんないいんだよ」「今、一生懸命練習しているところなんだよね」そんな言葉を聞いて育った子どもは、自然と相手を理解しようとする子になると思っていて。 差別や偏見は、生まれつき持っているものではなくて、周りの大人の言葉や態度から学んでいくものだと思います。だからこそ、私たち大人の伝え方が大事で。 発達特性は、見た目では分からないこともたくさんあって。だからこそ、誤解されることも少なくない。 でも、一人でも多くの子どもが「なんであの子はあんなことするの?」ではなく、「そういう理由があるんだね」と思える社会になったら、いままでとは少し違った景色が見えてくる。 そのために必要なのは、難しい専門用語ではなく、子どもにも分かる優しい言葉。私たち大人が橋渡し役となり、「違い」を「壁」にするのではなく、「理解」へとつなげていくことが大切だと思っていて。 子どもたちは、大人が思っている以上に優しく、そして柔軟。私たち大人の言葉で、子どもたちの優しさの芽を育てていけたらいいなと思います。

ユリシス・キッズTakabata/「違い」を「壁」にするのではなく「理解」に繋げるために
教室の毎日
26/07/20 11:31 公開

子どもの言葉の獲得の土台となる「相互排他性原理」って何?

こんにちは!保育士のたくまです。発語って、よく“コップの水”に例えられたりしますよね。 子どもは言葉を溜めるコップを持っていて、その中にどんどん言葉を溜めていって、急に発語が増える時はコップから言葉が溢れている時だって。 ユリシスに通う小学生のAくんが今まさにそうで。つい半年ほど前は「あお、あか、はさみ」など限られた言葉だったのが、最近になって急に語彙力が増え、「〇〇やって下さい」「〇〇ほしいです」など、まわりにはっきりと自身の要求を伝えられるようになってきました。 保育園の時から見ているので、彼の著しい成長には目を見張るばかりです。ユリシスで経験したことが少しでもお役に立っていたら、嬉しいですね。 「うちの子、言葉をなかなか覚えないな⋯」 そんなふうに感じたことってありませんか? 実は、子どもが言葉を覚えていくときには、大人が意識していなくても自然に使っている"ある力"が関係していると言われています。 それが 「相互排他性(そうごはいたせい)原理」 という考え方。名前だけ聞くと、なんのこっちゃですよね。アインシュタイン?いえ、違います😆 あまり聞き慣れない言葉かもしれませんかも、実は多くの子どもが当たり前のように使っている、とても賢い学習方法なんですよ。 例えば、机の上にりんごと、見たことのない珍しい高級そうなマンゴーが置いてあるとします。 お子さんに「マンゴー取ってくれる?」とお願いすると、まだ「マンゴー」という言葉を知らなくても、見慣れない果物を取ってくることがあります。 これって、ちょっと不思議じゃないですか?子どもの頭の中で何が起こっているかというと、「りんごはもう"りんご"という名前を知っている」「だから、新しく聞いた"マンゴー"という名前は、きっともう一つの果物のことなんだ」と考えているのです。 これが相互排他性原理というもの。つまり、「一つの物には基本的に一つの名前があるはず」という考え方を使って、新しい言葉を推測しているんですね。 でも、この力が働きにくい子もいて、特に発達に特性のあるお子さんの中には、この推測が少し苦手なお子さんもいます。 「これがコップだよ」と教えても、次の日には別のコップを見て、「これはコップじゃない」となったり、新しい言葉を聞いても、「どれのこと?」と結び付けることが難しかったりします。 もちろん、これは「覚える気がない」といった本人の気持ちの問題というわけではなく、言葉と物を結び付けるマッチングの仕組みが、少しゆっくり育っているだけなのですね。 大人はつい、「昨日も教えたよね。」「何回言えば分かるの?」と言いたくなることがあります。 でも、お子さんによっては、毎回が"初めての学習"という感覚になっていることもあります。だからこそ、何度でも、穏やかに、同じ言葉を繰り返してあげることが、とても大切だと感じています。 コップの水のように、焦らず積み重ねた経験は、必ずお子さんの中に蓄えられていきます。お子さんによってコップの大きさに個人差があるって感じですね。 ユリシスでは、物を見せながら名前を伝えるだけではなく、実際に触ってみたり、遊びの中で何度も繰り返し「ちょうだい」「どうぞ」とやり取りをしながら言葉を添えるなど、楽しい気持ちと一緒に言葉を経験することを大切にしています。 言葉って、暗記するだけではなかなか育たないと思っていて。「伝わった!」「分かった!」「楽しかった!」という体験が積み重なることで、少しずつ意味を持った言葉として育っていくものだと思います。 子どもの言葉の発達は、階段を一段ずつ上るように進むこともあれば、しばらく同じ場所にいるように見えることもある。 でも、見えないところで理解の土台は少しずつ育っていて、「まだ話せない」ではなく、「今は言葉の土台を一生懸命つくっている途中なんだ」そんなふうに考えていただけると、お子さんへのまなざしが少し優しくなるかもしれません。 これからも、お子さん一人ひとりのペースを大切にしながら、「伝わるって楽しい!」という経験をたくさん積み重ねていけるよう支援していきたいと思います。

ユリシス・キッズTakabata/子どもの言葉の獲得の土台となる「相互排他性原理」って何?
教室の毎日
26/07/13 09:05 公開
電話で聞く場合はこちら:050-3171-3544
※営業・調査を目的としたお問い合わせはご遠慮ください
チェックアイコン

この施設を見ている人におすすめの施設です
まとめて問い合わせしましょう

【無料】発達ナビ会員登録して便利にサービス利用!
会員登録するとこんなに便利!
  1. 気になる施設を自分だけのリストに保存
  2. 問い合わせ時に一部情報入力が不要
  3. 送迎有無などのこだわり条件を保存
  4. コラムやQ&Aが読み放題
無料会員になる
24時間以内に
94人が見ています!
電話で聞く場合はこちら 050-3171-3544

掲載情報について

施設の情報
施設の情報は、株式会社LITALICOの独自収集情報、都道府県の公開情報、施設からの情報提供に基づくものです。株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設の利用を推奨するものではありません。ご利用の際は必要に応じて各施設にお問い合わせください。施設の情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。


利用者の声
利用者の声は、施設と関わりをもった第三者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。 「やらせ」は発見次第厳重に対処します。


施設カテゴリ
施設のカテゴリについては、児童発達支援事業所、放課後等デイサービス、その他発達支援施設の3つのカテゴリを取り扱っており、児童発達支援事業所については、地域の児童発達支援センターと児童発達支援事業の両方を掲載しております。