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凸凹のある子どもの発達を「業の肯定」という見方で捉えると?

こんにちは!保育士のたくまです。今日は少し変わった切り口で、「子どもの発達の凸凹」を私の敬愛する“立川談志さん”という落語家の言葉を借りて考えてみたいと思います。




立川談志さんは、破天荒で個性的な生き方を貫いた人ですが、その根底には「人間の業(ごう)を肯定する」という哲学がありました。




業(ごう)とは、サンスクリット語のカルマに由来する仏教用語で、行為全般を意味します。善悪を問わず、身体、言葉、心による意志を伴うすべての行いを含み、その行いが将来に影響を及ぼすという「因果」の考え方と結びついています。




よく「業が深い」なんていう風に言ったりしますが、現代では主に「欲が深い」「運が悪い」といったネガティブな意味で使わることが多いと思います。なので、「業(ごう)」という言葉を聞いて、良いイメージを持つ方は少ないかもしれません。




この「業の肯定」というのは、「業」を「肯定」するということですから、すなわち「人間は完璧にはなれない。どうしても直らない部分や、弱さもひっくるめて“それがその人なんだ”と受け止めよう」という考え方です。




私たちが日々関わっている発達に凸凹のある子どもたちにも、それぞれ“業”のような部分があります。

たとえば、
・こだわりが強くて、他のやり方を受け入れにくい
・切り替えが遅くて次の行動に移るのに時間がかかる
・空気が読めず、場を乱してしまう
・思ったことをすぐ口に出してしまう




これらは一見「困った特性」に見えますが、見方を変えれば、
「自分の信念を貫く強さ」
「集中力があり丁寧でまじめ」
「正直で嘘をつけない純粋さ」
「空気よりも真実を大切にする誠実さ」
でもあります。




談志さんの言う「業の肯定」とは、まさにそうした「人間くささ」を丸ごと受け入れることなのだと私は解釈しています。




発達に凸凹がある子どもたちを育てていると、「どうしてうちの子は⋯」と落ち込む日もありますよね。けれど、“業”の視点から見ると、その「どうして⋯」の中にも、その子らしさがあると思っていて。




たとえば、泣いてばかりの子も「感受性が豊か」だからこそ泣くのかもしれません。自分の世界にこもる子も「心の中に豊かな宇宙」を持っているのかもしれません。目に映るもの全てに反応し、落ち着きがない子は「自分が生きているこの世界の素晴らしさを丸ごと受け入れている」だけかもしれません。




談志さんは晩年にこう言いました。「人間は業を背負って生きている。だから面白いんだ。」




子どもたちの凸凹も、「直すべき欠点」ではなく、「人としての味わい」のひとつとして捉えてみる。それを周りの大人が認め、笑って受け止めてあげられたら、きっとその子は、自分を嫌いにならずに、のびのびと生きていけるのだと思います。




いうなれば、子育ては「業」を見つめる旅みたいなもの。「うちの子のこの特性、ちょっと大変だけど、これがこの子ならではの味わいだな」そう思えたら、少し肩の力が抜けるかもしれませんね。




ユリシスでは今日も、子どもたちの“業”を、愛とユーモアで包みながら見守っていきたいと思います!
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