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子どもの成長を伸ばす、ヴィゴツキーの“最近接領域”って何?

こんにちは!保育士のたくまです。ここ最近、お子さまの支援をしていて、「この子、もう少し頑張ったら一人でできそうだな」なんて思うことが結構ありまして。




例えば日常生活では、「一人で靴を履く」という行為。マイペースなお子さまの場合だと、忙しさに負けてついついこちらがお手伝いしがちなのですが、あえてひと呼吸置いて間(ま)を作ってみる。すると本人は、頑張って一人で履こうとするんですよね。




そういえば確かこれ、保育士試験の時に勉強したような⋯気になって調べてみると、これは心理学者ヴィゴツキーさんの理論で「発達の最近接領域」と呼ばれているものですね。(恥ずかしながら私は今回このブログを書くまで「発達の最接近領域」だと勘違いしていました。“再び接近する”ものだと。お恥ずかしい限りです😅)




これって、子どもの発達支援をするうえで大事な考え方のひとつではないかと思っていて。ここで保護者の皆さまと一緒に考えてみたいと思い、今回のテーマとさせて頂きました。




発達の最近接領域とは、「一人ではまだできないけれど、大人がちょっと手を貸すとできる領域」のことを言います。




たとえば、ボタンは自分で全部閉められないけど、「ここ持っててね」と少し手伝うとできる。力が足りず蛇口は1人で捻ることができないけど、少し緩めると1人で捻ることができる。公園で高い遊具は怖いけど、手を添えてあげると挑戦できる。




この 「あと少しでできそう!」 のゾーンこそが、成長にとって一番の伸びしろと言えます。ここの見極めができるかどうかが支援者の腕の見せどころじゃないかと思います。




最近接領域を伸ばすには、大人が「ちょうど良い難易度」の手助けをすることがポイント。これをヴィゴツキーさんは「スキャフォルディング(足場かけ)」と言っています。




足場かけとは、困っているところだけ手を貸したり、完成へ向けた道筋を示す、「できた!」の成功体験を少しずつ積ませる行為のことを言います。




つまり、全部教えすぎず、放任しすぎず、その子のペースで伴走するイメージ。




実際の支援では、「今できること」と「あと少しでできること」をよく観察することが大事だと思っていて。できない部分だけを見ると支援がズレてしまうので、まずは今できている部分をしっかり見極めることがスタートライン。




その上で、「この子は、あとどんな支えがあれば一歩進める?」と考えることが最近接領域を捉えるポイントです。




そして、支えすぎない・急がせないことも大事で、大人が全部やってしまうと成長のチャンスを奪うことになります。




逆にがんばりポイントを超える難しさを提示すると不安や癇癪につながるので、ちょいサポートのバランスがとても大事なんですよね。さらに、できた瞬間はしっかり共有・称賛することも大事で。




ヴィゴツキーさんが教えてくれたのは、子どもは「できること」と「できないこと」の間に、最高の成長ポイントがあるということ。




私たち大人の役割は、そのちょっとの背伸びを一緒に支え、達成感を積み重ねていくことだと思います。




ユリシスでも、ヴィゴツキーさんの考え方を大切にしながら、お子さまが「できた!」をたくさん経験できるよう日々支援しています。今日も子どもたちの成長が楽しみです!
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