子どもが夢中になって遊んでいる時ほど成長を実感します。「どうしたら楽しく遊べるか?」をとことん追求している瞬間。こういう時って大人の想像を超えてきます。
この「もぐらオニ」もそのひとつ。
いつものようにカラーコーンをサークル状に並べて「逃走中」をしようと準備していると、Yくんがサークル内に入って鬼ごっこを始めたのです。
こちらとしてはサークルの外側を使って逃げて欲しかったのですが、コーンの間から外に向かってぴょこぴょことランダムに飛び出すYくん。それを見たTちゃんが外側から捕まえるそぶりを見せるのです。
「もぐらオニだよ!」とYくん。気づけばぴょこぴょこ飛び出すYくんを嬉々として追いかけるTちゃん。こうしてYくん発案の「もぐらオニ」が始まったのです。逃げる側は土の中にいるもぐらという設定で、土の中には10秒しか居られず、息を吸うために外(サークルの外側)に顔を出すというもの。もぐらが顔を出した時に鬼は捕まえることができ、捕まえたら鬼の勝ちというもの。
それ以来、「もぐらオニ」はヒットし、ことあるごとに子どもたちから「もぐらオニしたい!」とリクエストが。
いいですね〜、この流れ。発案者のYくんはもう鼻高々です♪自分で考えた遊びをお友達が楽しんでいる。Yくんの自己有能感は爆上がりではないでしょうか。
Yくんに聞こえるように「もぐらオニはYくんが考えたんだよ〜」と言うと、Yくんは自信たっぷりの表情をみせてくれます♪
運動遊びvol.27/「もぐらオニ」はもぐら叩きを全身で表現
教室の毎日
23/11/21 21:43