児童発達支援事業所

ユリシス・キッズTakabataのブログ一覧

  • 空きあり
  • 送迎あり
  • 土日祝営業
お子さまに合った施設か、気軽に相談してみましょう
空き情報の確認や見学予約も受付中♪
電話で聞く場合はこちら:050-3171-3544
※営業・調査を目的としたお問い合わせはご遠慮ください
NEW

高校球児の涙や有名漫画のラストから学ぶ「負けの美学」

こんにちは!保育士のたくまです。突然ですが、みなさんは「負けず嫌い」ですか?




私は負けても「まぁ、いいか〜」と割とすぐに立ち直れるタイプでして。まぁ、ジャンルにもよりますが、ゲームやスポーツにおいては、ほぼほぼそういうマインドでやり過ごせる自信があります。





だって、たかがゲーム、たかがスポーツ。負けたとて、命を落とすわけでもないし。敗者と勝者がいるのはある意味、自然の摂理なので。そもそも長い人生、ず〜っと勝ち続けるなんて無理な話で。「勝てばラッキー」くらいの気持ちが自分には丁度いいんです。





まぁ、この考え方自体には賛否両論ありそうですが、こと勝負ごとに関しては昔から私はそういうマインドです。「真剣味が足りない」「冷めている」と言われればそれまでですが。





さてさて話を戻して、子どもたちの中には、ゲームや競争で「絶対に負けたくない!」という強い気持ちを持つ子がいます。ユリシスにも、それはもう星の数ほどいます⋯。すみませんちょっと盛りました、在籍の5分の1くらいはそういう子たちです。




負けてしまうと泣いたり、怒ったり、時には物を投げてしまったり。そんな姿を見ると、「もう少し穏やかに楽しんでくれたらいいのにな」と思ってしまうこともあります。





でも実は、その「負けたくない」という強い気持ちは成長の芽でもあって。悔しさの裏には、「もっと上手になりたい」「認められたい」という心が隠れていたりするんですよね。




ここでちょっと例え話を。




毎年、甲子園で全力プレーを見せる高校球児たち。優勝したチームはもちろん素晴らしいですが、私たちの心を打つのは、実は涙を流して敗れたチームの姿ではないでしょうか。




試合が終わっても、負けた選手たちは相手チームに礼をし、仲間と抱き合いながら泣きます。その姿には「やり切った悔しさ」と同時に、「自分自身を超えようとした誇り」があります。そういう姿に観ている人は感動を憶えるんですよね。




ここにこそ、「負けの美学」があるのだと思います。負けを通して、自分を見つめ直し、次に進む力を育てる。これは、子どもが社会で生きていくうえで、とても大切な経験だと思っていて。




もう一つ例え話を。




少し昔の話になりますが、漫画『あしたのジョー』の主人公・矢吹丈は、勝ち続けるだけのヒーローではありません。(ご存知ない方はぜひ、「あしたのジョー」でググッてみて下さい)




彼は何度も負け、悩み、ボロボロになりながら、それでも「自分の信じる戦い方」を貫いたんです。(丹下段平の「立て⋯!立つんだジョ〜ッ!」はあまりに有名)




最後に彼が見せた「真っ白に燃え尽きた姿」は、まさに「負けの美学」の象徴。勝ち負けよりも大切なのは、自分の全力を出し切ったかどうか。その姿が、人の心を打つ。カッコいいんです。




負けるということは、次の挑戦へのスタートラインに立ったということ。勝った相手に拍手を送れる心を持てるようになれば、それはすでに大きな成長じゃないでしょうか。




私たち大人が子どもにできることは、「勝てたね」「負けちゃったね」と結果だけを評価するのではなく、「最後まであきらめなかったね」「工夫してたね」と努力の過程を認めること。




そして、負けてしまっても「次は、どんな工夫をしたら勝てるかな?」と、負けから学ぶ姿勢を持つこと。





そうすることで、子どもは少しずつ「勝つこと」よりも「自分らしく頑張ること」「負けから何を学ぶか」に価値を感じられるようになると思っていて。





ユリシスでも、運動遊びの中で「勝った・負けた」という場面は日常的にあります。でも、私たちが一番伝えたいのは、「勝ち方」ではなく「負け方」。





悔しさをバネにして、また前を向ける力こそが、社会で生きる本当の強さではないでしょうか。『あしたのジョー』の矢吹丈のように、倒れても立ち上がり、涙のつぶだけたくましく、傷ついてしなやかに(映画『明日のジョーの』主題歌“美しき狼たち”より引用)





ご家庭では、お子さんが負けて泣いた時こそ、「それだけ一生懸命だったんだね」と抱きしめてあげて欲しい。その瞬間が、負けを成長に変える第一歩だと思っていて。




負けることを恐れずに挑戦できる子に。そんな優しくて、強い心を一緒に育てていけるといいですよね。
電話で聞く場合はこちら:050-3171-3544
※営業・調査を目的としたお問い合わせはご遠慮ください
24時間以内に
52人が見ています!
電話で聞く場合はこちら 050-3171-3544

掲載情報について

施設の情報
施設の情報は、株式会社LITALICOの独自収集情報、都道府県の公開情報、施設からの情報提供に基づくものです。株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設の利用を推奨するものではありません。ご利用の際は必要に応じて各施設にお問い合わせください。施設の情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。


利用者の声
利用者の声は、施設と関わりをもった第三者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。 「やらせ」は発見次第厳重に対処します。


施設カテゴリ
施設のカテゴリについては、児童発達支援事業所、放課後等デイサービス、その他発達支援施設の3つのカテゴリを取り扱っており、児童発達支援事業所については、地域の児童発達支援センターと児童発達支援事業の両方を掲載しております。