こんにちは！保育士のたくまです。突然ですが、子どもの頃にやった「靴飛ばし」、覚えていますか？私はたくさんやりました。




ブランコに乗りながら勢いをつけて、とれだけ遠くに飛ばせるか友達と競ってましたね。時々、木に引っかかって、長い木の枝を使って落とすっていうのをやってました。なかなかなか落ちなくてヒヤヒヤしたけど、それがまた妙にスリリングで楽しかったな〜😄




実はこの「靴飛ばし」がユリシスの公園遊びの密かなブームになっていまして（親御さんの前ではあまり大きな声では言えませんが😅）。子ども時代を思い出し、懐かしい気持ちに浸っています。




実はこの靴飛ばし、ただの遊びのようでいて、子どもの体づくりにとても良い効果があるってご存知ですか？




運動療育の視点で見ると、その効果はとても大きくて。今日はその秘密を、保護者の皆さまと共有したいと思います。




靴を遠くへ飛ばそうとすると、自然と足を振り上げたり、踏ん張ったりします。これは体幹で身体を支える練習になっていて、姿勢保持や座って学習する力にもつながっていきます。




特に発達に凹凸のあるお子さんは、体幹が弱めのことも多いため、遊びの中でここが鍛えられるのは大きなメリットではないでしょうか。




靴飛ばしは、結果が目に見えてわかりやすい遊びです。「もっと遠くまで飛ばしたい！」という気持ちが自然に生まれ、挑戦する楽しさを知るきっかけになります。できた時の達成感は、自己肯定感にもつながっていくのでまさに良いことづくめ。




靴がどのくらい飛ぶかを予測したり、踏み込みの力を調整したりすることで、距離感や力加減（プラニング・感覚調整）を学ぶこともできます。




特に、力の入れすぎ・弱すぎで遊びづらさがある子にとっては、靴という軽いアイテムを使うことで、安全に力加減を身につけられますよ。




靴飛ばしは、うまさではなく、お子さんが「やってみたい！」「もう一回やる！」と楽しめているかどうかが一番大切。




遊びながらこれだけの力が身につくなんて、ちょっと意外ですよね。たかが靴飛ばし、されど靴飛ばしです！