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夕方から翌朝までノンストップ!過剰睡眠の捉え方って?

こんにちは!保育士のたくまです。12月も気づけば既に半ば。忙しない日々を過ごしているうちに、あっという間に年を越しそうな勢いです。




さてさて、そんな中、とある保護者さまからこんなご相談を頂きました。




「ここ最近、夕方、家に帰ってくると横になることが多く、そのまま起きることなく朝までぐっすりと寝てしまうことが多いんです。過剰睡眠?どう捉えたらいいでしょうか?親ができることってありますか?」




相談者のお子さまは自閉スペクトラム症の6歳(小1)。好きなアニメの話ならどれだけ話しても話足りないほどの大のお話好き。学校は普通級で、これまでお友達と目立ったトラブルはありません。真面目で繊細な頑張り屋さんタイプです。




自閉スペクトラム症のお子さまは、疲れやすくて結果として過剰に眠ってしまうことは、よく見られる特徴ですね。




ご相談者のお子さまは真面目な性格なので、小学校で頑張って周りに合わせていると考えられるので、頭の中は常にフル回転。




聞けば、今は園の行事が立て込んでいて、イレギュラーなタイムスケジュールが続いているそうです。そうなるといつもより神経を使うので、より疲れが溜まっていると考えられます。




このお子さまの場合は自律神経がずっと「ON」になった状態なので、お家に帰ると一気に「OFF」になり、まるで電池が切れたように眠ってしまうんじゃないでしょうか。




「疲れやすい」というのが、このお子さまの特徴だと思うので、まずはそのことを周りが理解してあげることが大事かなと思います。




ただ、過剰に眠ってしまうということは、日中はほとんど「ON」の状態ということなので、起きている間に「脳の疲れ」を少しずつ減らすことを意識するといいかもしれません。





例えばお家では、テレビやタブレット、スマホを使わない時間を作ったり、間接証明をつけて光の刺激を減らしたり。スヌーズレンという五感に心地よい刺激を与える環境で、リラクゼーションを促す活動も効果的です。





園ではこまめに休憩の時間を取り入れてもらったり、1人で休めるカームダウンスペースなどの活用を促してもらうなどの配慮があると嬉しいですよね。活動と活動の合間にゴロゴロして、少し休憩を挟んだりするのもいいですね。




また、眠りの質を上げるために、就寝前は興奮しない時間を作ることも効果的。





スマホやタブレットを控えたり、照明を落としたり、優しい音楽やオルゴールを聴いたりなど。




あとは朝起きたら、朝の光をめいっぱい浴びるのも効果的。体内時計がリセットされて、睡眠ホルモン(メラトニン)がたくさん分泌されて夜ぐっすり眠れます。




とにかく、疲れている時は無理せず休ませてあげることが一番。ゆっくり休んで充電したら、また明日も元気いっぱい過ごせるんじゃないでしょうか。
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