本日の活動では、「じゃんけんシャトルラン」に取り組みました。
じゃんけんシャトルランは、楽しみながら身体を動かすだけでなく、「見て・考えて・判断して・動く」という一連の力を育てる、コーディネーショントレーニングの要素を取り入れた活動です。
じゃんけんの結果を見て、「勝った」「負けた」を判断し、すぐに走り出すことで、合図や状況に素早く反応する「反応能力」を養います。また、勝敗によって走る方向が変わるため、その場の状況に合わせて身体の動きを素早く切り替える「変換能力」**も自然と使われます。
さらに、指定された「○」や「✕」の場所を目指して走り、決められた位置でしっかり止まることで、自分の身体と周囲の物や場所との位置関係を把握する「定位能力(空間把握能力)」にも働きかけます。走る速さだけではなく、「どこへ向かうのか」「どのくらいの距離があるのか」「どのタイミングで止まるのか」といった複数の情報を瞬時に処理しながら身体を動かすことがポイントです。
子どもの時期は、さまざまな動きを経験しながら神経系が大きく発達していく大切な時期です。そのため、単純な動きを繰り返すだけでなく、今回のように「見る・判断する・動く」を組み合わせた遊びを経験することは、将来のさまざまな運動につながる身体の使い方を身につけるうえでも大切です。
初めのうちは、「勝ったからこっちへ走る」「負けたから反対側へ行く」と一つひとつ考えながら動いていても、繰り返し経験することで、次第に判断と身体の動きがスムーズにつながっていきます。こうした経験の積み重ねが、状況に応じて素早く身体を動かす力や、運動をコントロールする力につながっていきます。
また、活動の中では運動面だけでなく、ルールを理解して守ること、順番を待つこと、友だちの頑張りを応援することなど、集団活動に必要な社会性やコミュニケーションについても経験することができました。
「じゃんけん」という身近な遊びに運動を組み合わせることで、子どもたちが楽しみながら夢中になって身体を動かし、判断力・反応力・空間把握力などを総合的に育むことのできる、笑顔いっぱいの充実した活動となりました。